2012年4月アーカイブ

amss1_river.jpg


GW初日。
地域おこし協力隊着任2年目初日。

刺激的な体験でスタートすることができました!

愛媛大学農学部の地域マネジメントスキル修得講座。
社会人向けの地域づくり講座で、地域づくりに関する様々なスキルを学ぶもの。
月1回の土日開催、全12回。

その第1回の講座がはじまりました。
場所は愛媛大学演習林。
松山中心部市街地から30分ほど今治方面に向かった山の中。
受講生36名が初めて一同に介しました。
愛媛県内のみならず、香川や広島から来てる人もいてびっくり。


初日の内容はずばり、「炭作り」。

これまでの自分の人生で、バーベキューくらいにしか出会うことのなかったこの物体。
当然深く意識したこともなかったし、作りたいと思ったこともなかった。
こういう人間に興味を持たせる方法はただ一つ。
炭を好きで好きでたまらない人間に炭を語らせること。
炭の魅力を知り尽くしている人間にその魅力を語らせること。
そういう人は、好きな対象を正しく本質に結びつける。
だからそういう人の言葉は魅力を帯び、人を惹きつける。


...今回はそんな講座でした。



dogoonsen_bird.jpg


遊子川にきて一年が経ちました。
一年前の4月27日、遊子川地区の集落応援隊(地域おこし協力隊)に着任しました。

気づけばあっという間だったけど、密度の濃い一年でした。
経験することの大半が「はじめてづくし」でした。
この歳にして、こんなにもたくさんの「はじめて」を経験できる人間って、
そうそういるもんじゃないと思う。
いろいろと苦労もあったけれど、その意味では幸運で幸福な一年でした。

こういう節目だから、遊子川の美しい景色を載せるべきなんだろうけど、
すべてのはじまりは松山だったから。
折しも二年目のはじまりも松山で迎えることになったのは良い前兆なのかもしれない。


二年目は愛媛大学農学部の地域マネジメントスキル修得講座を受講します。
その第1回目の受講を前にして、1日代休をとって松山に前入り。

大風邪から復調したばかり、ということもあって、とくに何をするわけでもなく、
ゆっくり温泉に浸かって、うまいもん食べて、ぐっすり休もう、ってところ。
言ってみれば頑張った自分へのささやかなご褒美。
ああ、本当になんてささやかなんだろう。

この一年はとくに忙しかった、というよりは公私の区別があまりない仕事だけに、
楽しみながら仕事に取り組める一方で、
常に刺激を受けることでストレスがかかり、
知らず知らのうちに疲れが溜まっていったとも言える。
そこにつけこまれての大風邪、みたいな。
最後の最後に嵐がやってきて、耐え切れずダウン、みたいな。


胃が身体の中から飛び出そうなほど咳が出る日々だったけど、
病院で咳止めをもらってからは、復調に向かい、
何とか新しい学びに間に合いそうです。
病院の薬は伊達じゃないね。



yusukawamoriagetai_home.png


  遊子川もりあげ隊 | ホーム


遊子川の地域活性化組織「遊子川もりあげ隊」のオフィシャルサイトを開設しました。

実際は昨年度取り組み事業だったので、3月中には入れもの自体は完成していました。
中のコンテンツをどうするか、とか更新方法が現状未定なのですが、
それを待っているといつまで経っても運用がスタートできないので、
更新マニュアルを作成した上で、当面は僕が運営することに...なってますw
...まあこうなるだろうとだいたい予想してましたがw


画像とテキストのみの静的コンテンツでとくに凝った内容のものではないのですが、
一つだけ注文が。


  「誰でも更新できるようなものにしてほしい」


これはもうCMS使うっきゃない、と。

最初は使い慣れたMovableTypeを考えていたのですが、
やはり組織利用は有料という部分がネックでWordpressに変更。
久しく使ってなかったので四苦八苦しながらようやく作成。
いやあ、Wordpressも進化してるんだなあ。

これだけのものがフリーで利用できるって素晴らしい。
オープンソースって素晴らしい。



shinbutsuko_sakura_up.jpg


上川地区に伝わる神仏講行事を見に行ってきました。

なんと、国の指定文化財だそうです。
この行事を一言で言うならば、地域の安全・平和を神様と仏様同時にお祈りするもの。
この「同時に行なうこと」が珍しいのだとか。


楽念仏や七鹿踊りもそうなのですが、
この地区の宗教行事には「踊り」がごく自然に織り込まれています。
踊りが元々神様に奉納するためのものであるのだと実感します。
神様仏様は日常生活に普通に存在し、
踊りも意外と自分の身近にあるもんだ、と感じるようになりました。


宗教は本来、派閥を作るためにあるのではなく、
逆に心の垣根を越えて一つの世界を共有するためにあるのではないでしょうか。


※注記

特別職とはいえ、一応公務員という立場上、政教分離原則に従い、
本記事も特定の宗教を擁護・支援するものではありません。
あくまで「文化的側面」からその価値を個人的意見として述べるものです。
このブログも職務上のオフィシャルなものではなく、
あくまでプライベートブログであることをご理解ください。



2012年4月13日

惣川の春

遊子川周辺

sogawaspring_doike_day.jpg


まだかとまだかと待っていた桜も、
ようやく満開を迎えた、と思ったら。

気づけば花は散り、新緑が芽吹きはじめている。
世の流れはなんと早いものか。


新しい年度になって、西予市の地域づくり体制に変化がありました。

新しく、地域再生マネージャーが導入されることに。
一言で言うならば、地域づくりのアドバイザーみたいなものでしょうか。
常駐ではなく、月に4日程度地域に入っての活動になります。

この人が具体的になにをするか、といえば。

地域おこし協力隊の定住支援。
任期終了後も継続して安定収入を得るには。
地域の産物を売って収入を得ようじゃないの。
さあ、売ろう売ろう。

...こんな感じ。


とにかく行動が早い。
まあ月に4日しか滞在しないのだから、そりゃそうなんだろうけど。

最初はその勢いに面食らいました。
ただ、刺激になったことは確か。

その刺激を良い刺激にするか、悪い刺激にするかは自分次第。



shinsengumi00.jpg


時間が前後しますが。

遊子川には「新泉組」という若者の集まり(昔で言うところの青年団)があります。
その「新泉組」の総会が日曜日にあって、その後に勉強会を開催し、
地域づくりスタッフとしてなにか話をしてほしい、と依頼されました。

そこで急遽先日の社会教育ミナーでの資料をベースに
「地域の若者に期待すること」を中心にアレンジしてお話させてもらいました。


地域づくりは基本的に地域のすべての世代で取り組むべきものだと思います。
が、地域づくりには時間がかかる、ということを考えると、
新しい世代への期待は否が応にも高まります。

加えて遊子川では比較的50,60代が元気なこともあって、
現在の地域づくり活動はその世代が中心となっており、
20,30代の若者は現状の地域活動には真面目に参加してくれてはいるものの、
少しおとなしめで、将来に目を向けた地域づくりに関する関心はちょっと薄い気がします。


そのような状況でこのような勉強会を開くことはとても意味あることではないかと。
勉強会を企画してくれた公民館主事さんに感謝。


schoolstarting12_backside.jpg


遊子川小学校の入学式を取材させていただきました。

急遽許可が出たので普段着のまま急いで行ったら、
みんな正装で出席している中、一人カジュアルな格好で浮きまくり。


遊子川小学校は今年一人の一年生を迎えました。
去年度卒業生がいなかったので、全校生徒10名に1名増えて11名。

今年から全学年の生徒がいることになったので、
新たに教頭先生が着任されました。
全学年いない学校には教頭先生は置かないんですね。
はじめて知りました。


全校生徒数よりも、参列している大人たちのほうが多い。
これもまたはじめて見る入学式の光景であります。

大事にされてるんだなあ、という雰囲気が伝わってきます。

少人数教育でもいいじゃない。
教育のレベルは生徒の人数で決まるもんじゃないんだから。


yusukawamankai_kohaza_shakkei.jpg


  ♪ 上手くはいかぬこともあるけれど 
   天を仰げばそれさえ小さくて

   青い空は凛と澄んで 羊雲は静かに揺れる
   花咲くを待つ喜びを 分かち合えるのであればそれは幸せ

   この先も隣でそっと微笑んで

   瞳を閉じればあなたが まぶたのうらにいることで
   どれほど強くなれたでしょう
   あなたにとって私もそうでありたい ♪

   (レミオロメン『3月9日』)


最後は桜の歌ではなくなったけど。
タイトルが1ヶ月前の日付だけど。
やっぱり一番好きな春の歌、ということで。 


遊子川がなかなか花を開かないので、
こことか、こことか、こことか、遊子川の周囲の花を見ていたら。

やっと遊子川も満開!

やっぱ遊子川の桜が一番やね。
...もちろん遊子川びいきも一番やけん!

がいなとこやで、遊子川は!



katsuragawa_sakura_water.jpg


  ♪ ぼくらはきっと待ってる 君とまた会える日々を
   桜並木のみちの上で 手を振り叫ぶよ
   どんなに苦しい時も 君は笑っているから
   くじけそうになりかけても 頑張れる気がしたよ
   かすみゆく景色の中に あの日の歌が聞こえる

   さくら さくら 今咲きほこる
   刹那に散るゆくさだめと知って
   さらば友よ 旅立ちのとき
   変わらないその想いを 今 ♪

   (森山直太朗『さくら(独唱)』)


桜のある風景、続いては桂川渓谷。

野村ダムからさらに山奥へ入ったところにこんな見事な桜並木があるとは。
渓谷の入口に馬蹄形(Uの字)に見事な桜並木が広がります。


城川の三滝渓谷も良いけれど、こちらもなかなか。

西予市良いところたくさんありまっせ〜



asagirilakesakura_cow.jpg


  ♪ 桜の花びら散るたびに 届かぬ想いがまた一つ
   涙と笑顔に消されてく そしてまた大人になった
   追いかけるだけの悲しみは 強く清らかな悲しみは
   いつまでも変わることのない
   君の中に僕の中に 咲くLove
 
   名もない花には名前をつけましょう この世に一つしかない
   冬の寒さに打ちひしがれないように 誰かの声でまた起き上がれるように ♪

   (コブクロ『桜』)


四国に来てはじめての桜のある風景。

龍澤寺に続いてはお隣りは野村町の野村ダム。

ダムって人間のエゴの塊だけど、なんか好き。
(位置)エネルギーを感じるからかな。



ryutakujispring12_sakura_keidai.jpg


  ♪ 桜の花が咲いてるよ 君を包んで咲いてるよ
   だから寂しいことはなにもないのさ 君の笑顔が好きだから
   夢のなかで微笑んでみて 僕は君を抱きしめるから
   未来の絵の具で描いたような ピンクの絨毯一緒に歩こう

   真っ白な雲の向こう 空の青さはきっと明日も明後日も移りゆくけど
   同じ空を見てるよ

   さくら さくらの花が咲いて
   世界が君を優しく包みこんでいったよ
   笑顔も泣き顔も強がりも強さも
   ありのままの君のことを愛している ♪

   (レミオロメン『SAKURA』)


遊子川はもうちょいですが、下の方はすでに桜満開。

春の王来る。

桜の風景を順次紹介していきたいと思います。

桜の風景ってイイねえ。
都会でも田舎でも。


まずは龍澤寺の桜。
お寺に桜。
まさに鬼に金棒ですよね。



yusukawasakura_kohaza_up.jpg


梅の花、桃の花の到来と共に春の訪れを知り、
菜の花の黄色が冬を駆逐して春を埋めてゆき、
桜の到来と共に春真っ盛りとなる。

桜は春の王様だ。


去年遊子川に着任したのは四月下旬だったので、桜を見ることはできませんでした。
新緑の鮮やかさも素晴らしいけれど、桜の艶やかさもまた格別。

山奥にある遊子川は下に比べると少し春は遅め。
下ではいよいよ満開を待つばかりですが、遊子川はもう一週間くらい遅れての満開になりそうです。


満開を前にして遊子川の絶景ポイントを調査。



project_p2.jpg


遊子川に着任したのは4月の終わりだったので、厳密にはまだ一年経ってないのですが。

着任時期に関係なく新年度は4月スタートということで、
集落応援隊(地域おこし協力隊)としての活動について、
昨年度の反省と来年度の計画をしたいと思います。


大した内容ではないですが、一応自分の3年間の活動計画を記した計画書を作成してます。
この計画書に基づいて、活動を振り返り、また今後の計画を立てたいと思います。

計画書にも記述していますが、僕の集落応援隊としての最終目標は、


  「地域住民として地域に溶け込むこと」


です。
ただ、旧来の文化ではなく、新しい文化の土壌の中に溶け込む。
どんな仕事でも、何がなんでも、ではなく、自分のやりたい仕事で溶け込む。
仕事は人間が選ぶものではなく、仕事が人間を選ぶもの、という人もいますが、
僕はそうは思わない。仕事は人間が選ぶものだ。
人は生まれながらにして世界にただ一つだけの「自分」を持っている。
その自分を活かした、世界にただ一つだけの仕事がどこかに必ずあるはずだ。
その仕事は時に辛く、迷いを生じるものかもしれないが、
最終的には人を幸せに導くものだと僕は信じている。


地域づくりには時間がかかるものだ。
たとえどんなに優秀だとしても、地域のことをろくに知らない人間が一人都会から来たとて、
すぐにどうなるものでもない。
ましてや僕は優秀な人間ではない。

そんな自分がまずできることは、地域内で「自立」すること。
自分の道で。
自立できれば継続して地域づくりに参加できるし、
田舎に来ようと望んでいる人たちへの一助となることもできると思う。


今年は「動く」。
自立するために。



koinobori12_carp_up.jpg


今年も鯉のぼりの季節がやってきました。
遊子川の中央を流れる野井川の上空におよそ30匹もの鯉が泳ぎます。


遊子川にきて、最初のお仕事がこの鯉のぼり上げの手伝いでした。
手伝い、といっても人は知らない、地域は知らない、要領も分からない、
とあってはまったく戦力にならず、ただただ、見てるだけ、という感じでした。
写真を取ることさえ遠慮がちだったので、去年の記事では、
写真1枚くらいしかアップすることができませんでした。

去年は4月の下旬に上げたのですが、今年は鯉のぼりを支える支柱も取り替える、
ということで4月1日、と早い時期での作業になりました。

相変わらず土木系の作業については戦力にはなってませんが、
人と人との距離は確実に近づいたように思います。
今年は写真もたくさん撮れました。


こうしてみると、わずか1年であっても、なんだかんだいっても、
ものごとって進むものだなあ、としみじみ。

大きな後退より、わずかであっても前進に意識を集中する。
それがものごとをうまく運ぶコツなのだろうか。



ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
aikiboy
広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

コメントはお気軽に! 個別に問い合わせたい方は下の問い合わせバナーよりお気軽にどうぞ!

このブログについて


デザインのお仕事募集中。

リンク

Powered by Movable Type 5.2.2

最近のコメント

最近の写真

  • amss1_charcoal.jpg
  • amss1_finishwork.jpg
  • amss1_fishbbq.jpg
  • amss1_fire.jpg
  • amss1_haradashi.jpg
  • amss1_chikusakueki.jpg
  • amss1_stopfife.jpg
  • amss1_sandcover.jpg
  • amss1_before_onfire.jpg
  • amss1_before_onfire2.jpg