2011年9月アーカイブ

2011年9月30日

アケビ

遊子川の食

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遊子川地区の地域活性化プロジェクト「遊子川もりあげ隊」では、
環境美化・整備、経済活性、防犯防災の充実、活動の周知など、
さまざまな地域活性化対策を計画しています。

その一つに特産品開発で地域を経済的に潤す、というものがあります。
いわゆる地域資源の開発、開拓です。
農産物はもちろん、地域で自然発生している山菜や果実などを収穫し、
販売ルートを開拓していかなければならないわけですが...


その販売物の候補の一つであるアケビを住民の方が公民館に持ってきてくれました。


野生のアケビ、というものをはじめてじっくり見ました。



2011年9月28日

鳴滝

遊子川周辺

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春は桜、秋は紅葉。

日本の四季は素晴らしい。

田舎にいると、なおさら四季の素晴らしさを感じます。


松山への出張の道中、一緒に同行した役場の職員さんが
畦に植えられたヒガンバナが咲き誇る小路へ連れて行ってくれました。

場所は遊子川の隣の集落への道筋にある「鳴滝」。


遊子川の隣にこんな立派な滝があったなんて。

灯台もと暗し。

「魅力」はいつだって自分の近くにある。
そして意外にそのことに気づかない。

迷ったときは、とりあえず自分の周囲を見回してみよう。


ヒガンバナって、よく見るとユニークなかたちをしてるよね。



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東京から風邪を持ってきてしまったらしく、体調が芳しくない...

しかし休む間もなく次の行事が迫ってくる。


城川では毎年秋、オリンピックという地区対抗運動会が開催されています。
城川内の魚成、土居、高川、遊子川の4地区が火花を散らして戦うわけで。
毎年開催されるのに「オリンピック」なんてどこか妙ですが、
もう40年以上も毎年開催されている、城川地区の伝統的な地域行事となっています。

愛媛の県民性は「真面目」。
何事にも事前にきちんと練習をするのがこの地域の特徴みたいです。

オリンピックも例にもれず、本番までの2週間、みっちり練習が組まれているわけで。

練習初日、遊子川地区住民の一致団結を誓う結団式を行いました。



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東京から帰った翌日。

さっそく道刈り。


短い帰京で懐かしい面々にあってる間に、再び東京生活に舞い戻ったかのような錯覚も、
一気に吹っ飛ぶ。
正直出張で疲れた身体にはきつかったけど、心がここにあることを実感できてよかった。


今の僕に身近なものは、実体のないデジタルではなく、目の前に確かに存在する大自然。
大自然は「生きる」ことは戦いであることを教えてくれる。

他人に勝つことではなく、己に勝つことに意義がある。
自然と戦い、己が生き残ることに意義がある。


その上でヒトは人間として生きることが許されるのである。



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人には三つの故郷がある。

第一の故郷は生まれ育った場所。
第二の故郷は生まれ育った場所を離れ、「人間」として育ててくれた場所。
第三は後継者を育て、余生を過ごすための場所。

すべてを同じ場所で過ごす人もあれば、それぞれを別の場所で過ごす人もいる。
僕の場合、第一の故郷は広島、第二の故郷は東京。

東京は僕を大きく成長させてくれた。
かなりの遠回りだったけれど。
今、都市部もいろいろな問題を抱えているけれど、僕は東京が今でも大好きだ。


5カ月ぶりに東京の地を踏みました。

研修で上京したのですが、正直こんなに早く戻ってくるとは思わなかった。
それでもどこか懐かしい。
しかし、ここにもう自分の住む場所がない、と思うとなんか奇妙な気持ちにもなる。

研修を終えた翌日からは休日ということもあって、滞在を延ばし、
懐かしい仲間たちに会うことにしました。
一人あちこち散策するのも悪くないかな、とも思ったけど、
今回は人と会うことを重視。
久々にたくさん話した気がします。

遊子川にもだいぶ馴染んだかな、と思ってたけど、まだまだ話せてないことを再認識。
本当の僕はもっともっと話したがっている。
知らず知らずのうちに、話せないストレスが溜まっていたのでしょう。


もっともっと馴染まなきゃ、遊子川に。
もっともっと知らなければ、遊子川を。



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地域おこし協力隊の研修会なるものに参加してきました。

全国で活動する地域おこし協力隊員が一同に集まって、
「地域おこし」について学ぶもの。


場所は幕張。
なんと上京当時に住んでいた場所の近くです。
上京直後から結婚直前までの8年間、この街に住んでました。


「市町村アカデミー」というふだんは公務員職員が使う研修施設。
バカでかく、入り組んだ作りになってて迷宮みたいなところでした。
せっかく立派な庭、立派な芝生があるのに、研修中は施設内に缶詰で外に出られない。
パソコンやミーティングルームなど、研修に必要な設備は一通りそろっているのだけど、
どこか落ち着かず、最終日には息が詰まって早く外に出たくてしょうがなくなった。
落ち着いて研修を受けるにはもうちょっとリラックスできる環境だといいんだけどな。

しかし昔住んでたところの近くにこんな施設があったなんて。
遠くの世界は意外と自分の近くで交差しているものなんだね。


地域おこしに理論はあるのだろうか。
地域には地域なりの特性があり、地域おこしをする人にはその人なりの取り組み方がある。
100の地域があれば100通りの風土があり、
100人の地域おこし要員がいればやはり100通りの取り組み方がある。
これだけでもう10,000通りの町おこしが存在するわけで。

そんな疑問を抱えながらの参加だったのですが、
終わってみると、得るものが多く、やっぱり参加してよかったと思いました。

これからの自分の活動に直近で活かしたいと思う方策も見つかりました。



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運動会翌日。

カボチャの花の受粉初経験。

前日の慰労会の席で、いつもお世話になってるおいちゃんに声をかけてもらって。
やっぱりノミュニケーションは重要ですね。
酒が入っているかどうかは関係なく。


小学校の理科の授業の復習かもしれないけど。

カボチャには雄花と雌花があって、雄花の花粉を雌花に受粉することで、
雌花の下のほうにカボチャの実が実るわけです。

天気が良ければこの受粉作業はハチがやってくれるわけですが、
悪天が続くとこの作業を人間がしなければならなくなります。


野菜作りは天候との戦いである。
「食」を作る人は自然の恵みを知っている。



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学生時代の運動会の記憶はあまりない。

それなりに規模の大きなマンモス校だったので、
生徒の数は多かったけれど、親が自営業だったので、
仕事が忙しく、応援に来てもらった記憶もない。

応援合戦や、組体操、フォークダンス、玉入れ、綱引き、...
それなりにやったような気がするけれど、
大して運動神経も良くなかったから成績もパットせず、
僕の中では運動会が楽しかった、という記憶は薄い。


そんな自分が再び運動会に出ることになるなんて。
いまだに子の親にも慣れていないのに。


遊子川地区の大運動会が開催されました。
前日まですごい雨で準備もできず、開催が危ぶまれたけど、
当日はなんとか雨も上がり、無事開催出来る運びとなりました。

僕は三種目出場しましたが、日頃の運動不足が祟り、
めちゃくちゃ疲れた。


でも楽しかった。
運動会って楽しいものなんだ。



2011年9月17日

ハチノコ!

遊子川の食

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どちらかと言えば、食には無頓着なほうです。

味音痴ではない(...と自分では思っている)ですが、
食は最低限の栄養さえ保たれれば良い、と思っています。

わざわざ遠くへ美食をしに行ったり、人気店で行列に並ぶ、ということには
あまり興味がなく、自ら積極的にすることもありません。
たまに友だちなどに誘われて行く程度でしょうか。


田舎はだいたい農業がメイン産業なので、
町おこしの方法も自然と食につながるものが多い中、
自分はどちらかと言えばものづくりに興味があり、こだわりがあり、
食以上の「もの」へのこだわりが、人間の生活(文化)レベルの向上につながるものがあると信じ、
「農業以上のものへの取り組み」が自分の活動の核となっています。


その基本スタンスは今でも変わらないけれど、
こちらに来て、食は人間の生活の根幹であることを再認識させられました。

「食」の幅を広げることは、人間の幅を広げることなのだ、と。



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[臥龍山荘]


「魅力」の再認識 【その1】


東京の友人が遊びにきました。
代休をもらって一日アテンド。

内子を案内した後、大洲へ。
大洲城と臥龍山荘を案内しまた。


会社員時代の友人で年下なんだけど、とても世話になっていて、
会社を辞めて美大で社会人学生として貧乏暮らしをしてる頃、
(今もまだ貧乏だけど;;)色々と助けてくれました。

僕とは真逆のタイプ。
「なのに」というか、「だから」というか、
僕にしてはめずらしく、つかず離れず長く付き合ってくれている友人。

なんにでも興味を持つことができ、たいていのことは受け入れることができて、
現実的で、要領が良くて、頭もきれる。(口調はキツイけど)

そんな人間が、なぜに僕のような要領の悪い夢想的な人間を助けてくれるのか、
よく分からないけど、大切にすべき友人の一人であることだけは確か。


自分を甘えさせてくれる女性と、自分の甘さを指摘してくれる男性。
何歳になっても必要なものですな。

...何歳になっても自分が甘いだけなのか。



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[道後温泉本館]


愛媛に来て4ヶ月ちょい。

東京の友人が訪ねてきてくれました。

距離が距離だけに、口では「遊びにいくよ〜」なんて言う人は多いけれど、
実際はしばらく東京から友人が来ることなんてないだろうなって思ってたら、
意外と早く来てくれた。

こういう時に、人間の行動力や有言実行の度合いが現れるもんだね。


地域おこしの経験のない自分の、地域おこし協力隊としての強みは、
「外部からの客観的な視点」なわけですが、
地域に馴染んでいくたびに(もちろん馴染むことも重要な任務ですが)、
この視点は新鮮さを失ってゆく。
ある意味、宿命的なものかもしれないけれど、
客観的な視点を持ち続ける努力は怠ってはならない。


だから今回のような外からの来客は「客観的な視点」を再認識する絶好の機会なわけです。

どんな魅力も、それを眺める環境に馴染んでしまえばその魅力は色褪せてゆく。
魅力を魅力として捉え続けるには、常に視点を変えて眺める作業が必要なのです。


これぞ「魅力の再認識」。



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田舎に来て印象的だったのは、行政への依存度への高さ。

都会にいた頃の自分の行政との関係は、
住民票の発行や、転入転出届け、住所変更届などのほとんど「手続き」のみでした。
公民館なんてほとんど足を運ぶこともなかった。


しかし田舎の生活は、公民館が中心。
行政手続はもちろん、地域行事や地域活性化運動までもが公民館を中心に回る。
最初はその様子がとても奇妙に映ったものでした。
そして村落の維持は行政の補助なしでは成り立っていかない。

都会の感覚だと、「地域貢献」「社会貢献」という言葉を聞くと、
まず思い浮かべるのは企業の地域貢献。
元気のある集団が地域を引っ張っていくのが自然で健全な流れというもの。


遊子川にもありました、そんな「企業の地域貢献」が。



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遅まきながら、ようやくスマホデビューしました。

Softbankの前身、J-Phoneから乗り換えて以来、
長らくauを使い続けていたのですが、
auのスマホは遊子川では使いものにならない、との情報から
やむなくドコモへ乗り換えることにしました。

別にどうしてもスマホが欲しかったわけでもないですが、
市から提供されているドコモのモバイルルータでWi-Fi接続すれば、
今の携帯料金と同じか、ちょっと安く利用できそう、ということで
それなら断然スマホのいいかな、ってな感じで。

auのポイントが一万円くらいたまってたけど、
それでもただ通話とメールだけのために料金を払い続けるより、
同額でいろいろモバイルツールを試せるなら、
まあ乗り換えたほうが賢明だよね。


しかしどんなに考えられたUIだとしても、
新しいものに慣れるにはそれなりの時間がかかるね...



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ジオパークの見学に行った夜。

遊子川の若者の集まり、新泉組開催のバーベキューに参加させてもらいました。

これから秋にかけてイベント盛りだくさん、ということで、
その打ち合わせというか、結団式というか、壮行会というか、も兼ねて。

まあ、なんにせよ、
隣家の人とろくに交流のない都会暮らしが長かった自分には、
地域の仲間が集まって語ることの良さがつくづく身に染みる。


こちらに来てからは、仕事とプライベートの区別があまりつかなくなってる気がする。
それは公私混同、ということではなくて、
自分のやりたいことと、やらなければならないことが重なってきていること、ということ。
それは本当に幸せなことだと思うわけで。



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自然が描く模様には、悠久の時をかけて変動した自然の足跡がそこにある。

その足跡を分析観察することで、
自然の驚異をほんの僅かでも理解することができれば、
人はもっと自然に対して感謝と敬意の念を払えることができるはずだ。

現代文明は多様な変化と進化を繰り返しながら、
人間社会を発展させてきたけれど、
自然との付き合い方について、最適なスタイルを築けているのだろうか。


僕自身は自然の足跡を分析観察する人間ではないけれど、
自然の驚異を感じはじめている人間として、
「自然との最適な付き合い方」には多分に興味があります。


ジオパーク(候補)大野ヶ原地域見学、大野ヶ原から惣川へ
...移動する前に、昔、海底火山だった痕跡を示唆する地層を見に、
高知県都の県境あたりへ。



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ジオパークという場所があります。
日本ジオパークの公式サイトによれば、
「ジオ(地球)に親しみ、ジオを学ぶ旅、ジオツーリズムを楽しむ場所」だそうです。

よく分からないけど、
地質学的見地から価値ある場所を世界遺産のように認定するものらしい。
これまた日本ジオパーク公式サイトによれば、日本では
洞爺湖有珠山、糸魚川、山陰海岸、島原半島の4ヶ所が世界ジオパークネットワークに
加盟認定されているそうです。

西予市の野村町大野ヶ原地区は地質学的に珍しいらしく、
この世界ジオパークに加盟を目指して活動を始めているとか。

市の取り組みで地質学に詳しい大学の先生を招いて、
この地域を見学する、ということで地質学にはど素人ですが、
ジオパークの観点から地域の価値を見出し、地域活性化の材料になるかと思い、
参加してきました。



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城川の栗工場を見学させてもらいました。


遊子川のある城川には、城川開発公社という半官半民の会社があります。

城川の特産品開発・販売が主な業務内容で、
今回は先輩隊員が城川の栗をアピールするための取材に同行させてもらいました。

最初は社長さんといろいろ話をさせていただきました。
パワー溢れる元気な人で、こういう元気な人が町を引っ張るのだな、ということを実感。


こういう元気な人と話すと、元気がでる。
元気を分けてもらう。

町おこしには当然、ユニークなアイデアとか、手法とか、スキルとかが必要なんだろうけど、
その前にやっぱり、まずは「パワー」が必要なんだと思う。

元気な人を見つけて、町に対する「想い」を共有する。
町おこしはそこからはじまる。



2011年9月 5日

白ナス!

遊子川の食

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ナスをいただきました。

普通の紫のナスと...白いナス!
ちょっと緑がかかっているけど、白いナスなんてはじめて見た!


ナスはだいたい浅漬にして食べてます。

そればかりじゃ能がない、ということで、
今回は浅漬にして、半分は炒め物にしました。

さて、白ナスのお味はいかに?



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トマトは遊子川の特産品。

収穫の時期がきてからは、よく頂きます。
そろそろなくなるな...という頃になると、
タイミングを見計らったかのようにまた差し入れをいただきます。
おかげで家にあるトマトはきれることなく、トマトだけは自分で買ったことがない。

毎日のようにトマトを食べていますが、
生だとやはり一個二個が限界で、大量のトマトをさばききれない。
そこで、もらった半分は冷凍保存し、トマトソースとして使います。


正直自分の人生でこんなにトマトを食べる日々ははじめて。
こんなにトマトを食べる日々が来ようとは夢にも思わなかった。
ここに来なければ、トマトの魅力を引き出すことを考えることもなかった。

人生、どこでどうなるのか分からないものですね。



ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
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広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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