« 小説「聖書」新約篇【ウォルター・ワンゲリン】 | メイン | 最終決戦前夜 »

2010年12月 5日

卒業制作最終提出!

学業

gradfinal_presen_15.jpg


12月1日深夜零時過ぎ、祖父が他界しました。


...実に卒業制作の作品最終提出〆切日の3日前。


先月末で、なんとか基本ユニット12個の組み上げが完了し、
会場での設営に四苦八苦している最中のことだった。

精神的にも経済的にもかなり逼迫して余裕のない時期だったので、
正直葬儀に参列するために帰省しようかどうか迷った。
しかし、ここで祖父に最後の挨拶をしておかなければ、
一生後悔すると思い、帰省することにした。


幸い、展示方法のめどもつき、ゴールも見えてきたので、
一泊二日でとんぼ返りすれば間に合うだろうと踏んだ。

実際、葬儀に参列して本当に良かった。
ゆっくりする間もないまま、東京に戻ってきて、
予定通り作品とパネル、プレゼン用データを提出。


あとは来週の発表を残すのみだけど、
一番長くて最大であった卒業制作という課題について、
一区切りがついた。



広告



gradfinal_presen_16.jpg


データは提出し、プレゼン内容もほぼ固まったものの、
発表までの残された時間で最終調整をしようと思うので、
プレゼン内容についてはまた別途報告し、
今回はここまでの軌跡について振り返ってみたいと思います。

以下はあくまで空間デザインコースに属する僕個人の所感です。


一年生から三年生まで、
何度か先輩たちの卒業制作プレゼンを見る機会があった。

面白さを感じさせるものも少なくなかったけど、
総じてどこか判然としないもの、はっきり言ってしまえば、
失望させられることのほうが多かった。
自分だけは見る人にそういう失望だけはさせまい、という決意があった。

しかしいざ、自分が9ヶ月という長きにわたる制作課題に取り組んでみると、
僕を失望させたものは学生各個人の能力、というよりは、
学校側の体制に問題があるような気がしてならない。
自分の怠慢を棚に上げて、という弱さがあったにしても。


卒業制作という課題のふたを開けてみると、
学校側がしてくれることは場所の提供と、先生のエスキースだけ。
提供する場所にしても、決して十分な広さとは言えない。
空間デザイン、という一番場所を必要とする専攻に対して、
割り当てられた教室は一番狭い教室だった。
単純に学生の数だけで教室の広さが決められた。
それだけでもう、半数の学生が学校に来る気を失う。

制作環境もかなり貧弱。
デジタルに関しては充実しているかもしれないけど、
アナログに関しては正直不満だらけ。
個人の負担があまりに大きく、
120万の授業料に見合うものを与えられている、とはとうてい感じ得ない。

...とまあ文句ばかり書いていると、
学校関係者の方からは嫌われてしまいそうだけど、
じゃあ卒業制作なんてやらなければ良かったのか、と問われれば、
悔しいけれど、やっぱり卒業制作はやって良かったと思うのである。
やっぱりこの大学にきて良かった、と思うのである。


正直今の時点で自分の作品への反省点、改善点は山ほどある。
一方で今の自分にやれることはやりきった、という達成感もある。
自分も見る人に失望感を与えてしまうかもしれないけれど、
まあ、それならそれで仕方ないか、という潔さもある。


一つ確実に言えるのは、自分のやりたいことをやり、
自分が伝えたいことを伝えられそうだ、ということ。
...実際に伝わるかどうかは分からないけれど。

それでいいじゃないか。


正直学内展はそれほど興味がなかったけれど、
やれるだけのことをやってみると、多くの人に見てもらいたい、
という気持ちが芽生えてきた。

たぶん、こんなもの作るために9ヶ月も費やしたの?とか、
これはなんなの?とか言われそうだけど、

...まあ、いいじゃないか。
やりたいことをやったのだから。
この作品はこれからの出発点にすぎないのだから。


さあ、最終プレゼンの調整を頑張ろう。
画竜点睛を欠いてはもったいない。


この記事が面白い!と思ったら...↓
 
にほんブログ村 デザインブログへ

カテゴリ

タグ

関連ページ



コメントを投稿