退職

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いつブログに書こうかと迷っていました。
大切な人たちに直接話してからがいいかな、とか、
もっと直近になってからでいいかな、とか。

ただ今の僕の近況で一番大きな出来事だから
必ずブログに記録しておきたい、という思いは
ずっと前からありました。

今後やるべきこと、考えるべきことが山ほどある、
でもそれをブログに書かないまま進めるのは難しい、
そう思うから書くことにしました。

友達の中には「ひとこと言ってくれたらいいのに」、
そう思う方もいるかもしれません。
しかし「肝心なことを肝心なときに言う」。
これってなかなかか難しいものです。
そこは僕の未熟さということでご容赦ください。

14年間勤めた会社を7月末日をもって退職します。

周囲の反応をみる限り、
終身雇用という神話が崩れつつあるこの昨今、
この歳にして会社を辞めるということはたいしたニュースではないようです。
しかし僕にしてみれば一大決心してきめた一大事。

辞める理由はいろいろあるけれど。

前向きな気持ちで答えるならば、
「新しいことにチャレンジしてみたいから」

自分の第六感のもとに答えるならば、
「ただ辞めてみたかったから、
 一度『退職』というものを経験してみたかったから」

後ろ向きなき持ちで答えるならば、
「このままでは自分はダメになってしまうと思ったから」
「今の会社ではやりがいを感じられないから」

いろいろな気持ちが入り混じってウマク説明できません。

誤解しないでほしいのは僕は今の会社に失望したわけでも
嫌いになったわけでもありません。
良くも悪くも今の会社は僕にたくさんのことを教えてくれた。
いわば第二の学校、でした。

しかし会社はあくまで、会社。学校ではない。
会社が僕に与えてくれるものにたいして、
僕は会社に益するものを提供しなくてはならない。
大きな会社ともなるとなかなか会社のほうから社員にたいして
その確認をとることは難しい。社員自身で確認しなければならない。
とくに今の会社はその傾向が強い。
その確認を自分自身でしたとき、
僕は会社が与えてくれるだけのものを会社に与えられていない、
とどうしても思ってしまうのです。
だからこのままではいけないと思うようになりました。
ただそう思っているだけならまだよかった。

安定した給料。しかもその額は業界ではトップクラス。
自由な社風。自由な勤務時間。自由な休暇取得。
居心地は最高にいい会社でした。
友達に相談するたびに「そんな会社を辞めるのはもったいない」
誰もがそう言いました。

しかしそれでもダメだった。
僕の身体はそういっていた。
この半年睡眠がうまく取れなくなっています。
まったく眠れない日があったり、逆に寝すぎたり。
それは体調不良をもたらし、集中力を大幅に低下させます。
なによりモチベーションの低下が辛かった。
精神的に無理をしている反動がもろに身体にきている感じでした。
病院にも行きましたがこれといって有効な治療法はありませんでした。
僕の身体は頑丈すぎたのです。

僕はウツにもなれなかった。
悩んでいてもまったく食欲は衰えなかった。
弱ければそこから体調に変調をきたし、精神的にも滅入ってきて、
分かりやすい病状に陥り、休職に持ち込めたのかもしれない。
でも僕はそうならなかった。
つまり病院で治す類のものではないらしい。

とにかく大きな環境の変更が必要だ。
そう思うに至った結果、会社を辞める決意をしました。
社内での異動、という方法もあったかもしれません。
しかし一度僕はそれで失敗しています。
だから僕はそれは違うな、と思った。

辞めていろいろな面で大変なことは目に見えています。
しかしそれでも僕は離婚したことを後悔しなかったように、
今回の退職を後悔しない。

僕にはこれといった金運はないけれど、
人運には恵まれていると思う。
きっとこれからもその運が僕を助けてくれるでしょう。
もちろん自分自身の頑張りも必要ですが。

今後どうするかは、辞めてから考えます。
まずはゆっくり休みたい。何も考えない日々が少し欲しい。

少なくとも今決まっていることはやりたいことをやるために
来年度大学に行こうということ。夜学ですけどね。

今後どうやって食っていこうということについては、
また会社員になるのか、フリーの仕事をするのか、
はたまたアルバイトで食いつなぐのかその辺はまだ分からない。
ただせっかくこれまで貯めてきたWebについてはなにかしら
生かしたいと思っています。ただ貯めたといっても整理が
できていないのでその整理を当面はしていきたい。
ポートフォリオを作成したいと思ってます。

今僕は元気です。
まだ睡眠障害も完治してないし、不安もたくさんあるけれど。
でも辞めることを決心する前に比べれば全然違う。
確実に前に進める自分を感じるのです。

こんな僕ですが今後ともオツキアイの程、よろしくお願いします。
僕の顔を知っている人も、知らない人も、
しばらく会ってない人も、毎日のように会ってる人も、
ネットだけのつきあいの人も、リアルでもつきあいのある方も、
この文章を最後まで読んでくれる人すべてが僕の味方です。
僕のパワーです。それがネットのパワーだと思う。
だから僕は今後ネットになにかしらの形で関わっていきたいと思うのです。