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年度末、追い込みで仕上げた遊子川もりあげ隊をアピールする印刷物その2。


愛大の論文。
正確には愛媛大学農学部・地域マネジメントスキル修得講座の研究テーマの成果報告論文。
講座では所定のカリキュラム受講の他に、
自分でテーマを設定して取り組む研究課題があります。

自分は、ユスモクでの活動をテーマに選びました。

ユスモクの活動をアピールするためにも、
活動をまとめた報告書がいずれにせよ必要だと思っていたし、
こういう研究課題はちょうどうよい機会でもありました。


論文はデータで大学に提出すればいいのですが、
ただそれだけではもったいない。
...というよりただそれだけの目的で作成する論文は
どうしてもつまらないものになりがちだと思うのです。


デザインの特性か、はたまた地域づくり業務の特性なのかはよく分からないけれど、
どうせ作るなら、できるだけ多くの人に見てもらいたい。

...そういう前提で論文を作成しました。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座最終回。

今回は各自のプロジェクト研究テーマの成果発表。
事前に自由形式の論文を作成し提出、
その内容を15分程度で発表します。


僕のテーマは受講当初より決めていた「地域木材有効活用事業」。
このテーマの研究に一貫して取り組んできました。
山間部の地域資源である木材。
林業の低迷によりその価値が見失われがちである現状を打破するために、
地域内の放置間伐材を収集、製材し、魅力あるカタチに加工し、
経済活動へとつなげていくことで木の価値を再興、再認識する。
それが山間部に暮らす人達の地域を誇る心を取り戻し、
地域を再び活性化させる原動力となる。

...と理想は立派なゴタクを並べているけれど、
実際の活動は限界集落の一校区での本当に小さなもの。
でも、今の僕にはその「小さなスケール」が大事だと思っています。

貪欲な追求心によって大きくなりすぎた人間社会のスケール。
できることのレベルが大きくなる一方で、
見失ったものや崩壊してしまったものも無視できないほどに大きくなってしまった。
大都市の大会社で長年暮らしてきた自分にはそう見えます。


「明日世界が終わるとしても、僕は今日リンゴの木を植える」


この一年、この講座を受講し、自分なりに研究を進めてきて、
この言葉のほんとうの意味が、実感がなんとなく分かってきた気がします。



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【ユスモクのコラボに、ともらった七宝焼きのサンプル。さて、なにができるか。】


愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第11回。

全12回のこの講座、最終回は各自のプロジェクト研究論文の発表なので、
講義としては今回が実質最終回。

今回は1日講義、1日プロジェクト研究の検討でした。
ここまで皆勤だったのだけど、最後の最後で息切れしてしまい、
最後のプロジェクト研究はお休みしました。
まあ、研究としてやれるだけのことはやり、
ある程度成果があったと自分では思っているので、
あとは論文にまとめるだけ。

講義は愛媛大学社会連携推進機構教授の村田武先生の、
午前は「食料主権のグランドデザイン」、
午後は「再生可能エネルギーによる農業・農村活性化」。

いろいろ堅苦しい単語が出てきたけれど、
要は午前はGATT、TPPなどの食料貿易論、
午後は脱原発のための再生可能エネルギー移行のお話でした。
話は回りくどいけど、目指す方向がしっかり見えて、
なおかつその方向性にとても共感できるものだったので、
最終講義としてはとても良いものでした。


今はネットワークの時代だと人々は言う。
しかし何でもかんでもムダにエネルギーを費やしてまでつながるべきなのか。
かつて人々は、自分が生まれた場所から歩いていける範囲で幸せに暮らしていた。
それが科学技術の発展にともない、
膨大なエネルギーを費やして地球規模で移動をするようになり、
世界を股にかけて行動することがハイソサエティなことだとされるようになった。

地球資源は限りあるもので無限のものではない。
そしてその資源は人間だけのものではない。
どんなに人間が優秀だとしても、その資源を勝手に使い切る権利などどこにもない。
他の生きものたちがそうしているように、
人間も最低限のリソースで生きるべきなのである。

他の生きものにはない(かもしれない)、豊かな感情が豊かな生活を求めたとしても、
そのために費やされるエネルギーができるだけ少なくてすむように、
最大限の努力をすべきであり、人間の叡智はそのために使われるべきである。


 "Less is More."


かの偉大な建築家の言葉を、今こそ真剣に考える時期が来ているのではないだろうか。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第10回。

今回は1.5日で1講義、0.5日で研究課題の検討でした。
講義は「地域マーケティング」。
講師はマーケッター歴30年の上野祐子さん。
やはり現場で叩き上げた人の言葉には力があります。


マーケティングとは。


  「生活者にとって質の高い新しい生活価値観を創造していくことを目的とした
   もの・サービス・価値を生み出す方法・関係・しくみ・プロセス・その活動全体」

  「顧客・クライアント・パートナーそして社会全般に価値をもたらす提供物を創造し、
   コミュニケーションを図り提供・交換するための活動であり、一連の組織・プロセス」

  「互いに製品やその価値を交換することで、個人やグループのニーズとウオンツを
   満足させる社会的・管理的プロセス」


...とまあ、その定義はいろいろあるようですが、
マーケティングの定義を僕なりの解釈で簡潔に言うならば、


 「消費者を知ること」


でしょうか。
つまり、地域マーケティングとは「地域を知ること」。

彼を知り、己を知れば百戦危うからず。
「知ったつもり」が追求心を萎縮させ、ディスコミュニケーションを加速する。



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【交流会の豪華なディナー!】

愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第9回。

今回はこの講座の現在の受講生に過去の受講生を加えての合同発表・交流会。
現在の受講生が4期なので、1〜3期の先輩方が来て、
各期2名ずつ代表で事例発表を行います。
事例発表は各自発表資料を用意して一人あたり30分程度発表を行い、
あとは「放談会」とレジュメにはあったのですが、
フタを開けてみれば、発表者以外の口頭による自己紹介でした。
そして夜は宴席での交流会。

...という流れ。

いつものメンバーに過去の受講メンバーが加わると、
さらに大きなネットワークになります。
より多様性が増し、複雑性が増す。
このネットワークを上手く使いこなせれば、
より大きなことを成すことができるけれど、
使いこなせなければ烏合の衆になるのみならず、
単独でいる時よりも面倒なことになりかねない。

あらためてネットワークの威力と危険性を感じた一幕だったような気がします。


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【またまた講義には直接関係ないですが、いただき物の鹿の頭骨】


愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第8回2日目。

この日は一日、森賀先生の「地域マネジメント論」。


地域おこし協力隊としてこの一年半、地域づくりを学んできて思うことは、


  「地域づくりにノウハウはあるのだろうか?」


...という疑問。

それがこの講座を受講した動機の一つになっています。
僕が感じる限り、地域づくりに必要なものは「土着のリーダー」。
地域をこよなく愛し、地域の人を圧倒的に惹きつけるカリスマ性。
それが地域を引っ張っていってるように思えます。

しかしそのような人はそうそういない。
それならそういう人材を育成するしかない...的な発想になるわけですが。

この講座も半分を過ぎました。
おおいに学ぶところが多く、個人的には満足しているものの、
地域づくりにノウハウはあるのか、という根源的な問いに対する疑問は
いまだに残っています。

ノウハウを無理矢理定義付けることが一番なのではなく、
地域を元気にすることが一番なのだから、ノウハウにこだわる必要はない、
と言われるとそれはそうなのですが、
「より多くの人に地域づくりの大切さをアピールする」という点においては
やはり分かりやすいイメージ、ノウハウを示しておく、ことも必要と思えるわけで。



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【(講座とは直接関係ないけど)フラー・ドーム・ハウス】


愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第8回1日目。

午前中はプロジェクト研究。
研究内容ごとにグループ討議。
ユスモクでの制作物を持っていけるものは持って行って、
メンバー及び担当教官に意見を仰ぎました。

研究テーマ及び目指すところは自分としては明確なのだけど、
それを第三者にアピールするための資料(論文)についてはまだ未着手で、
そろそろ要項をまとめていかなきゃなあ、といったところ。


午後は講義。
テーマは「農産物流通と市場」。講師は中安章先生。

自分があまり農業に縁がない、ということもあって、
イマイチ実感がわかず。

ただ、流通に関しては最近感じることがあるので、
今回はそのことについて書いてみたいと思います。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第7回。

本来この回は、笠松先生の「地元学」実践を西予市で行う予定でしたが、
先生の都合により中止、場所をいつもの愛大農学部キャンパスに変更して、
「地域マネジメントスキル修得講座の受講生による取り組みの可能性」について
ブレストとKJ法によるワークショップをすることになりました。

地元学の実践を楽しみにしていただけに、残念な気持ちと、
ブレストやKJ法についてはすでにその基本的な内容を知っていて、
さらにその効能について少し疑問を持ちはじめていたこと、
ユスモクが製作段階に入ったものの、
他業務に追われて時間的・肉体的余裕がなくなっていること、
さらにこの週、地元で伝統行事である秋祭りが開催されること、
...などの諸要因が重なって、今回は参加を見合わせようかな、と思ってました。


が。
ここまで皆勤賞。
講座自体は7割出席すればいいのですが、
講座の効能はどうあれ、参加できるのであれば参加しておきたい。
全講座受講後に見えてくるものもあるかもしれない。

...という想いから疲れた身体を引きずって参加してきました。



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【坂村真民記念館】


愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第6回1日目。
いつもの農学部キャンパス。


午前中は森賀先生の「地域マーケティング論」、
午後はプロジェクト研究の検討でした。


計算が苦手。
計画をたてるのが苦手。
計略を練るのが苦手。
およそ経営者たる資質は持ち合わせていない自信はあります^^;

しかし。
僕は、組織の中で生きる道を捨てた。
誰かから分け与えられる作業をして生きて行く道を捨てた。
苦手だからやらない、なんて甘いことは言ってられない。

マーケティングとはなんぞや。
まだよく分からないけれど、これからの自分の道を追求する過程において、
おさえておかねばならないポイントであることは確かなようです。



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[愛媛大学の植物工場]


愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第6回1日目。
いつもの農学部キャンパス。

午前中は胡柏先生の「有機農業の経営と環境マーケット」、
午後は仁科弘重先生の「新たな食料生産システムとしての植物工場」。

有機農業と植物工場。
どちらも現代農業の主流とは一線を画し、両極端に位置するスタイル。


田舎は農林漁業の第一次産業の舞台です。
僕自身は、第一次産業に従事したいから田舎に来たのではなく、
第二次産業である「ものづくり」をしたくて田舎に来たわけですが、
田舎で暮らすにあたり、主要産業である第一次産業を理解することは
とても重要なことだと思っています。

第一次産業は人類最初にはじまった産業であり、
今もなお、人間の生活基盤を支える重要な産業であるはず。
それがどうしてこんなに異質な構造で、
現代の経済システムにそぐわないものになってしまっているのか、
部外者としてはとても不思議に感じてしまいます。

今も昔も、食の摂取が生命維持の基本である以上、
第一次産業は時代遅れであってはならないはず。
20世紀の都市集中型社会が、田舎の末端社会を軽視したことは、
最大の過ちではなかったか。


科学的には、日本の農業は世界のトップクラスをいってると言われてるそうですが、
田舎の現実を見るにつけ、経済システムはその科学力にマッチングしていない。

第一次産業の最重要視化。
それが六次産業のめざすところではないでしょうか。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第5回2日目。

本日の講義は伊予市双海町の若松進一さんの人間牧場。
噂はかねがね聞いておりましたが、ようやく行くことができました。

若松さんは双海町職員として長年双海のまちづくりに奔走し、
平成15年には国土交通省の「観光カリスマ百選」に選ばれました。
まさに地域づくりのスペシャリスト、カリスマです。

見た目は普通のおっさんです。
正直地味です。
しかしひとたび話しだすとその話術に引き込まれます。
そして面白い。
笑いあり、感動あり。
これまでに何度か若松さんの話を聞く機会がありましたが、
氏の活動そのものに触れる機会はなかったので、
「話の上手い、面白いおっちゃん」という程度の認識しかなかったのですが、
今回人間牧場に訪れて、この人はホンモノだと確信した。


「人間牧場」というネーミングは個人的にはあまり良いイメージを持ってませんでした。
牧場でスパルタ的(道場的?)に地域づくり根性なるものを叩き込む場所だと
勝手に妄想していたわけですが...

素晴らしい空間でした。
講義そのものは普通の座学ですが、学校の教室でやる講義とはひと味もふた味も違う。
若松さんの話以上に若松さんの作った空間に魅了されました。
(もちろんお話も素晴らしかったですが)


良い教育は良い環境で培われる、ということですね。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第5回1日目。

いつもの場所...と思いきや、
いつもの場所が入試で使えないため、別の教室へ。


午前中はプロジェクト研究の検討。
提出論文の形式について説明を受けた後、現時点での各自のテーマ概要を口頭発表。
僕は一貫してメイン業務の「地域木材の有効活用」。
ただテーマは一貫しているものの、「なにを研究するのか」という論旨に関しては
まだ絞りきれていない状況です。

売れる木工品をつくること、木工所が地域活性化の場となること。
この二つを満足する施策を計画実施するための助けにしたいことは確実ですが。

いずれにせよ、まずは提出論文を意識して、テーマの背景、目的、実施方法、計画などを
近いうちにまとめたいと思います。


午後は芳之内正幸先生の「地域担い手形成論」。

食料自給率や農業就業人口などの統計から、理想の地域の担い手を考えよう、というもの。

人類の最初の革命は農耕革命だった。
それまで食料を求めて移動を繰り返していた狩猟の民は、
土地を耕し、食物を栽培することで安定して食料を確保する術を覚え、
土地に定着した。

それから次の革命である産業革命まで、農業は人類の主要産業だった。
産業革命以後、農業以外の産業が急激に伸びはじめ、
人類の主要産業は一次産業から二次産業・三次産業へとシフトしていった。

しかし人類の生活の根幹が食にあることには変りない。

多様化する現代社会において、食の大切さを人類はいかに意識すべきか。
そこから地域の担い手を考えることがはじまる、ということなのだろうか。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第4回2日目。


一日目と同じく場所は内子の川登筏の里交流センター「いかだや」。
一日目はフィールドワークでしたが、二日目は座学中心でした。

午前中は笠松先生による「地元学実践による農山漁村の再生」、
午後はプロジェクト研究の検討でした。

笠松先生はこの講座の事務方として毎回お世話になっているのですが、
それがすっかり板についていて、先生であることが意識から遠のいていましたが、
今回の講座で立派な先生であることがあらためて証明されました。


全国の農山漁村は貧困にあえいでいる。
極端に言えば、多くの村落が近い将来消滅の危機に瀕している。
中には勝ち組の農山漁村もあるけれど、ほんの僅かではないだろうか。
20世紀の都市型社会のツケが軒並み田舎へのしわ寄せとなっている。

かつてはムラ社会で400年もの長きにわたり栄えた時代があった。
今こそ、田舎の良さを見出し、再生を図らなければこの国はだめになる気がする。


僕たちに必要なのは、世界を広くすることではなく、視野を広くすることである。
規模を大きくすることではなく、適度なスケールを保つことである。
厳しい自然を隔離して生きることではなく、そのなかで生き抜く術を学ぶことである。



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愛媛大学地域マネジメントスキル修得講座第4回1日目。

今回の開催場所は二日間とも内子。
遊子川からは肱川経由で40分程度で行けちゃうので助かります。
基本宿泊付きのプログラムですが、
経済的に余裕がないため、宿泊はパスしました。

今回はフィールドワーク主体であちこち移動しました。


龍宮茶屋→お山の学校ながた→エコファームうちこ→いかだや


内子は松山へ行く道中なのでしょっちゅう通りますが、
今回はじめて知るところばかり。

新しい発見は決して遠いところにばかりあるわけじゃない。
近すぎるがゆえに見落としてしまうものもある。



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【遊子川の水田】


愛媛大学農学部地域マネジメントスキル修得講座第三回二日目。

午前中は講義、テーマは「現代日本の農業政策」。
講師は農水省に30年勤め、愛大で10年ほど教鞭をとっているという大隈満先生。

最初は、とっつきにくくて分かりにくい内容そうだなあ...
と思っていたら、意外にも面白くて分かりやすい。

僕自身は農業の経験はほとんどなく、
実家も祖父が趣味で野菜作りをしていた程度なので、ほとんど縁もなく。
農業素人な人間には大変勉強になりました。


僕はこれから農業で仕事をしていく、ということはあまり考えていません。
働く意味を深く考えてなかったにせよ、自分は二次産業の世界で仕事をしてきたし、
ジャンルとスケールをがらりと変えるにせよ、これからも「ものづくり」で
生きていきたいと考えています。

ただ「自分が食べるものを自分で作る」ことに関しては興味があります。
食べ物はお金を払って空から降ってくるのではなく、
苦労して人が育て、加工して作られているのです。
そのことを多くの現代人はあまりにも意識しなさすぎる。
だから平気で大量のゴミを出し、そのゴミで自らが苦しむような社会になってしまった。
...そんなふうに思えてならない。



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愛媛大学農学部地域マネジメントスキル修得講座第三回一日目。

テーマは「地域・商品デザイン論」。

午前中は講義、午後は各自でPRしたいものを5〜6分でプレゼンでした。
講師は地元愛媛で活動されているグラフィックデザイナーの山内敏功先生。
内子の道の駅「フレッシュパークKARARI(からり)」のデザインをされた方です。

去年美大のデザイン学科を卒業した自分にしてみれば、
親しみやすいテーマであり、好きなテーマであり、興味のつきないテーマである。
美大時代にさんざん考えた「デザインとは?」という問いは今もなお、
僕の中にいつもある。


今回はとくに「売れるデザイン」について考えさせられること大でした。
賞を取るデザインがいいのか、売れるデザインがいいのか。
賛否両論でしょうが、両方満足するのが一番なのは言うまでもなく。

消費行動のプロセスに関する法則。
これまでは、
Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)
というアイドマ(AIDMA)の法則で消費行動が進んでいたものが、
IT技術の進化にともなって、
Attention(注意)→Interest(興味)→Search(調査)→Action(行動)→Share(共有)
というアイサス(AISAS)の法則に変化してきた。

欲求が調査(検索)に置き換わり、行動の後に共有というプロセスが入る。
ホームページとかSNSによるコミュニケーションがもたらした新しい消費行動の形態。
この変化を認識した商品開発をしなければならない。

また、良い商品を作るには、良いデザインと同時に良いデザイニスト(クライアント)に
恵まれなければならない。
特にデザインの意識が薄い田舎においては「デザイニスト」という意識は重要。


モノが売れるための3つの条件。
「モノが良いこと」「モノに関わる人が良いこと」「モノに関わるデザインが良いこと」

イイものを作るための「カン・カラ・コ・モ・デ・ケ・ア」。
「感動」「色合(カラー)」「今日性」「物語性」「データ」「決心」「明るさ」


やっぱり田舎にもデザインが必要だ。
それを確信できたことが今回の一番の収穫かな。



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愛媛大学農学部地域マネジメントスキル修得講座第二回二日目。

本講座では規定のカリキュラム受講の他に、
受講生独自でテーマを設定して取り組む「プロジェクト研究」課題があります。

本日はそのプロジェクト研究で取り組みたい内容のプレゼン。
午前中に一人5分程度で発表を終え、午後はグループでの意見交換をする予定でしたが、
発表に思いのほか時間がかかってしまい、この日は発表のみで終わってしまいました。

自分も含めて、総じて日本人はプレゼン下手な種族のように感じます。
たくさん話せる人が必ずしもプレゼン上手なわけではないし、
難しい言葉を連発するのが良いプレゼンでもない。
5分という限られた時間内に伝えるべき内容がきちんと皆に伝わるのが良いプレゼンなのです。

美大時代、プレゼンをさんざんやってきて、それでも大して上手くなってはいないけれど、
プレゼンで心がけるべきことは、それなりに分かってきたつもり。
...自分自身がそれを実践できているかはともかく。
自分なりに思うプレゼンの極意をこちらでまとめているので、良かったらご覧ください。

それにしても、
今回のみんなの発表を見て、あらためていろんな人が集まってるなあ、と思いました。

面白い!

だけどやっぱり30人もの発表を1日がかりで聞いているのはけっこうキツイ。
それを辛抱強く聞いて一人一人にコメントを出す先生方はやはりスゴイ。


あらためてコンパクトに伝えたいことをきちんとまとめることの大切さを痛感。
パソコンの得手不得手はあるにしても、言葉だけの説明ではなく、
写真や図解による付帯資料をできるだけ使って「自分が一番伝えたいこと」を
伝えるようにしたいもの。



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[農学部正門広場の真っ白な草。新種?]


愛媛大学農学部地域マネジメントスキル修得講座第二回一日目。

午後は小田先生の「都市農村交流論」。

午前中とは打って変わっての雰囲気。
「論」というよりは、実践報告でしょうか。
まあ、それも結果があるだけに説得力あるものなのですが。


農村の活性化において、都市との交流は重要な要素だと思います。
都市の良いところを取り入れると共に、農村の良いところをアピールする。
そこに難しい論理は介在せず、情報収集能力にプレゼン能力とあとは資金調達能力があれば良い。
...と言葉では簡単に言っても、実際やるとなるとやはり大変なわけですが。

地域はその地域だけで成り立つものではなく、
周囲との良好な関係によって成り立つものではないでしょうか。


しかし20世紀はグローバル化という名の下に、
あまりに外交重視になりすぎてしまった感があります。

ただでさえ低い食料自給率はさらに低くなり、
国土の7割が森林だというのに、木材自給率は三割程度という矛盾。

「自分のことばかり考えて」と子供の頃は親によく叱られました。
しかし、自分のことが考えられない人間に他人のことをちゃんと考えられるでしょうか。
また、自分と他人との関係である社会について考えることができるでしょうか。

世界を徒に広くする必要はない。
自分とその周囲との関係を良好に保っていけば、
その連鎖で世界全体が良くなっていくのではないでしょうか。



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愛媛大学農学部地域マネジメントスキル修得講座2回目。

1日目は座学2講座。

午前中は泉英二先生の「21世紀をどうつくるか」。

大仰なタイトル通り、中身もなんとも壮大なスケールでの話。
経済論が苦手な自分としてはなかなかきつかった〜。
前半の戦後からのバブル期までの政治経済史を聞いてるのはしんどかったけど、
後半の人口論はなかなか興味深いものがありました。

人類史において、大きな革命が二つある。
農業革命と産業革命。
最初の革命は、エネルギー源が狩猟期の動物資源に頼るものから、農耕期の植物資源へ、
二つ目の革命では、エネルギー源が植物資源から鉱物資源へと大きく変化した。
エネルギーの取得効率が大きく向上するにつれ、人間の繁殖力は爆発的に増加する。

日本の戦国時代あたりからの人口変化を見てみると、停滞期と急増期を繰り返している。
戦国時代までの日本の人口はおよそ1200万人。
それが戦国時代から江戸時代のはじまりまでに3000万人までに増加する。
この人口急増の原因はなにか。
一つは戦国時代に自分の領地を守るために要塞や擁壁を築くことによる土木技術の向上、
この技術が大規模な耕作地開発が可能となり、生活範囲を拡充できるようになった。
しかしそうは言っても機械も電気もない時代、開発能力の限界と共に、
江戸時代に入って鎖国となったことで、人口増加は停滞期に入る。
そして産業革命を迎え、明治維新を迎えることで再び急激な人口増加がはじまり、現在に至る。

増えすぎた人口は様々な問題を抱え、人間社会だけでなく、
自然への影響も含めた地球規模なものへと広がっている。


過去に囚われるのは意味が無いが、より良い未来を築くためには過去をよく知る必要がある。

...ってことなのかな。



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GW初日。
地域おこし協力隊着任2年目初日。

刺激的な体験でスタートすることができました!

愛媛大学農学部の地域マネジメントスキル修得講座。
社会人向けの地域づくり講座で、地域づくりに関する様々なスキルを学ぶもの。
月1回の土日開催、全12回。

その第1回の講座がはじまりました。
場所は愛媛大学演習林。
松山中心部市街地から30分ほど今治方面に向かった山の中。
受講生36名が初めて一同に介しました。
愛媛県内のみならず、香川や広島から来てる人もいてびっくり。


初日の内容はずばり、「炭作り」。

これまでの自分の人生で、バーベキューくらいにしか出会うことのなかったこの物体。
当然深く意識したこともなかったし、作りたいと思ったこともなかった。
こういう人間に興味を持たせる方法はただ一つ。
炭を好きで好きでたまらない人間に炭を語らせること。
炭の魅力を知り尽くしている人間にその魅力を語らせること。
そういう人は、好きな対象を正しく本質に結びつける。
だからそういう人の言葉は魅力を帯び、人を惹きつける。


...今回はそんな講座でした。



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ブログを書いている人

檜垣忠雄(ひがきただお)
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広島県出身、呉工業高等専門学校電気工学科卒、ソニー株式会社でエンジニアとして14年間勤務、 その後多摩美術大学造形表現学部(上野毛キャンパス)デザイン学科に入学。 空間デザインを中心に学び、自然の一員としての人間の感覚や「ものをつくる」という人間の豊かさに気づく。 卒業後、愛媛県西予市地域おこし協力隊に着任。城川町遊子川地区の地域活性化活動に携わっています。 将来はデザインを活用した木工作家を目指します!

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