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2008年1月23日

プレデザイン day-3.

学業

akira1s.jpg


プレデザイン3日目。
グループワーク初日。

僕のグループは西村先生が担当するので「西村組」といいます。
ちなみに他のグループは「矢野組」「福田組」です。

最初に輪になって今日の気分を一人ずつ話してゆきます。
そしてくじ引きで4人一組のグループになります。


ここでしばらく先生による説明があり、
その説明に対して自分の考えをまとめ、
その後グループ内で討議する、という作業を数回行います。



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第1の説明。

とある事象の関連性の把握は脳内のとあるシナプスとシナプスが
結合することで得られるそうです。
過去に経験のある事象ほどシナプス間は太いラインで結合されていますが
そうでない場合はラインは細く、すぐ切れてしまいます。
刺激を与えてラインを太くしていく=経験することで物事の関連性を記憶していく。

刺激を与える、ということはどういうことか?

その事象の内容を書いて記録したり、
事象の内容を話してみることだったり。
ブログも刺激ですよね。

人間の脳はあいまいなものをあいまいな形のまま
記憶しておくことの出来る場所だそうです。
これに対比するものがコンピュータにおける人工頭脳ですよね。
常にきちんと整理された状態でしか記憶をとどめておくことが出来ない。

「あいまいなものをあいまなまま」
言い換えるといかようにも解釈できるもの=矛盾が人間の脳の中にはあり、
この矛盾が人間の脳が高度である所以ともいえると思います。
しかし社会というものはある程度の規律が求められる世界。
そこで人間の頭の中も整理する必要がある。
シナプス間に適度の刺激を与えることで、経験を経ることで
物事の関連性を規則正しく整理していくのです。


第2の説明。

人間がその手でいろんなものを創りだす。
近々の環境で言えば、絵を描いたり、デザインされたもの、作品を作ったり。
いわばそれらは人間からのアウトプット。
アウトプットあるものはインプットがあるもの。

ではインプットは何か?
先生の言葉では「観察力」と表現されてました。

では観察力とは何か?
僕なりの解釈では「対象の様子や状況を的確に把握すること」。
辞書で引くと「物事の真の姿を間違いなく理解しようとすること」。
自分の解釈は概ね間違ってないようです。

僕なりの人間へのインプットは「感覚」だと解釈しています。
感覚という言葉だと無意識に感じている部分も含まれるわけですが、
感覚の根付けとでもいうものはやはり観察からはじまるのかな、と。
「観」て「察」っすることで気づく。経験する。
そして経験を重ねることで感覚を無意識の領域に押しやる。
つまりは意識しないでもその感覚を感じることが出来るようになる。

感覚を磨く、とはそういうことじゃないのかな、と。

人間からはじめて掃きだされるアウトプットは、僕は「感情」だと思うのです。
外から受け取った感覚情報から「面白い」「こうしたい」という感情や欲求が生まれる。
それが人間からのはじめて出てくるアウトプットの卵。
その卵は見えない。だから分かりにくい。
だから分かりやすいように見える形にする。
それがデザイン、というものではないのかなと思うのです。


...とここまできてようやく本日のメインイベントです。

「AKIRA」のコミック版から4ページほどを45分ほどで模写します。
正確に模写するのが目的ではなく、模写することで作者の大友克己氏が
各シーンにおいてどのようなことを表現したかったのか、を「観察」するのが目的。

デッサンの経験がないので上手くいかないのだけど
まあトレースをしながらなんとか模写。

大友氏の真意が逐一正解の言葉として存在するわけではないので、
かっちりした正解があるわけじゃないけど。
ようはどれだけ人間に意図を中心(真意)からぶれずに推測できるか、
これが重要なのではないかというのを感じました。

大友氏の意図のみならずマンガというメディアの特性も考慮する必要があります。
マンガには「ページを開く」という行為が伴うこと、画面の右上から左下へと時間が
流れること(縦書き文化、一方Webは画面左上から右下へと時間が流れる:横書き文化)、
「枠」がある、といったメディア特性があります。

これらの特性を十分に生かすことで読み手に自然な物語の流れや面白さを感じさせる。

時間の流れを利用して描かれていないシーンを読者に想像させる。
枠を利用して見えない動きを読者に感じさせたり、
存在しない壁をあるように見せかけることができる。

...などといった漫画家のテクニックを観察することで見出すことができる。


まだまだ観察力不足で先生に指摘されてはじめて気づくものが多かったけど
観察することの大切さ再確認できたことが本日の一番の収穫です。


無作為に入ってくる情報をただ垂れ流しに見ているだけでは
本当に重要な情報は分からない。
しっかり「観」て「察」する。
それが良いアウトプットを生む、ってことですかね。


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