2012年9月30日

倉吉未来中心【シーザー・ペリ+大建設計|鳥取県倉吉市】

建築デザイン

kps_atrium1.jpg


第30回地域づくり団体全国研修交流会鳥取大会。

土曜日午前中は全体会。
会場は倉吉市の倉吉未来中心。

日本一人口の少ない県にあるとは思えないほど巨大な施設。
およそ田舎にあるとは思えないほどの前衛的な外観。
この一連の複合施設は「倉吉パークスクエア」と呼ばれ、
未来中心はその施設の一部で、多目的コンサートホールとなっています。

まあ、とにかく建築好きにはたまらない。
とくにアトリウムの木造骨格にはワクワクさせられる。
ずっと見ていて飽きない。

たぶん著名な建築家が設計したんだろうなあ...と思っていましたが、
Wikipediaによれば、シーザー・ペリ+大建設計が設計してるんですね。
シーザー・ペリは名前は知ってたけど、どんな建築をするのかはよく知らなかった。

いやあ、スゴイ。


"倉吉未来中心【シーザー・ペリ+大建設計|鳥取県倉吉市】"の全文を読む »

2012年9月 2日

夫婦二人でつくった日本の九龍城・沢田マンション【高知県高知市】

建築デザイン

sawaman_mark.jpg


遅い夏休みをようやくとることができました。


まず最初に訪れたのが高知市内にある沢田マンション、通称「沢マン」。
美大を卒業するときに四国に行くなら、と同級生がススメてくれました。

およそ40年も前に建築に素人な沢田嘉農・裕江夫婦が、
「独力独学で建てた鉄筋コンクリート造の集合住宅」。
増築に増築を重ねたその建物は常に「成長する建築」。

「沢田マンション物語」も事前に読んでおこうと図書館から借りたのですが、
結局挫折してしまいました。
大学ではあんなに本を読んだのに、愛媛に来てからはさっぱり読書に身が入りません。
まあ、今は読書モードがオフなんだな。

それはともかく、沢マンは思ったとおりのカオスでした。
どちらかというと思考の根底に「秩序」を置く自分としては、
カオスは混乱をもたらすものとして、あまり良い感情を持っていませんが、
ここはそんな思い込みを吹き飛ばす心地良さがありました。

見た目の造形は全く異なるけれど、ガウディに通ずるものがあるような気がします。
ガウディ没後今なお作られ続けるサグラダ・ファミリアのように、
沢田嘉農氏がいなくなってもなお、屋上のクレーンは据えつけられたままで、
建物内も常にどこかしら工事が続けられている。

良い建築は作者がいなくなってもなお、その魂は残り続ける。
ただ存続するだけでなく、まるで生きものがごとく成長し続ける。
建築が目指すべき究極の姿がここにあるような気がします。


"夫婦二人でつくった日本の九龍城・沢田マンション【高知県高知市】"の全文を読む »

2012年9月 1日

世界ジオパークに認定された岬・室戸岬【高知県室戸市】

空間デザイン

murotogeo_man_whale.jpg

murotogeo_misaki.jpg


遅めの夏休み最終日。

馬路村から室戸岬へ。
前日の山から一転して海へ。


正直最終日の室戸は、今回の旅ではオマケ程度に考えておりました。
メインは沢マン魚梁瀬の千本山で、せっかくその辺までいくなら
もう少し足を伸ばして室戸まで行こう、的な。

西予市が日本ジオパークを目指して頑張ってるし、
世界ジオパークに認定された場所がどげなもんか見てやるか、的な。


いざ、行ってみると。

いやー、スゴイ。
さすが世界認定は違う。

ただ岩がそこにあるだけなのにワクワクするのはなぜだろう。
ハイヒール履いてるネーチャン、サンダル履いてるニーチャン、
大地をしっかり踏みしめんとここは堪能できんぜよ!


"世界ジオパークに認定された岬・室戸岬【高知県室戸市】"の全文を読む »

2012年8月31日

日本三大美林・魚梁瀬の千本山【高知県・馬路村】

空間デザイン

yanase_senbonyama_treetunnel2.jpg


高知県馬路村の魚梁瀬地区にある千本山に行ってきました。

馬路村は二度目の訪問です。
前回は地域木材有効活用事業の視察で半年前に訪れましたが、
このときはスケジュールの都合上、下の馬路地区しか見ることができず、
上の魚梁瀬地区を訪れることができませんでした。

魚梁瀬地区へは馬路地区からおよそ30分ほど。
まずはダムの周囲に展開する魚梁瀬の麓にたどり着きます。
かつての魚梁瀬集落はこのダムの底にありました。
麓からさらに30分ほど登ると、杉の巨木が並び立つ「千本山」があります。


千本山は日本三大美林の一つ、魚梁瀬杉を育んできました。
そこは杉の巨木のみが威圧的に立っているところ、と勝手に妄想してました。
しかし実際は巨大な杉は思ったほど主張せず、
森はその巨大さを優しく受け入れ、逆に小さな植物たちが意外に強い主張をしている。
大も小もすべてが心地良く生きている。
良い森とはそういう空間ではないでしょうか。

人間は森から学ぶべきことがたくさんある。


"日本三大美林・魚梁瀬の千本山【高知県・馬路村】"の全文を読む »

2012年8月30日

大海原に漕ぎ出す巨大な舟・高知県立坂本龍馬記念館

建築デザイン

ryomam_orangeline2.jpg

ryomam_side.jpg


高知県・桂浜の坂本龍馬記念館に行ってきました。

設計:高橋晶子+高橋寛(ワークステーション)

とくに熱心な龍馬ファンというわけではなく、
去年桂浜に来て、奇抜な外観のこの建物に出会い、
建築好きとしてはおおいに興味をそそられたのですが、
このときは桂浜の浜辺が見たく、結局中には入らずじまいでした。
浜辺のそばにありながら、この記念館は浜辺へのアクセスが悪い。
浜辺に行くには専用の有料駐車場に車を止めさせたいのでしょうが、
結局は浜辺に行きたい人、記念館に行きたい人を分散させて、
経済効果は逆に悪くなる気がするのは僕だけでしょうか。

奇抜な造形は好き嫌い分かれるところだと思います。
また、モダンな造形が幕末の志士の記念館に相応しいか、
という意見もあると思いますが、自分はこの外観、結構好きです。
海に向かって突き出すような長い箱は、外界に繰り出す舟のようだし、
日本の夜明けのために実際に船に乗って奔走した龍馬のイメージと
合ってるように思います。

ただ、いざ中に入ってみると。

正直少しがっかりした。
海に向かって突き出す箱の「長さ」がこの建築の特徴のはずなのに、
内部は細かく空間を区切ってしまってる。
長さが生きてるのは出口のスロープくらい。
これではせっかくの大空間が活きない。

あらためて建築の外観は内部空間とつながるものでなければ、
魅力的にならないことを実感。


"大海原に漕ぎ出す巨大な舟・高知県立坂本龍馬記念館"の全文を読む »

2012年7月16日

岩田健母と子のミュージアム【伊東豊雄|愛媛県今治市・大三島】

アート

omishima_iwamuseum_parents3.jpg

omishima_iwamuseum_sign.jpg


大三島の岩田健母と子のミュージアムに行ってきました。
設計:伊東豊雄建築設計事務所。

その名のとおり、母子像の彫刻作品が多く展示されています。

岩田健という彫刻家は今回はじめて知りました。
その作品は一見、彼ならではの作風があるようには見えません。
美術学校で見かけるような模範的な端正さを備えた彫像です。

しかしその作品をじっくり眺めていると、じんわりと魅力が滲み出てくる。
冷たい銅像なのに、人肌の温かさを感じる。

そこが彼の作品の魅力なのでしょうか...


"岩田健母と子のミュージアム【伊東豊雄|愛媛県今治市・大三島】"の全文を読む »

伊東豊雄建築ミュージアム【愛媛県今治市・大三島】

建築デザイン

omishima_itomuseum_mikimoto2.jpg

omishima_itomuseum_sign.jpg


オリジナリティーとは物の起源(オリジン)へ回帰することからはじまる。
だからオリジナル(原型)は初期が持っている単純さへ
戻っていくようなものをいうーアントニ・ガウディ


美大で建築の魅力に出会いました。

最初はサンティアゴ・カラトラバやダニエル・リベスキンドなど
どちらかといえば日本よりも海外の建築家に惹かれました。
また日本でも現在活躍している建築家よりも、丹下健三や村野藤吾などの
少し昔の建築家に惹かれました。

だから現在最前線で活躍している伊東豊雄や安藤忠雄などは
あまり興味が向かなかったわけですが、
せっかく今治という比較的近場に日本で始めての建築家個人のミュージアムが
できたとあればそれはやはり見に行きたいわけで。


愛媛県は今治市、瀬戸内海はしまなみ海道が通る大三島。
アートな島に建つ伊東豊雄建築ミュージアムに行ってきました。
思ったよりも小ぢんまりとしていましたが、
思ったよりも魅力が詰まっていた。

伊東豊雄という建築家が好きになりました。


"伊東豊雄建築ミュージアム【愛媛県今治市・大三島】"の全文を読む »

大三島アートめぐり

アート

omishima_museum_ticket5.jpg


今回の大三島行きのメイン目的は島にある五つの美術館巡り。

元々は伊東豊雄建築ミュージアムに行きたくて、オフィシャルサイトを見ていたら、
五つの美術館を1400円で見られる共通チケットを発見。
(個別に訪れると計2400円)

島の中に五つ以上もの美術館・博物館があったり、
お隣りの生口島には耕三寺博物館・平山郁夫美術館や島ごとアートがあったり、
もっと有名どころでは直島・犬島だったりと、
瀬戸内はなにかとアートが盛んなところみたいです。
広島に住んでた頃はまったく気づきもしなかったけど。
(まあその頃はそれほどアート振興してなかったと思うけど)

それぞれは規模が小さく、それ自体だけではアピール不足だけれど、
それぞれが連携すれば大きな魅力となる。
それがネットワーク化の効力であるが、最初にネットワークありきではなく、
最初に個々の魅力をしっかり確立させておくことが大事ではないでしょうか。



"大三島アートめぐり"の全文を読む »

2012年7月15日

生口島アートめぐり

アート

ikuchijima_hirayamaikuomuseum_plate.jpg


上島町での交流会の後。
せっかくここまで来たのだから、ともう一泊して生口島・大三島を回ることにしました。

まずは生口島からなのですが、のっけから大変だった。

行きは自分の車を瀬戸田PAに置いてピックアップしてもらい、
帰りはまた瀬戸田PAで下ろしてもらう。
瀬戸田PAは多々羅大橋を観に行くための歩道が整備されており、
上りと下りが繋がっているのですが、その合流点を間違えてしまい、
道なき道を歩くはめに。しかも結構な雨で服はびしょびしょ。
なんとか車に辿り着くも、ぐったりな上にけっこう時間をロスしてしまった。

とりあえず一番の目的地である平山郁夫美術館へ。


しまなみ海道は過去に二度通りました。
最初は自転車で尾道から今治へと渡りました。
会社を辞めて大学に入る前で、美術館の前も通りがかったのだけど、その時は結局入らず。
二回目は広島への帰省時に自動車で渡ったのだけど、途中下車もせず結局素通り。

三度目にしてようやく念願かなって行くことができました。


"生口島アートめぐり"の全文を読む »

2012年2月28日

美しい鉄骨の教会・カトリック高輪教会【東京都港区】

建築デザイン

takanawachurch_innerview3.jpg

takanawachurch_christ3.jpg

takanawachurch_maria3.jpg


基本的に無宗教です。

...今は。


生まれ育った家は典型的な浄土真宗で、生活の節々にその影響はあったけれど、
自分の中の核に響くことはなかったように思います。

上京してからはなおさら宗教のことなど意識することもなくなった。
時を経て、社会人学生として美大でデザインを学び、建築に興味をもつようになってから、
宗教について、だんだんと興味をもつようになった。
仏教やキリスト教などの歴史的宗教建築を見るのが好きになった。


今回の上京時、滞在したホテルの隣に立派な教会がありました。
高輪にこんなユニークな教会があったなんて。

20年近く過ごしていても、見えなかったものがまだまだたくさんある。
だからまだまだ「魅力」を探し続けなければ。


魅力を知らずして、魅力を作り出すことはできないのだから。


"美しい鉄骨の教会・カトリック高輪教会【東京都港区】"の全文を読む »

prev 6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16