金沢再び...出発編。

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[雨の東京駅にて]


金沢に行くのはこれで二度目。

最初の時は秋田は角館、田沢湖での旅行の後、寝台列車で金沢に乗り込んだ。
とくに金沢に思い入れがあるわけじゃなかった。
話題の21世紀美術館や有名な観光地である兼六園、武家屋敷を観光気分で訪れた。
...そして好きになった。


また行きたいとは思ったけど、正直こんなにすぐ行くことになるとは思わなかった。
きっかけは大学の同級生有志たちとやっている勉強会。
そこでで金沢行きの話が出たのだけど、結局メンバーの都合が合わずボツ企画となった。
だけど僕の中にはもう一度行きたい、という思いが再燃していた。
最初の旅行の写真データをPC破損により失っていたこともあて、
もう一度行きたい、もう一度写真を撮りたい、という思いは強まっていった。


貯金も底をつきかけ、旅行なんてしている場合じゃない状況だったけど、
このまま去年同様どこにも行かずに夏休みを終えることが無性に悔しくなったところに
税金の納めすぎによる還付金が手元に戻ってきたことで、いてもたってもいられずに、
気付いたらネットで夜行バス、ビジネスホテルの予約を済ませていた。


...それが出発の二日前。
こうして再び僕は金沢に行くことになった。

安さ最優先、ということで往復の深夜バスと一泊ぶんのホテル代で13,000円ちょっと。

三泊二日(うち二泊が車中泊)の強行スケジュール。


...しかし旅はこうでなくちゃつまらない。

出発日。

東京は大雨。
天気大丈夫かなあ...と心配しつつ駅へ向かう。
駅に着いたとき、携帯を忘れたことに気付く。
1分考えて、家に取りに戻る。
再び駅に戻ったときにはもうびしょ濡れ。
さんざんなスタート。

まずは新宿駅に夜10時半集合。
バス発着所のスバルビル向かいへ着くと、
雨にもかかわらず出発を待つ人でいっぱい。

そこからシャトルバスに乗って東京駅へ行き、
そこで行き先ごとにバスを乗り換えて深夜零時に出発。

深夜高速バスは列車で行くのに比べて安価なので、大学生などの若者が多い。
今回も往復で9千円。
列車だとたぶん片道ぶんの切符にも足らない。

しかしそのぶん快適性は犠牲になる。
狭いシートの隣に見知らぬ人間が座る。
トイレの自由はなく、二時間ごとにSAでのトイレ休憩。
寝付きの悪い僕はやっと眠りについたと思ったら起こされる。


だけど人間追い込まれればどんな環境にも順応するもんだね。
あんなに嫌っていた夜行バスも今回はそうでもなかった。
そしてウトウトを繰り返しているうちに7時前に金沢に到着。


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...東京での雨がウソみたいにピーカンの空。
良い旅になりそうな予感。


...金沢編へと続く