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2012年6月25日

地域マネジメントスキル修得講座【第3回-1】

地域おこし活動

pr_presen00.jpg


愛媛大学農学部地域マネジメントスキル修得講座第三回一日目。

テーマは「地域・商品デザイン論」。

午前中は講義、午後は各自でPRしたいものを5〜6分でプレゼンでした。
講師は地元愛媛で活動されているグラフィックデザイナーの山内敏功先生。
内子の道の駅「フレッシュパークKARARI(からり)」のデザインをされた方です。

去年美大のデザイン学科を卒業した自分にしてみれば、
親しみやすいテーマであり、好きなテーマであり、興味のつきないテーマである。
美大時代にさんざん考えた「デザインとは?」という問いは今もなお、
僕の中にいつもある。


今回はとくに「売れるデザイン」について考えさせられること大でした。
賞を取るデザインがいいのか、売れるデザインがいいのか。
賛否両論でしょうが、両方満足するのが一番なのは言うまでもなく。

消費行動のプロセスに関する法則。
これまでは、
Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)
というアイドマ(AIDMA)の法則で消費行動が進んでいたものが、
IT技術の進化にともなって、
Attention(注意)→Interest(興味)→Search(調査)→Action(行動)→Share(共有)
というアイサス(AISAS)の法則に変化してきた。

欲求が調査(検索)に置き換わり、行動の後に共有というプロセスが入る。
ホームページとかSNSによるコミュニケーションがもたらした新しい消費行動の形態。
この変化を認識した商品開発をしなければならない。

また、良い商品を作るには、良いデザインと同時に良いデザイニスト(クライアント)に
恵まれなければならない。
特にデザインの意識が薄い田舎においては「デザイニスト」という意識は重要。


モノが売れるための3つの条件。
「モノが良いこと」「モノに関わる人が良いこと」「モノに関わるデザインが良いこと」

イイものを作るための「カン・カラ・コ・モ・デ・ケ・ア」。
「感動」「色合(カラー)」「今日性」「物語性」「データ」「決心」「明るさ」


やっぱり田舎にもデザインが必要だ。
それを確信できたことが今回の一番の収穫かな。




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さて、午後からの個々にPRしたいものの発表。

僕は当然ユスモクです。


地域に新しく整備される木工所。
普通は木工所をアピールするのではなく、木工所で作った製品をアピールするもの。
もちろん、ユスモクでも将来的にはユスモクで作ったモノをアピールしていきたい。
が、まだ整備段階で制作に入れてない。

ユスモクは、地域活性化を目的として、地域でつくる場所。
まずは何よりもその出発点が大事なのです。
だからユスモクという場所のアピールがとても大事。

遊子川は豊かな森林に囲まれた峡谷の集落です。

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これからの季節はツルアジサイ、ヤマアジサイが見頃です。

pr_presen06a.jpg


遊子川の美しい自然から、遊子川の地域づくり組織のロゴをデザインしました。

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ユスモク予定地。

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地域にアピールするためのイメージ作り。

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木工所のアウトラインをイラスト化。
背景を真っ白にして、ゼロからのスタートを想起させる。


遊子川住民に配布予定のビラ(素案)。

pr_presen10.jpg


ユスモクで作ったものに刻印する焼印。

pr_presen11.jpg

シンプルですが10案ほど素案を作成してFacebookの投票機能を使って、
第三者の意見調査を実施、上記のものに落ち着きました。
左側のマークは遊子川の伝統技能「七鹿踊り」の鹿面と、遊子川のイニシャルである「Y」、
さらに大地から木がたくましく生える様子を盛り込みました。

nanashika_fourdeer.jpg
【七鹿踊り】


木工所の機能だけでは、木工に興味ある人しかユスモクには来ない。
「地域活性化」がユスモクのスタート地点なので、地域の人が立ち寄る場所にしたい。
人々が交流できる場所にしたい。
例えば石窯を設置してピザを焼く、みたいな。

ishigamaillust.jpg
【石窯のイメージ】


何を作るかは現在検討中ですが、美大時代の造形検討をベースに制作予定。

kenpi_presen11.jpg
【美大時代の作品】

模型で造形検討。

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...ここでタイムアップ。
まあ、伝えたいことは伝えたのでよし。


参考材料。

eu_presen29.jpg

高知県馬路村の木製バッグ
木材自身の品質のみに頼らず、加工技術を工夫し、表現の幅を拡げることで、
様々なデザインを取り入れ、新たな魅力を創出している。

ユスモクでは造形の構成をユニークなものとして、そこから独自の木工品をつくっていきたい。


デザインって結局PR活動にほかならない気がします。
問題解決とか、魅力の抽出とかいろいろ言い方はあるかもしれないけど、
どんな良いものがあっても、それが相手に伝わらなければその良さはないのも同じ。



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ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
aikiboy
広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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