母への詫び状 【桐生ゆう子】
Book
いわゆる闘病記です。
がんに侵された母親を持つ娘の視点から病院や家族とのやりとり、
著者の心の葛藤などがリアルに描かれています。
科学の進歩した現代でさえいまだ決定的な治療法の確立していない”がん”。
そのがんに侵された母親を救うためにあらゆる手段を模索する著者の姿に
目頭が熱くなりました。自分ががんにかかったらどうしよう、
告知をしてもらおうかな、妻や友人はどんな顔をするだろう...
いろいろ想像しちゃいました。
また現代医療の現場のいい加減さにあきれてしまいました。
この本から得ることが多くありましたがやはりテーマがテーマだけに
読み終わったあとにすかっとするのではなく、なにかしら悶々と
させられてしまう一冊です。
2006/09/25 追記:
今年の4月に亡くなられました。
ご本人もがんで亡くなったそうですが、
最後までがん闘病者のためにセミナーや講演をされたりするなどして、
精力的に活動をされていたそうです。
故人のご冥福を心よりお祈りいたします。
(2006/09/25 Tadaoh! Bookより移動、追記)







