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2012年4月 4日

2011年度反省&2012年度計画

地域おこし活動

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遊子川に着任したのは4月の終わりだったので、厳密にはまだ一年経ってないのですが。

着任時期に関係なく新年度は4月スタートということで、
集落応援隊(地域おこし協力隊)としての活動について、
昨年度の反省と来年度の計画をしたいと思います。


大した内容ではないですが、一応自分の3年間の活動計画を記した計画書を作成してます。
この計画書に基づいて、活動を振り返り、また今後の計画を立てたいと思います。

計画書にも記述していますが、僕の集落応援隊としての最終目標は、


  「地域住民として地域に溶け込むこと」


です。
ただ、旧来の文化ではなく、新しい文化の土壌の中に溶け込む。
どんな仕事でも、何がなんでも、ではなく、自分のやりたい仕事で溶け込む。
仕事は人間が選ぶものではなく、仕事が人間を選ぶもの、という人もいますが、
僕はそうは思わない。仕事は人間が選ぶものだ。
人は生まれながらにして世界にただ一つだけの「自分」を持っている。
その自分を活かした、世界にただ一つだけの仕事がどこかに必ずあるはずだ。
その仕事は時に辛く、迷いを生じるものかもしれないが、
最終的には人を幸せに導くものだと僕は信じている。


地域づくりには時間がかかるものだ。
たとえどんなに優秀だとしても、地域のことをろくに知らない人間が一人都会から来たとて、
すぐにどうなるものでもない。
ましてや僕は優秀な人間ではない。

そんな自分がまずできることは、地域内で「自立」すること。
自分の道で。
自立できれば継続して地域づくりに参加できるし、
田舎に来ようと望んでいる人たちへの一助となることもできると思う。


今年は「動く」。
自立するために。




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今年度の反省と来年度の計画。
役場へ提出した報告書をベースに以下に記します。


2011年度せいよ集落応援隊遊子川地区活動報告

2012年3月29日 せいよ集落応援隊 遊子川地区担当 檜垣忠雄


本報告は別紙に定める集落応援隊活動計画書に基き活動した結果を報告するものである。

1.主な活動内容

 1−1.遊子川地域活性化プロジェクト「遊子川もりあげ隊」の活動への参加
  1−1−1.5つの部会すべての役員として会合及び活動に参加
  1−1−2.企画調整部事務局運営
  1−1−3.デザインスキルを生かしたアピールグッズの作成
       (ロゴマーク、封筒スタッフウェアポスターカレンダーの制作)
  1−1−4.環境部役員としてもりあげ隊ホームページの制作
  1−1−5.環境部役員として特産品開発として地域木材活用事業を提案、
       県費補助獲得のためのプレゼン参加、事業推進

 1−2.公民館活動参加
  1−2−1.愛護班活動の運営補助(キャンプスキー
  1−2−2.放課後学外教育活動「よりみちクラブ」運営協力
  1−2−3.盆踊り運動会城川オリンピックなどの地域行事運営協力
  1−2−4.講演活動(公民館職員研修会及び遊子川地区社会教育セミナーにて講演)

 1−3.地域行事参加(主なもの)
  1−3−1.秋祭り(七鹿踊り)楽念仏などの祭事取材
  1−3−2.地区清掃活動
  1−3−3.警察による小学校への防犯教室協力など

 1−4.地域づくりスキル向上
  1−4−1.地域づくり成功事例ヒアリング
  1−4−2.地域づくりに必要と思われるスキルの修得、研修参加

 1−5.地域づくりの啓発及び周知活動
  1−5−1.視察対応(愛媛県愛南町、大分県豊後大野市)
  1−5−2.講演(西予氏宇和町明間公民館)

 1−6.本年度の目標「地域を知る」に基づく取材・記録活動
  1−6−1.(ア)~(オ)に関して取材及び記録活動、レポートをブログとして公開
       (http://tadaoh.net/yusukawa


2.出張 合計145,000円程度

 2−1.愛媛県内出張日帰り(1,000円/日) 小計:5,000円
  2−1−2.県費補助プレゼン(7月・11月の2回)
  2−1−3.南予地域づくりリーダー育成学習会(2月)
  2−1−4.トークサロン「農林水産資源の宝庫・愛媛の産業と地域づくり」(3月・松山)
  2−1−5.移住・交流学習会(3月・宇和島)

 2−2.愛媛県内宿泊(8,000円) 小計:24,000円
  2−2−1.地域おこし協力隊意見交換会(8月・伊予市佐礼谷地区)
  2−2−2.地域づくり人研修&交流会2011(11月・松山)
  2−2−3.地域おこし協力隊座談会(2月・松山)

 2−3.県外出張 小計:116,000円
  2−3−1.地域おこし協力隊研修会(9月・千葉幕張)約5万円
  2−3−2.第6回地域力創造セミナー(2月・東京)約5万円
  2−3−3.木工先進地視察(3月・高知県馬路村)16,000円


3.活動所感

 本年度は着任初年度ということもあり、「地域を知る」ことが最重要目標であり、徒にアクションを起こすのではなく、地域の一年の流れを把握することに努めました。遊子川もりあげ隊の活動参加を軸に、公民館活動及び地域行事にできるだけ参加し、取材し、記録することで地域の魅力を抽出することを心がけました。城川町の中でも特に人口や資源の乏しい遊子川地区ですが、しっかり意識して探せば、魅力は発見でき、発見するたびに自分の担当地区である遊子川を好きになっていきました。地域を好きになることが、地域づくりの第一歩だと言えると思いますが、その点において、初年度の目標はクリアできたと認識しております。また、着任前より取り組みたいと考えていた木工についても豊富な森林資源をベースに地域づくりに取り込める機会を得ることができ、県から平成23年・24年の二ヵ年で150万円の補助を獲得することができ、地域内に誰でも利用できる木工所の整備を開始することができました。これらの活動が順調に進んだ要因として、地域の魅力をただ記録するだけでなく、インターネットで公開したことが挙げられると思います。自分の取り組みたい内容について口頭で語るだけでなく、整理してレポートとして公開することで、少なからず地域の理解が得られました。地域づくりは一人では決して実現できません。都会から移住してきたばかりの土地勘のない人間であればなおさらです。いかに地域の多くの方に自分の取り組みたいことを伝え、理解を得るか。その重要性を痛感した一年でした。
 遊子川地区は地域づくり組織の拠点が地域の要である公民館にあることもあって、城川町のほかの地区に比べても活動のしやすい場所ですが、その反面、隊員の行動が公民館に限られてしまいがちであることが課題であるともいえます。これでは本当の意味で地区全体への地域づくりの周知が十分でないといえるので、今後は積極的に地域内各所に足を運ぶことを意識することが必要だと感じています。
 また、隊員の自由設定で業務を進めるにあたり必要なことは、いかに自分の強みをはっきりさせ、それを周囲に伝えて理解を得ることだと感じました。自分の専門分野はデザインなのですが、当初は田舎では当面デザインをする機会については半ばあきらめていましたが、いざ活動を開始してみると、ロゴデザインやポスターデザイン、スタッフウェアやカレンダーの作成など意外とデザインの機会が多かったのは嬉しい驚きでした。
 地域づくりスキルについてはほぼゼロの状態からのスタートだったので、できるだけこれらのスキルや成功事例を学ぶことに努めましたが、一年間経過して感じたのは、地域づくりという市場はまだまだ未成熟で、汎用的なスキルも開発されていない、ということでした。自分自身の経験を通じて自らがこれらのスキルを構築していこう、という気概も重要だと感じました。
 総じて今年一年の活動は自己評価的には満足していますが、隊員同士の連携、監督部署との連携についてはいささか疑問を感じるものがありました。集落応援隊という「隊」、すなわちチームでありながら実態は一校区につき一人であり、地元の組織との連携がスムーズに行かない場合は個人での活動になってしまい、活動の周知が十分行えていないように感じました。チームとしての地域づくりスキルの集積及び構築の意識づけが今後重要なのではないでしょうか。また、活動経費の考え方にも幾分すっきりしない点があり、優先事項の順序付けができない、といったことがありました。計画的に活動内容を決める上でも、あらかじめ予算付けのルールを明確にしておいてほしいです。


4.来年度の活動計画

 二年目はいよいよ実践の年になります。活動内容は基本的に昨年度を踏襲しますが、その比率が大きく変わることが予想されます。もりあげ隊活動、とりわけ環境部での特産品開発に相当する「地域木材有効活用事業」への比率が大きくなると思われます。木工所は今夏をめどに利用開始を目指しますが、春から夏はその整備に追われることになります。木工所開始後は作品作成のために木工所にいることが多くなります。ベースが公民館だけでなく、木工所も加わることになります。

  主なスケジュール:
  4月~8月 木工所整備
  8月~12月 制作活動
  1月~3月 イベントの実施、地域内空間作り

 地域づくりスキルに関しては、愛媛大学の地域マネジメントスキル修得講座を受講予定です。あらかじめ定期的なスケジュールが立つため、確実なスキルの修得及び他のスケジュールとの整合性が取れやすくなると思われます。
出張に関しては現時点で予定しているのは、木工の先進地である由布院の工房と、首都圏との交流事業があります。

 去年度作成した遊子川をPRするメディアの作成を今年もしていきたいと思います。

 1.カレンダー:今年度はカレンダーに掲載する写真を地域内からコンテストなどで募集予定。
 2.ポスター:できれば今年は人が入ったものを作りたい。
 3.パンフレット:馬路村視察で刺激されて。こういうのも地域をアピールするものになるかな、と。

 また昨年撮りためた写真が地域内外に好評で、これもPRするものとして活用していきたい。
 盆踊りでは写真館で昔の写真を展示しましたが、今年は遊子川の「今」も合わせて展示したい。


参考資料: 第22回遊子川地区社会教育セミナー講演資料 
→ 遊子川での一年目の活動報告及び次年度の活動予定の告知


いろいろ壁はあったけど、総じて順調だったと思います。
来年はさらに充実させていきたいと思います。



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ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
aikiboy
広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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