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2014年2月 5日

方丈の四周にめぐらせた庭園・東福寺「八相の庭」【重森三玲|京都市東山区】

空間デザイン

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京都・東福寺に行ってきました。
二年前に東京のワタリウム美術館での展示を見て以来、訪れてみたかった場所。

「京都最大の伽藍」で紅葉の名所「通天橋」で有名なお寺ですが、
僕の一番のお目当ては重森三玲の「八相の庭」。

東福寺は大きく「通天橋・開山堂エリア」「方丈エリア」「本堂エリア」の3つのエリアに分けられます。
うち本堂エリアだけが無料拝観でき、他の2つはそれぞれ入場料が必要です。


残念ながら粉雪が舞う寒い日での観覧となりましたが、
やはりそこは素晴らしい空間なのでした。



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まずは通天橋エリア。
入場料400円。

本堂裏からはじまる。
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舟の舳先のごとく反り返った屋根が美しい。


紅葉の頃であれば絶景であった小路。
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愛染堂。
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美しい朱色の六角柱。


開山堂。
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隣接する昔門院。
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方丈の砂地。
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緑の小山。
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続いて八相の庭のある方丈エリアへ。
入場料同じく400円。

庫裡から入ってゆきます。
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建物の東西南北に四庭が配され、「八相成道」に因んで「八相の庭」と称していたものを、
2014年に国定名勝に認定されたのを機に、「東福寺本坊庭園」という名称になりました。


東庭「北斗七星の庭」。
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「東司(便所)」で使用されていた礎石で、東司の解体修理をした際に、
余材として出てき円柱を再利用したものだとか。


南庭。
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西庭「井田の庭」。
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大市松模様。


北庭。
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北庭の大市松が細かく分割されて小市松となり...


やがて東北方向の谷に消えてゆく。

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それを見守る守り神...か?
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本堂エリア。
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禅堂。
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現存する最古の三門。
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一見なんの利益を生み出しもしなさそうな空間でも、
その場所にいるだけで幸せな気持ちにさせてくれる。

そういう空間は長いスパンで見れば、人類に莫大な利益をもたらす。


【information】オフィシャルサイト

・アクセス:JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」下車、
     もしくは市バス202,207,208系統「東福寺」バス停下車、南東へ徒歩10分。
・入場料:無料、ただし一部有料エリアあり(通天橋エリア、方丈エリア共に400円)
・無料駐車場あり(ただし紅葉の期間10月20日~12月10日は閉鎖)


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コメント [1]

2016年の紅葉シーズンから通天橋での撮影が禁止となりました。

紅葉名所の橋、撮影禁止に 京都・東福寺

このニュースを見て、正直がっかりしました。
美しい紅葉が撮れなくなることはもちろん、混みすぎる京都の現状に。
撮影禁止にせざるを得なくなったのも混雑による危険防止のため。
目先の利益にとらわれて、古来よりそこにある美しさを失おうとしている。
どんな美観も、必要以上の過多は醜さで覆われてしまう。
そんな光景を記録に残したいと思うだろうか。
このままではいずれ撮影禁止にするまでもなく、撮影するに値しない光景となってしまうだろう。

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