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2017年6月25日

日本一高い石垣に日本一小さい天守の城【丸亀城・香川県丸亀市】

空間デザイン

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丸亀にガラスのヒマワリを見に行ったついでに。

石垣の名城・丸亀城に行ってきました。
標高66メートルの亀山に築かれた平山城で別名・亀山城。
創建は豊臣政権下に生駒親正による。
現在の城郭は親正・一正親子二代により1602年に完成された。
現在に残る石垣は山崎氏、天守は1660年に丸亀藩主となった京極高知により完成された。
つまり丸亀城は生駒・山崎・京極の三家にわたって築城されていったもの。

天守は日本に12しかない現存天守であり、
四国内では最も古く、日本一小さな現存木造天守です。
...とパンフには書いてあるのだけど、
Wikipediaでは弘前城天守が14.4メートル(丸亀城天守は14.5メートル)で最も小さい、
とありました。...現存天守はすべて木造だよね?どちらが正しいんだろ。

一方、立派な石垣は4重に重ねられたその高さは60メートルにもなり、日本一の高さを誇ります。
(単体では大阪城の30メートルが日本一の高さ)


日本一高い石垣に日本一小さい天守。
なかなかインパクトのある組み合わせではないですか。

さらにこの城にはもう一つの日本一があるのです。



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縄張りはほぼ四角形で亀山の周囲を内堀で囲む渦郭式の平山城。


遠くから見るとまさに平山。

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見事な石垣がちらりほらり。

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江戸時代に入って一国一城令により廃城の危機にさらさられるが、
時の藩主は要所要所を樹木で覆い隠してその憂き目から逃れたそうですが、
今なおその痕跡が伺えますよね。


資料館そばの駐車場から入ると、まずこのかぶと岩に出会います。

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かつての藩主の庭園の一部でした。


城への登城口は現在は北の大手門、南の搦手門の二箇所。
搦手門は現在は存在せず、その標石が残るのみ。


まずは北側に回って...

玄関先御門(県指定の有形文化財)。

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かつては藩主の屋敷地でした。


大手一の門(櫓門、太鼓門)。

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大手二の門(高麗門)。

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大手一の門・二の門は国指定の重要文化財となっています。


お堀には立派な白鳥。

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門をくぐって...

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見返り坂を登ってゆきます。

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距離をとって傾斜を緩やかにしているせいか、宇和島城に比べると登りやすいです。


見事な石垣の数々。

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二の丸は鬱蒼とした森。

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深さ65メートル、と日本一深い井戸があります。

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現在も水を湛えており、覗き込むとかすかに水面に映る自分が見える。

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城の石垣を築いた羽坂重三郎が敵に通じるの恐れた当時の殿様は、
井戸の調査を重三郎に命じて井戸に下りたところを石を投じて埋め殺した、
という伝説が残っています。...ひでー殿様だ、まったく。

三の丸にも井戸があるのですが、こちらは現在は空井戸だそうですが、
抜け穴伝説があるそうです。


本丸に上がって。

日本一小さな現存木造天守。高さや15メートル。

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三の丸から見上げる。

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天守の鬼瓦に止まるカラス。

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四つ目結の家紋。

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天守の中に入る。入城料200円なり。

1階の急峻な階段。

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1階はちょっとした展示コーナーがあります。

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[烏天狗の変わり兜]


2階。

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3階。

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屋根部分。

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小さな天守閣な上に窓は少なく小さく、さらに分厚い格子がかかっており、
天守閣からの眺望は正直プレミア感はあまりないかな。


本丸からの眺望。

北西方向。
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玄関先御門が見えます。


北方向。
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遠くに丸亀港が見えます。


北東方向。
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遠くに瀬戸大橋が見えます。


東方向。
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とくになし。


南東方向。
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讃岐富士が見事です。


このように小さいながらも威風堂々な丸亀城。
日本一の高さの石垣でありながら登りやすい、というのは観光用途としては申し分ないですが、
防備という「城」本来の意味ではどうなんだろうか。
しかし現に現存してきていることを考えれば、名実ともに「名城」であったとも言えるのかな。


【Information】オフィシャルサイト

アクセス:JR丸亀駅より徒歩15分程度
     無料駐車場(70台程度)あり

観覧時間:天守 9:00〜16:30 (入城は16時まで)、大手一の門 9:30〜16:00
    (大手一の門を見る時は城内観光案内所に声をかけてください)

休城日:天守 なし、大手一の門 雨天時

入城料:天守 大人200円/小人(小中学生)100円、大手一の門 無料


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