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2011年11月17日

明間板ケ谷元快学級研修会

地域おこし活動

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「地域おこし要員」というと、地域おこしのプロのように思われるかもしれません。
しかし「地域おこし協力隊」は、けっしてそのプロフェッショナルではない。

「地域おこし」はデザイン以上に未成熟な分野のように僕には見える。
その段階で、ことさら技術や手法に寄るのは危険だ。
地域おこしに必要なものがことさら「元気」だと感じるのはそのせいかもしれない。

僕にとって、地域おこしは本道ではない。
この言い方は適切ではないかもしれない。

「外部からの客観的な視点」が地域おこし協力隊の武器とするならば、
その任期は長くてはならない。
地域に染まってしまうとその視点は失われてしまうから。
地域おこし協力隊に3年という任期が設定されているのはそのせいだと思う。

では地域おこしのプロは短期決戦を常とし、
地域を転々とするのが宿命なのだろうか。
地域に愛着を感じはじめた頃には、別離が待っている。

別離は辛い。
その辛さから自分を守るために次第に地域への愛をセーブするようになる。
そんな状態で継続的に地域おこしを成功させるのははたして可能なのだろうか。

...だから僕は地域おこしは本道とは思えない。
本道に入るための「きっかけ」として捉えている。
しかし、それは本当に大事なきっかけである。


8月の公民館職員研修会が縁で、宇和の明間(あかんま)公民館から、
板ケ谷地区の限界集落対策の研修会での講話を依頼されて行ってきました。
「西予市の限界集落に接して」というお題で。


明間は老人会が名水百選・観音水を活用して、そうめん流しで地域を活性化させている、
いわば地域おこしの先進地。
逆にこちらが勉強させてもらいたいくらいですが、
やはりこうして僕達の話を聞きたい、と言ってもらえるのは嬉しい。

それは地域が「外からの視点」の必要性を理解してくれていることに他ならないから。




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簡単に自己紹介をした後、自分が担当する遊子川地区の紹介。

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西予市東部、高知との県境に位置する限界集落。

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豊かな森に囲まれた峡谷の集落。

美しい自然に囲まれている。

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おなじみの写真に加えて今回は以下の写真を追加。

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紅葉が美しい。

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ツルアジサイが美しい。

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ヤマアジサイが美しい。

活動の拠点・公民館。

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地域行事の中心。公民館主事は大忙し。


地域の将来を危惧する住民を中心に地域活性化プロジェクト「遊子川もりあげ隊」が2010年に結成。

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半年間の活動所感その①。

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半年間の活動所感その②。

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地域の中で魅力を感じた部分の紹介。

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高い文化・芸術性。
そこに誇りを持ってほしい。
誇りが持てれば、地域を良くしよう、という気持ちが芽生えるはず。
「なんとかしなければ」より、「もっと良くしたい」と思う方が
モチベーションは持続するのではないか。


結論①。

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「限界集落」という魔法の言葉が地域おこしへの意欲を減退させる。


結論②。

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同じく「なにもない」という魔法の言葉が地域おこしをしない、という選択をさせている。


最後にブログの紹介。

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自分が地域を理解するだけでなく、地域も自分を理解してもらうためのツールとして有効。


高齢化率60%超と、遊子川以上の限界集落で、参加者も高齢者が目立ちます。
それでも僕等ヒヨッコの話を真剣に聞いてくれるあたりはさすが地域おこしの先進地。
僕等のような若造が偉そうに(本人にはそういう気はないのですが)話しているのが
気に入らない部分もあるとは思いますが、「次は視察だ!」と意欲満々。


つくづく地域おこしに必要なものは「元気」だと感じます。



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ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
aikiboy
広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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