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2011年9月17日

ハチノコ!

遊子川の食

hachinoko.jpg


どちらかと言えば、食には無頓着なほうです。

味音痴ではない(...と自分では思っている)ですが、
食は最低限の栄養さえ保たれれば良い、と思っています。

わざわざ遠くへ美食をしに行ったり、人気店で行列に並ぶ、ということには
あまり興味がなく、自ら積極的にすることもありません。
たまに友だちなどに誘われて行く程度でしょうか。


田舎はだいたい農業がメイン産業なので、
町おこしの方法も自然と食につながるものが多い中、
自分はどちらかと言えばものづくりに興味があり、こだわりがあり、
食以上の「もの」へのこだわりが、人間の生活(文化)レベルの向上につながるものがあると信じ、
「農業以上のものへの取り組み」が自分の活動の核となっています。


その基本スタンスは今でも変わらないけれど、
こちらに来て、食は人間の生活の根幹であることを再認識させられました。

「食」の幅を広げることは、人間の幅を広げることなのだ、と。




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となり町の野村町中筋で、ハチノコなる珍味をごちそうになりました。
一年のうちのこの時期だけしか食べられない珍味だそうです。
いつもお世話になっている公民館主事さんの奥さんの実家なのですが、
主事さんはこのハチノコが大好きなのだそうです。

どうもゲテモノのニオイがプンプンして、正直あまり乗り気ではなかったのですが、
地域おこし要員が消極的ではいかん、と半ばチャレンジ精神で食べてみたところ...

...これが意外とイケル。

ちょっとクセはあるけれど、味付けが良いのか、予想外の美味しさでした。
とはいっても、やっぱり毎日食べるにはキツイかも。
時期ものなりの美味しさなのかな。


自然のスズメバチの巣から、幼虫(ハチノコ=蜂の子)を捕獲してくるのだそうです。
顔だけは成虫に刺されるとヤバいので、マスクはするのだそうですが、
それでも時々顔以外の部位は刺されるのだそうです。
いやあ、田舎の人は強い。

調理する前の姿を見ると、食欲が失せるとか。
...見なくて良かった^^;

今回食したのはスズメバチの中でもコスズメバチという比較的小型のもので、
粒の大きさも比較的小さく、食べやすかったのだけど、
オオスズメバチの幼虫ともなると、人間の指ほどもあるので、
ちょっとグロさが増して食べるのに躊躇してしまうかもしれません。


奥さんのお父さんが大工さん、ということで、
自分が取り組もうとしている木工についてもいろいろためになるお話が聞けました。
大工さん、ということで強面でぶっきらぼう、という勝手な思い込みがあったのですが、
実際話してみると、気さくで人当たりの良い人で安心しました。


奥さんのお母さんは割り箸工場で働いているとのことで、
お土産にNG品(それでも見た目は全然問題なさそうに見える)の箸をどっさり頂きました。

asukabashi.jpg

ここによれば、「あすか箸」というそうですね。
お母さんの話によれば、使い心地、さわり心地が好評で某大手ファミレスにも使われているとか。

確かに普段見かける割り箸よりはさわり心地がよく、上品に見える。
数えてみたところ、およそ270膳。

ちょっと調べたところ、割り箸って9割が中国産のものらしく、
日本産の割り箸はとてもめずらしいみたいです。
その日本産の割り箸がこんな近くで作られていたなんて。

いいですね、自分で使うものは自分で作るという精神。
このいただいた箸で、この箸をアピールするような「形」を考えたいと思います。


もうひとつお土産に今年の新米をいただきました!

newrice.jpg

newrice_boiled.jpg

いつも見ている米より心なしか粒が細かく見えました。

新米は新鮮さが命、ということでさっそく炊いていただきました。

...美味い!

新米は美味い美味いと聞いてはいましたが、こんなに美味いなんて!
おかずなしでも食べられるくらい美味いです。
食のボキャブラリーの少ない自分の表現力の乏しさが悔しい。

こんなに貴重な新米をいただけるなんて...感謝!
食べものに感謝!


僕たちは食べものに生かされている。

その食べものは金を出せば、ポンッて湧いて出るものじゃない。
苦労をかけて世話をし、長い時間をかけて丁寧に育てることによって出来上がるものである。
天候によって出来具合、取れ高は左右され、その命運は神の思し召し次第である。

食のルーツに想いを馳せることで、
僕たちは神に感謝を捧げることができる。

神を信じることで、人を信じることができる。
食を信じることで、生きることを信じることができる。


新米に感謝。



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ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
aikiboy
広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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