2012年7月アーカイブ

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あなたは何者ですか?


...と問われてあなたはすぐに自信を持って即答できますか?


即答できる人とできない人で人生は大きく変わると僕は思ってます。
もちろん僕は前者でありたい。

人生の多くは「なんとなく」で構成されているとは思うけれども、
明確にしておくべき「核」というものはある。
その「核」がその人自身を幸せにするものだと僕は思う。


公民館の主事さんから、


「遊子川地域をA4一枚程度で紹介するビラがほしい」


との要望がありました。

これだけ遊子川の魅力を発掘し、アピールする立場に居ながら、
まだありませんでした。


...というわけでつくってみたのですが、
要点を簡潔に分かりやすくまとめる、というのはけっこう難しいなあ。



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さて、これはなんのカタチでしょうか?

実はこれは遊子川地区の境界線です。
つまり、これが遊子川の「かたち」。

遊子川に長く住んでいる人でも、遊子川がどんなカタチをしているか、
正確には把握してないのではないでしょうか。


地域の「未来」を良くするためには、地域の「今」を知らなくてはならない。
地域の生活については僕のような「風の人」ではなく、
「土の人」のほうが断然よく知っているのはいうまでもありません。
しかし、「地域を知る」ということは、地元民の中だけで完結するものではありません。
地域の人が知ってることを、地域外の人も知っている。
地域の情報を地域の内外で共有できている。
それが本当に「地域を知る」ということではないでしょうか。
それは頭の中のイメージを頭の外の「社会」と共有することにほかならない。


「大切なものは目に見えないのだから、カタチに囚われるな。」


僕はこの言葉が大嫌いです。
そのままでは目に見えないから、目に見える「カタチ」にすることが重要だと思うから。
安易にカタチにしてしまうことが問題なのであって、
カタチそのものはとても大切なものだと自分は思ってます。

魂を込めて創りあげられたカタチは美しい。



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暑い夏がやってきました。

夏と冬のどちらが好きかと聞かれれば、迷わず冬と答えます。
海と山のどちらが好きかと聞かれれば、迷わず山と答えます。

だから遊子川に来たのに。


愛護班のわくわく体験活動に行ってきました。

去年は遠出して四国中央市に行って、紙漉き体験しながら山でキャンプ、
というスタイルから一転して今年は市内明浜地区のシーサイドサンパーク(きゃんぱ)
でがっつりシーサイドキャンプ。

海に行く、ということで、海が苦手な自分としてはパスしたかったのですが、
愛護班の活動でありながら、イベントの準備、取り仕切りは実質公民館なので、
選択の余地なく参加メンバーに加えられてしまいました。


当日は思いっきり夏日。

ハードな週末が待っていました。



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県主催の地域づくり実践セミナーに行ってきました。

自分がとくに行きたかったわけではなく、
なかば業務命令で内容もよく分からないまま、会場である内子座へ。
内子座は本来歌舞伎劇場なのですが、そこを講演会場として使ってました。
粋な演出ではありますが、人数詰め込みすぎ。
2時間半座りっぱなしてたらお尻がめっちゃ痛くなったよ。


セミナーは基調講演と新ふるさとづくり総合支援事業補助の事例発表の二本立て。

基調講演の講演者は、東京農業大学教授の木村俊昭氏。
国が定める地域活性化伝道師でその筋ではかなり有名な方だそうですが、
僕は勉強不足でまったく知りませんでした。


地域おこし協力隊としてのこの一年間の活動で、
地域づくりは知識や手法として学ぶものではなく、
感動を体験・共有することで地域住民を「その気にさせる」ものだと自分では思ってます。

このような講演を聞いて、ただ自分の中で消化するだけではなんの成果も上がらない。
知識としてただ伝えるだけでも不十分。
感動を伝え、少しでも共感してもらいたい。

だから僕は拙い文章とイメージに自分の想い(感動)を込めて記録する。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第4回2日目。


一日目と同じく場所は内子の川登筏の里交流センター「いかだや」。
一日目はフィールドワークでしたが、二日目は座学中心でした。

午前中は笠松先生による「地元学実践による農山漁村の再生」、
午後はプロジェクト研究の検討でした。

笠松先生はこの講座の事務方として毎回お世話になっているのですが、
それがすっかり板についていて、先生であることが意識から遠のいていましたが、
今回の講座で立派な先生であることがあらためて証明されました。


全国の農山漁村は貧困にあえいでいる。
極端に言えば、多くの村落が近い将来消滅の危機に瀕している。
中には勝ち組の農山漁村もあるけれど、ほんの僅かではないだろうか。
20世紀の都市型社会のツケが軒並み田舎へのしわ寄せとなっている。

かつてはムラ社会で400年もの長きにわたり栄えた時代があった。
今こそ、田舎の良さを見出し、再生を図らなければこの国はだめになる気がする。


僕たちに必要なのは、世界を広くすることではなく、視野を広くすることである。
規模を大きくすることではなく、適度なスケールを保つことである。
厳しい自然を隔離して生きることではなく、そのなかで生き抜く術を学ぶことである。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第4回1日目。

今回の開催場所は二日間とも内子。
遊子川からは肱川経由で40分程度で行けちゃうので助かります。
基本宿泊付きのプログラムですが、
経済的に余裕がないため、宿泊はパスしました。

今回はフィールドワーク主体であちこち移動しました。


龍宮茶屋→お山の学校ながた→エコファームうちこ→いかだや


内子は松山へ行く道中なのでしょっちゅう通りますが、
今回はじめて知るところばかり。

新しい発見は決して遠いところにばかりあるわけじゃない。
近すぎるがゆえに見落としてしまうものもある。



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ユスモクでは、主に地域内の間伐材を収集、加工して木工作品を作ろうとしております。

まずは間伐材を木工所に集め、間伐材の皮を剥ぎ、ある程度乾燥させた後、
製材工程に入るわけですが、ユスモク自体は現状それほど大がかりな製材装置を持ってないので、
どこか外で製材してもらう必要があります。

最初は近くの森林組合で製材してもらう予定でしたが、
どうせなら地域内で完結させたい、ということもあり、
個人で製材をしているところへ持って行って製材してもらうことになりました。

個人といってもそのこだわりは半端無く、
およそ本業とは別に片手間でやっているとは思えないほど本格的な製材所。
これも立派な地域のリソースですよね。


魅力は探せばある。
探さないからなにも見つからないのだ。



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もりあげ隊の会報第三号が刷り上がりました!


遊子川地域活性化プロジェクト「遊子川もりあげ隊」では、
会の活動を地域住民に広くアピールするために年に二回発行しております。

去年から発行を開始して、はや三号。

去年は市の輪転機で印刷していたのですが、
いかんせんクオリティがそれほど良くないので、
せっかくの表紙の写真の良さが活きない。

...ということで今号から予算をとって印刷会社に発注することにしました。


第三号の表紙は雨包山のツルアジサイにしてみました。



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大三島を堪能した夜。

地元の若者グループ「新泉組」が7月の誕生会を開催してくれました。
そう、僕は7月生まれなのです。

主賓なのに1時間半ほど遅れて到着。
しかしイイ感じで盛り上がってました。

去年は7月生まれは僕だけだったのですが、
今年から若い女の子が新しく入って、二人になりました。
まあオッサン一人祝うより、若い娘を祝うほうが盛り上がるよね!
良かった、良かった。


遊子川では比較的上の世代が地域を引っ張っていってる感があります。
若者たちは少ないながらも元気に過ごしていますが、
まだまだ地域おこしは親まかせ、的なところがあるように僕には見えます。

内心では若者たちにもっと地域おこしに興味を持ってほしい、と思ってますが、
僕はそれをクドクド言ったりはしません。
自分の経験からして、
この世代においては他人から指図されるのはあまりいい気がしないものです。
それがたとえどんなに正論であったとしても。


若者を動かすのは言葉ではなく、感動だと思う。
若いうちにたくさん感動してほしい。
故郷の良さに感動してほしい。
それが故郷を愛する気持ちになるし、その気持が地域を活性化させる原動力になる。

感動創造が僕のお仕事の一つでもあると思うのです。



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これまでの大三島の記事中で載せなかったけど、
やはりブログに載っけておきたい写真をいくつか。

まずは多々羅大橋そばのヘリコプター。

なぜこんなところに置いてあるのか分からないけど。
一応教材用みたいですが。



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生口島周遊翌日。

島を渡って大三島へ。

大三島にある五つの美術館巡り。

...の前にまずは大三島といえば大山祇神社!


厄年だし、しっかり厄を払っておきたいと思います!

...ここが厄除神社かどうかはよく知らないけど^^;


昨日泊まった宿のご主人から、
大山祇神社の近くに伯方の塩の工場見学を教えてくれたので、
そこも行ってきました。


いろいろあって面白い、大三島!
魅力の詰まった島だね。



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7月12日・13日で開催された愛媛県地域おこし協力隊意見交換会に行ってきました。
愛媛地域政策研究センター(ECPR)主催。

去年は伊予市と西予市だけでした。
伊予市2名+西予市4名+各市の地域係担当職員とずいぶんと小ぢんまりだったの対し、
今年は上島町、今治市が加わり、また県や総務省の職員さんも来ていて、
ずいぶん賑やかになりました。

でもまだまだ。
東北では隊員が自主的に交流会を開いています。
誰かが開くから行く、という受身の姿勢ではまだまだ。


今年の会場は上島町。
瀬戸内海に浮かぶ25の島(うち人が住んでいるのは五つ)から成る町。
もちろん僕は愛媛に来るまでは上島町の存在すら知りませんでした。
尾道市は因島の目と鼻の先にあることも。

上島町へ行くには今治からしまなみ海道で因島まで行って、
そこからフェリーで渡ります。
つまり地続きでは行けないんですね。
しかも一度広島県に入らなければならない。
愛媛よりは広島の生活圏に馴染んでいる。

さぞかし秘境なんだろうなあ...

...と妄想を膨らませながらフェリーから降りて上陸してみたら。


目の前に広がるのは近代的な町でした。



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【四国西予ジオパークロゴその2(あくまで個人的な素案)】


ジオパークの講演を聴きに宇和の愛媛県歴史文化博物館(歴博)へ行ってきました。

黒瀬川構造帯という貴重な地質を有している、ということで、
西予市では地域化活性化対策の一つとして、ジオパーク推進室を設置して
日本ジオパーク認定を目指しております。

今回は、講師に日本ジオパーク委員会事務局の方と、
昨年四国ではじめて世界ジオパークに認定された室戸ジオパークの専門員による講演で、
ジオパークの基礎と現場の両面からの解説でジオパークに対する理解を深めることができました。

正直なところ世間のジオパークに対する認知度・理解度はまだまだ低い。
世界ジオパークネットワークはユネスコ支援に元順調に発展しており、
そのうちユネスコの正式機関となる日も近い、と言われているようですが、
世界遺産に比べるとまだまだこれから、という段階。

ジオパーク認定を受けたからといって劇的に何かが変わる、というものではなく、
認定向けて地域が一丸となって取り組むことに意味がありそうです。


ジオパークは場所ではなく、場所の特性を活かした「人の活動」に対して評価されるものだから。



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もりあげ隊のサイトでも告知してますが。


遊子川もりあげ隊では、今年も盆踊り大会時に写真展「思い出の写真館」を開催します。
今年は展示する写真を一般公募することにしました。
在りし日の遊子川の魅力をアピールする素敵な写真をお待ちしています!

大学時代にけっこう展示はやっていたものの、
やはり苦手意識があるせいか、なかなか魅力ある展示というものを実現するのが難しい。
それでも前回の経験を元に、一歩一歩改善していく。
そうやってだんだんと良い展示にしていきたい。

展示写真を一般公募することの他に今回は遊子川の「今」の写真も展示しようと思ってます。
今の遊子川もやがては思い出になるのであれば、「思い出の写真館」に展示してもいいのではないか。

昔から現在までの流れで展示できればそれはそれで良い展示になる気がするのです。



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「...まさにエデンの園だったな。うん、あの場所の魔法のような美しさを、ぜひ君にも見せてやりたいものだ。この世から完全に隔離されていて、頭上には青い空、周囲にはうっそうとした木また木だ。色彩の宴だな。芳にして涼。言葉では、あの天国を言い表せん。そんな場所にあいつは住んでいた。世界のことを忘れ、世界からも忘れられ、ひっそりと住んでいた...」(モーム『月と六ペンス』)


早いもので2012年も半分が過ぎ、7月に入って初日。

昨年に引き続き、もりあげ隊環境部主催で雨包山の清掃活動を行いました。

雨包山のツルアジサイ・ヤマアジサイをアピールするために、
これらの群生地周辺を草刈り、手入れをするもの。

去年ももりあげ隊の呼びかけで地域の主たる人員に声がけして実施ました。
去年は50人くらい集まったのですが、今年は30人程度と減ってしまいました。

僕みたいに他所から来た人間にしてみれば、普通に雨包山を遊子川の基調な地域資源、
と普通に認識するのですが、長年この地で暮らす人たちにすればそうでもないみたいです。

木の価値自体が長年かけてどんどん目減りしていったことで、
山そのものへの価値認識が薄れていった。
見ていてただ美しい、というだけでは普遍的に価値を認識し続けるのは難しい。
だからユスモクのように木の価値を再認識させるための活動に意味があると思うのです。


素晴らしい場所を素晴らしい場所にしておくためには、
誰かがその場所を素晴らしい、と言い続けなければならない。
そこに人が接し続けるのならば。



ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
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広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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