2012年6月アーカイブ

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【ユスモク予定地】


以前「ユスモク記念日」という記事を書きました。

それはユスモクの予定地として使われなくなった保育所を使うことを、
行政が理解してくれ、物置きと化していた場所を使用許可を得るために、
中に置いていたものをみんなで真冬の中、汗を流して移動した日でした。

...それからおよそ5ヶ月。

首を長くして心待ちしていた使用許可が下りました!

これで保育所として使われていた場所を木工所として使うための工事、
電気工事、機械の設置などの具体的な整備に入れます。

だから6月29日はユスモク第二の記念日。


...これからいくつ記念日ができるのだろう。



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【表】


名刺を新調しました。
家のプリンタが壊れて使えなくなったので、
今回はもりあげ隊のポスターやカレンダー作成でお世話になった印刷会社に発注しました。

ちなみに前回までのデザインはこちら

新しい名刺は前回とはガラっと変えて、ユスモクを全面に押し出したものにしました。
これからの活動の中核になるものですし。

木工ということで木色のブラウンを基調としたシンプルなスリートーンデザインにしました。
前は付けていた顔写真もとっちゃいました。
個人の売り込みよりも、ユスモクを強調したかったので。

正確にはユスモクのロゴはまだ正式なものではないのだけれど、
まあ作っちゃったから、的なノリで押しきりたいと思いますw

あー、早く制作活動スタートさせたい!



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講演を聴きに双海町地域事務所へ行ってきました。

まちづくり学校「双海人(ふたみんちゅ)」主催のまちづくり講演会です。
双海町ではこの4月に地域おこし協力隊を中心にまちづくりを学ぶ組織が立ち上がり、
活発に活動を開始しているみたいです。
同じ地域おこし協力隊として、常に良い刺激をもらっています。


テーマは今話題のソーシャルビジネス(SB)、コミュニティビジネス(CB)について、
事例を交えながら解説、地域活性化にどのように活かしていくか、を学びました。
僕がこの講演会を聞きに行った一番の目的は、
自分自身の任期終了後の身の振り方の参考にすること。

行政のまちづくり担当の間でももてはやされているSB、CBですが、
僕自身は行政主導でやるもんではない、と思っています。
どんなに学んでも、結局行政自身はビジネスができない立場なのだから。
ビジネス支援という立場にいるとしても、ビジネス感覚のない人間がやるべきではない。
そうは言っても、実際やる人がいないから、やむを得ず行政が介入しているわけですが。

講演は豊富な事例紹介により、とても参考になったのですが、
ちょっと詰め込みすぎのように感じました。
SB、CBの良さをたくさん伝えたい、という想いは分かるのですが、文字が多すぎ。
本資料と参考資料の章番の整合性がない。
発表スライドが配布しているものとしていないものが混ざっているのも少し混乱しました。
講師の方を批判したいのではなく、こういう表現の仕方、アピールの仕方という部分で
デザインってあらためて大事だなあ、と思った次第です。


地域活性化にビジネスは確かに必須な条件だと思います。
しかし、そのあまりの重要さゆえに、ビジネスさえ上手く展開できれば地域活性化できる、
ほかは何もしなくともよい、という風潮が蔓延しているような気がしなくもない。
そこに僕は懸念を感じるし、その前に地域意識というものを育てる必要がある、とも思う。



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【遊子川の水田】


愛媛大学農学部地域マネジメントスキル修得講座第三回二日目。

午前中は講義、テーマは「現代日本の農業政策」。
講師は農水省に30年勤め、愛大で10年ほど教鞭をとっているという大隈満先生。

最初は、とっつきにくくて分かりにくい内容そうだなあ...
と思っていたら、意外にも面白くて分かりやすい。

僕自身は農業の経験はほとんどなく、
実家も祖父が趣味で野菜作りをしていた程度なので、ほとんど縁もなく。
農業素人な人間には大変勉強になりました。


僕はこれから農業で仕事をしていく、ということはあまり考えていません。
働く意味を深く考えてなかったにせよ、自分は二次産業の世界で仕事をしてきたし、
ジャンルとスケールをがらりと変えるにせよ、これからも「ものづくり」で
生きていきたいと考えています。

ただ「自分が食べるものを自分で作る」ことに関しては興味があります。
食べ物はお金を払って空から降ってくるのではなく、
苦労して人が育て、加工して作られているのです。
そのことを多くの現代人はあまりにも意識しなさすぎる。
だから平気で大量のゴミを出し、そのゴミで自らが苦しむような社会になってしまった。
...そんなふうに思えてならない。



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愛媛大学農学部地域マネジメントスキル修得講座第三回一日目。

テーマは「地域・商品デザイン論」。

午前中は講義、午後は各自でPRしたいものを5〜6分でプレゼンでした。
講師は地元愛媛で活動されているグラフィックデザイナーの山内敏功先生。
内子の道の駅「フレッシュパークKARARI(からり)」のデザインをされた方です。

去年美大のデザイン学科を卒業した自分にしてみれば、
親しみやすいテーマであり、好きなテーマであり、興味のつきないテーマである。
美大時代にさんざん考えた「デザインとは?」という問いは今もなお、
僕の中にいつもある。


今回はとくに「売れるデザイン」について考えさせられること大でした。
賞を取るデザインがいいのか、売れるデザインがいいのか。
賛否両論でしょうが、両方満足するのが一番なのは言うまでもなく。

消費行動のプロセスに関する法則。
これまでは、
Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)
というアイドマ(AIDMA)の法則で消費行動が進んでいたものが、
IT技術の進化にともなって、
Attention(注意)→Interest(興味)→Search(調査)→Action(行動)→Share(共有)
というアイサス(AISAS)の法則に変化してきた。

欲求が調査(検索)に置き換わり、行動の後に共有というプロセスが入る。
ホームページとかSNSによるコミュニケーションがもたらした新しい消費行動の形態。
この変化を認識した商品開発をしなければならない。

また、良い商品を作るには、良いデザインと同時に良いデザイニスト(クライアント)に
恵まれなければならない。
特にデザインの意識が薄い田舎においては「デザイニスト」という意識は重要。


モノが売れるための3つの条件。
「モノが良いこと」「モノに関わる人が良いこと」「モノに関わるデザインが良いこと」

イイものを作るための「カン・カラ・コ・モ・デ・ケ・ア」。
「感動」「色合(カラー)」「今日性」「物語性」「データ」「決心」「明るさ」


やっぱり田舎にもデザインが必要だ。
それを確信できたことが今回の一番の収穫かな。



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  遊子川もりあげ隊


今年の2月より遊子川もりあげ隊のオフィシャルサイトがオープンしてます。

このブログはあくまで個人の記録。
どんなに僕が遊子川について知らなくて、遊子川を客観視できたとしても、
それは一方向からの単一的な、一側面的な記録に過ぎない。

本当の情報発信とは、多面的な地域の魅力を地域の意志によって発信すること。
このブログとオフィシャルサイトとの違いはそこにあります。
その違いを僕だけでなく、地域住民、しかも地域おこし活動の中枢にいる人間が
理解してくれていることが、都会に比べてITの価値理解が遅れている田舎での
IT活用に希望が持てる。


都会の真似ではなく、田舎ならではのIT活用ができたらいいなと思います。

Googleだの、Facebookだの、どんなにIT技術が進化しても、
あくまでそれは副次的なものだと思う。
人間の構成原子が有機体である以上、別の有機体を摂取して生きている以上、
そして人間が自然の一員である以上、食は根源的なものである。


食を作ることがパソコンが出来ることよりも軽んじられるようなことがあってはならない。
たとえどんなに人間が進化しても。



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石窯作りの勉強会をする、ということで宇和町の田之筋公民館へ行ってきました。


ユスモクで一番やりたいことは、当然木工による木材の価値の再発掘です。
整備しようとしている木工所も一番の目的は「木材を加工する」ことです。
ただ、「木材を加工する」ことだけに専念してしまうと、
その場所は単に文字通り木材を加工するだけの場所になってしまい、
そういう場所は個人所有のものではありますが、遊子川の中にもいくつかあります。
いかに新しく整備する場所を「地域みんなで共有する場所」にするか、
それが大事なポイントになります。

まだ僕個人の構想段階ではありますが、
ユスモクを木工所としての機能を持たせるのと同時に、
コミュニティスペースとしての機能も持たせる。
要は「みんなが集まれる場所」としたいのです。

その手段として興味があるのが石窯です。
過去に2回、手づくりの石窯でピザ焼き体験する場に行かせていただきました。
僕自身はどちらかと言えばインドア人間ですが、
それでも遠赤外線でじっくり焼かれたアツアツのピザをみんなで食べるのは楽しい。
石窯一つあるだけで、そこは魅力を創出する場になる。

...ということで、ユスモクにも石窯を置いてみたいなあ、
と漠然と思っているのですが。



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遊子川もりあげ隊環境部の取り組みとして、「特産品開発」があります。

地域の特産品開発は、地域おこしの手法としては最もメジャーどころなのではないでしょうか。

地域で作ったものの価値が認められ、売れる。
経済効果はもちろん、地域の価値が分かりやすい「形」として認識されるから。

しかしもりあげ隊では、これまで特産品の開発に関してどこか後手に回っていました。
地域美化や防災対策などが優先され、経済復興については後回しでした。
それはたぶん、地域活性化活動が、これまでの地域活動の延長、
つまり「ボランティア」という意識でされていたからだと思います。

でも、それは単純に段階の問題であって、別段悪いことだとは思いません。
良くないのは、きちんと下地もできあがっていないうちに急激に事を急ぐこと。
地域おこしには時間がかかるのです。

ボランティアとは強者が弱者を助けること。
自分ではどうにもならないことを、他者に助けてもらう。
補助金なり、外部アドバイザーなり、最初はそれらにすがるのもアリだと思う。
しかし、地域おこしの本質はボランティアではない。
その本質は「自分のことは自分で何とかする」という自主自立の精神にあると思う。
そういう精神を育てることにあると思う。
だから地域おこしには時間がかかる。


しかし、遊子川は着実に成長している。
最近のもりあげ隊の活動でのみんなの口癖は「ボランティアではいけん」。
そしてついに、もりあげ隊でも今年度より特産品開発に着手することになりました。

微力ながらあせらずじっくり、この芽を育てたい。



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老人クラブの一日研修にドタキャン補充で連れて行っていただきました。

坊っちゃん劇場のミュージカル「幕末ガール」。

実は観劇、とくにミュージカルはどちらかといえば苦手で、
これまで一度しか見に行ったことがありませんでした。

シーボルトの娘で、日本初の女医として活躍した楠本イネを題材にした劇、
ということで勉強がてら程度の気持ちで見に行ったのですが...


めっちゃ良かった!
感動した!
涙腺が何度も緩みそうになった。

昔は劇中で歌いだすことにすごく違和感を感じたものだけど、
今回はそうでもなかった。
ミュージカルとはそういうものだ、という意識があれば、
まあ、あれはあれで良いものだと思えるようになっていた。

年をとった、ということなのだろうか。
はたまた人間的に成長してものごとへの許容度が増したのだろうか。

...自分的には後者だと信じたいものです。



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はじまりは「雨包山への登山道の写真が欲しい」という依頼からでした。

遊子川に来て一年ちょっととはいえ、すでに何度となく足を運んでいる自分にしてみれば、
迷うことなんて考えられないのですが、ほとんど足を運んだことのない人にすれば、
やはり不安なようです。
過去にも迷った、という苦情の電話が公民館に来たこともあります。


どうせなら、ということでこの際、雨包山の魅力を紹介したガイドを作ろうと思いました。

このガイドに何を載せれば良いのかはもっか思案中ですが、
まずは依頼のあった登山道のガイドを中心に素案を作ってみました。

イメージを形にする。
昔はその「形」が確固とした現実世界に定着させることができるまで、
そのイメージを関係者以外に公開することはなかった。
イメージを形にして社会に定着させるまでのノウハウは経済的価値があったから。

しかしデジタル技術の進化と共に、イメージそのものを社会に定着させることが可能になると、
イメージを形にする行為が軽視されるようになった。
いわゆるハードウェアに対するソフトウェア優先志向である。


その良し悪しを議論する気はないけれど、僕自身はその傾向があまり好きじゃない。
なぜだろう。
たぶん重力から離れて動きまわることに強い抵抗感があるのだろう。

ハードウェアの価値再興への挑戦。
それが今の僕のオープン・ソースならぬ「オープン・イメージ」思考の根幹になってる気がする。


設計段階でイメージを公開し、広く是非を問う。

...イメージから「形」への構築で勝負だ。



ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
aikiboy
広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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