2013年9月24日

丹下健三 伝統と創造 瀬戸内から世界へ展【香川県立ミュージアム】

建築デザイン / 展示・イベント

tangekenzo_show.jpg


JDNの読者プレゼントに当選し、
香川県立ミュージアムで開催されていた丹下健三展に行ってきました。
2013年の瀬戸内国際芸術祭のイベントの一環として、
世界的建築家としての礎を育んだ瀬戸内での作品を中心に展示。


14年間勤めた会社を辞めて、己が求める道を探して入った美大で、
デザインに出会い、建築に出会いました。
結局いまだに建築の道を進むことはできていませんが、
自分は最終的には建築をやりたい、という気持ちはいまだ変わっていません。

といっても、建築を職業として数多くの建物を設計したいわけではなく、
「モノづくり」から「空間づくり」という長いプロセスを経て、
ただ一つ、たった一つ、自分が心から作りたいと思うモノを、理想の環境に建てたい。
そして後世の社会に何かしら影響力を与えるようなモノを作りたい。
それが自分の夢。

そのために気の遠くなるような長い道を亀のごとく遅い歩みで、
ゆっくり進んでいます。
建築とは早急になされるものでも評価されるべきものでもないんじゃないかな。


丹下健三という建築家はその長い行程の中で、
間違いなく無視することのできない天才。


"丹下健三 伝統と創造 瀬戸内から世界へ展【香川県立ミュージアム】"の全文を読む »

大地と融合する建築・亀老山展望台【隈研吾|愛媛県今治市・大島】

建築デザイン

kirosanobservatory_decka.jpg


建築はそのようにして、様々に接合しうるはずのものなのである。もし、そのようにして、繋ぐことができたならば、例の設問に対しても、もっと違った解答をだせるのではないだろうか。建築は必要か不必要か。建てるべきか、建てざるべきか。あるいは建築か革命か。粗雑な設問を超えること。そのために建築は切断であるという前提を疑うこと。切断されたオブジェクトではなく、関係性としての建築について考察すること。まずはそこから始める。(隈研吾『負ける建築』)


今治市は大島の亀老山へ行ってきました。

かつて人間は自然と共に生きてきた。
文明が発達するにつれ、人間は自らの身を自然の猛威から守るために、
自分たちの住居や社会を自然から切り離した。

人間のその選択ははたして正しかったのか。
それは自然と社会との接点である建築に携わる者として、
建築家が背負うべき永遠の命題ではないだろうか。

隈研吾氏が手がけた亀老山展望台はまさにその命題を人々に問う建築のような気がします。


"大地と融合する建築・亀老山展望台【隈研吾|愛媛県今治市・大島】"の全文を読む »

2013年9月23日

センターコア方式のモダニズム建築・香川県庁2【丹下健三|香川県高松市】

建築デザイン

kagawakencho_old3.jpg


9月に入って、遅い夏休みをようやくとることができました。
例によって貧乏旅行を決行。

今回は香川県立ミュージアムで開催されている、
丹下健三展のチケットを入手したことによりはじまりました。
今年は丹下さんの生誕百年ということで、いろいろイベントも開催されており、
高松・今治の丹下建築見学弾丸ツアーとあいなりました。

最初は何人かと行く予定でしたが、結局予定が合わず、一人で行くことに。

前日、明浜町での西予市に新しく入った地域おこし協力隊との懇親会を終えた21:30。
ここからひたすらR56→R11を経由して下道で高松へと向かいます。

深夜1時半頃、四国中央市の24時間スーパーの駐車場にて仮眠、
2時間ほど寝てたら警備員に起こされて移動、近くの道の駅でさらに1時間仮眠を取り、
朝8時頃には高松に到着。
1時間ほどサンポート高松をぶらぶらした後、香川県庁へ。
10時から県庁内を案内してくれるツアーガイドに参加しました。


"センターコア方式のモダニズム建築・香川県庁2【丹下健三|香川県高松市】"の全文を読む »

2013年9月18日

志度寺【四国八十八ヶ所霊場:第八十六番】

空間デザイン

shidoji_musentei4.jpg


香川県さぬき市にある志度寺に行ってきました。

四国八十八ヶ所霊場第八十六番。
志度湾に面した静かな場所でした。

お目当ては重森三玲が1962年につくった枯山水庭園「無染庭」。
四国で唯一三玲の庭が見れる場所なのでしょうか。


境内には立派な五重塔が建っており、なかなかの規模のお寺ですが、
訪れた時にはちょうどお寺の人が掃除をしたものの、
全体的には人の気配を感じず、廃墟感が少なからず漂っていました。

意図的にこのような寂れた感じを出しているのか、
はたまたあまり手入れがされなくなってきているのか。


"志度寺【四国八十八ヶ所霊場:第八十六番】"の全文を読む »

2013年8月16日

エヒメノタマビ【愛媛県美術館】

空間デザイン / アート / 展示・イベント / ポートフォリオ

treetreel.jpg


2013年8月。
松山の愛媛県美術館で1つの展示がスタートしました。
タマビ出身の愛媛に縁にある人たちによる展示です。

愛媛に来る直前の4年間、社会人学生として通った者として、
自分も出展させてもらうことに。
盆踊りの準備と重なって、なかなか思うように作品作りが進みませんでしたが、
なんとか間に合わせることができました。


芸術は天賦の才を備えた特別な人だけのものではありません。
エゴの中にあるイメージをエゴの外にある人や社会に伝えたい、
共感を得たいと思っている人すべてのためにあります。
そして、その想いはヒト社会をより良いものにしていくためには不可欠なものです。

また、芸術は木の良さを伝えていくために不可欠な要素です。
だからユスモクではその制作活動にアートを意識して取り入れたい、と考えています。


"エヒメノタマビ【愛媛県美術館】"の全文を読む »

2013年5月 6日

吉村芳生展【香美市立美術館】

アート

kamimuseum_yoshimurayoshio_paper.jpg


テレビでとある画家が紹介されていました。

その人が描く絵はいわゆる精密画なのですが、
驚くべきは色鉛筆で描かれている、ということ。
線の細い鉛筆では色彩が淡くなってしまうと思うのですが、
その人が描く絵はとてもコントラストが鮮やか。
そして精密なんだけどどこか画家の個性が刻まれていそうな独特な雰囲気。

もう一つ惹きつけられたのは描き続けた自画像。
新聞紙上に描く、という点以外はとりたてて特徴のないその絵に、
還暦近くになるまで誰も振り向かなかった。
それでも彼はひたすら描き続けた。

彼に筆をとり続けさせたものはいったいなんだったのか。
それが知りたくて、彼の絵がみたくなった。
調べたら高知の香美市立美術館で展示をしている、とのことで、
このGWに行ってきました。


世間がなんと言おうと貫き通すべき「芯」。
僕はそれを持っていたい。



"吉村芳生展【香美市立美術館】"の全文を読む »

高知県立美術館【日本設計】

建築デザイン / アート

kochikenbi_coat.jpg


吉村芳生氏の絵を見に香美市まで行った帰り。

せっかくここまで来たのだから、と高知県美に行ってきました。
設計:日本設計。

愛媛県美にすらまだ行ってないのに。
愛媛県美は専用駐車場がないんだもの。
車ががないとどこへも行けない田舎者にはなかなか行きづらい。

その点、高知県美には駐車場がある。
さすがにGWで混んでたけど、なんとか停めることができました。

基本的に内部は回廊形式のシンプルな構成なんだけど、
外部は切り妻屋根のブロックを垂直に組み合わせた複雑な造り。


美術館という場所が好き。
そこは物理的にはなにも生み出しはしないけど、
自分の中にある「感情」を意識させてくれる。
理性が感情をコントロールするんじゃない。
感情が理性を刺激する。

そういう行為が生きて行くためには必要なんだ。



"高知県立美術館【日本設計】"の全文を読む »

2013年5月 5日

山の斜面にはりつくホテル・足摺テルメ【團紀彦|高知県土佐清水市】

建築デザイン

ashizuriterme_gate1a.jpg


土佐清水市のR321から険しい山道を登り切り、
足摺岬へ向かって下っていると突如あらわる白亜の殿堂。
レストラン、天然温泉(プール)施設を備えた宿泊施設「足摺テルメ」。
今回は宿泊はせず、温泉だけ入ってきました。

駐車場側からは独特のエントランス以外はほとんど建物の形状が見えず。
エントランス横の階段を上がるとようやく建物の反対側が見えてきます。

レストラン、天然温泉(プール)施設部分は海に突き出る岬のごとく、
客室部分は斜面形状に沿って地中に埋め込まれたが如く。
実に見事に大地と融合しているように見えます。

さぞかし名のある建築家が設計したのかな、とググったら。
團紀彦さんが1998年に設計したらしいのですが、
オフィシャルサイトのWorksには掲載されておらず。
実際のところはどーなんでしょ。


どんなに優秀なデザイナーがデザインを行ったとしても、
そのデザインを利用するユーザー、「デザイニスト」が
そのデザインの意図を理解していなければ、そのデザインは生きてこない。
もっともデザイニストに理解してもらえるようなデザインをすることも、
デザイナーの力量が問われるところではあると思うのですが。
逆にデザイニストの柔軟な発想によりデザイナーのデザインがさらに活きることもある。

うーん、デザインってムツカシイ。
でも、だからこそデザインはオモシロイ。


"山の斜面にはりつくホテル・足摺テルメ【團紀彦|高知県土佐清水市】"の全文を読む »

2013年5月 4日

四国最南端の岬・足摺岬【高知県土佐清水市】

空間デザイン

ashizurimisaki_hakusandomon3.jpg

ashizurimisaki_ovservatory3.jpg


四万十市の中村駅まで出かけたところで。

せっかくここまで来たのだから、と足を伸ばして足摺岬まで行くことに。
東側は宿毛市、西側は四万十市から、
いずれもR56からR321を経由して40分ほどで岬のある土佐清水市に入り、
そこからさらに山道を20分ほど走ると岬に到着します。

去年の夏、世界ジオパークに認定された室戸岬に行きました
こちらは岬の突端、海のそばまで割と楽に行けたのに対し、
足摺は岬に向かうまでにけっこうな山越えが待っている上に、
岬付近は交通規制されていて、岬から800m手前で車を止められました。
岬まで10分ほど歩くか、100円のシャトルバスで向かいます。
さらに足摺岬は岬自体も断崖絶壁になっていて、海とは隔絶されていて、
どこか近寄り難い雰囲気。

高知の二つの岬は対照的な雰囲気で面白い。


"四国最南端の岬・足摺岬【高知県土佐清水市】"の全文を読む »

土佐くろしお鉄道中村駅【nextstations|高知県四万十市】

空間デザイン

nakamurast_restspace.jpg



♪ 僕が旅に出る理由はだいたい100個くらいあって

  ひとつめはここじゃどうもいきがつまりそうになった

  ふたつめは今宵の月が僕を誘っていること

  みっつめは車の免許とってもいいかななんて思ってみたこと ♪

  (くるり『ハイウェイ』)


GW後半4連休。
めずらしくなにも仕事が入らず。

...かといって遠くへ出かけられる余裕なし。

遊子川はとてもいいところだけど。
仕事も充実してるけど。
免許はすでに持ってるけど。

それでも人間、リフレッシュは常に必要だ。

だから僕は旅に出る。
泊まりじゃなくて日帰りでも、新世界を求めて出かける行為は立派な旅なんだ。


"土佐くろしお鉄道中村駅【nextstations|高知県四万十市】"の全文を読む »

prev 4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14