2013年8月16日

エヒメノタマビ【愛媛県美術館】

空間デザイン / アート / 展示・イベント / ポートフォリオ

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2013年8月。
松山の愛媛県美術館で1つの展示がスタートしました。
タマビ出身の愛媛に縁にある人たちによる展示です。

愛媛に来る直前の4年間、社会人学生として通った者として、
自分も出展させてもらうことに。
盆踊りの準備と重なって、なかなか思うように作品作りが進みませんでしたが、
なんとか間に合わせることができました。


芸術は天賦の才を備えた特別な人だけのものではありません。
エゴの中にあるイメージをエゴの外にある人や社会に伝えたい、
共感を得たいと思っている人すべてのためにあります。
そして、その想いはヒト社会をより良いものにしていくためには不可欠なものです。

また、芸術は木の良さを伝えていくために不可欠な要素です。
だからユスモクではその制作活動にアートを意識して取り入れたい、と考えています。


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2013年5月 6日

吉村芳生展【香美市立美術館】

アート

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テレビでとある画家が紹介されていました。

その人が描く絵はいわゆる精密画なのですが、
驚くべきは色鉛筆で描かれている、ということ。
線の細い鉛筆では色彩が淡くなってしまうと思うのですが、
その人が描く絵はとてもコントラストが鮮やか。
そして精密なんだけどどこか画家の個性が刻まれていそうな独特な雰囲気。

もう一つ惹きつけられたのは描き続けた自画像。
新聞紙上に描く、という点以外はとりたてて特徴のないその絵に、
還暦近くになるまで誰も振り向かなかった。
それでも彼はひたすら描き続けた。

彼に筆をとり続けさせたものはいったいなんだったのか。
それが知りたくて、彼の絵がみたくなった。
調べたら高知の香美市立美術館で展示をしている、とのことで、
このGWに行ってきました。


世間がなんと言おうと貫き通すべき「芯」。
僕はそれを持っていたい。



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高知県立美術館【日本設計】

建築デザイン / アート

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吉村芳生氏の絵を見に香美市まで行った帰り。

せっかくここまで来たのだから、と高知県美に行ってきました。
設計:日本設計。

愛媛県美にすらまだ行ってないのに。
愛媛県美は専用駐車場がないんだもの。
車ががないとどこへも行けない田舎者にはなかなか行きづらい。

その点、高知県美には駐車場がある。
さすがにGWで混んでたけど、なんとか停めることができました。

基本的に内部は回廊形式のシンプルな構成なんだけど、
外部は切り妻屋根のブロックを垂直に組み合わせた複雑な造り。


美術館という場所が好き。
そこは物理的にはなにも生み出しはしないけど、
自分の中にある「感情」を意識させてくれる。
理性が感情をコントロールするんじゃない。
感情が理性を刺激する。

そういう行為が生きて行くためには必要なんだ。



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2013年5月 5日

山の斜面にはりつくホテル・足摺テルメ【團紀彦|高知県土佐清水市】

建築デザイン

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土佐清水市のR321から険しい山道を登り切り、
足摺岬へ向かって下っていると突如あらわる白亜の殿堂。
レストラン、天然温泉(プール)施設を備えた宿泊施設「足摺テルメ」。
今回は宿泊はせず、温泉だけ入ってきました。

駐車場側からは独特のエントランス以外はほとんど建物の形状が見えず。
エントランス横の階段を上がるとようやく建物の反対側が見えてきます。

レストラン、天然温泉(プール)施設部分は海に突き出る岬のごとく、
客室部分は斜面形状に沿って地中に埋め込まれたが如く。
実に見事に大地と融合しているように見えます。

さぞかし名のある建築家が設計したのかな、とググったら。
團紀彦さんが1998年に設計したらしいのですが、
オフィシャルサイトのWorksには掲載されておらず。
実際のところはどーなんでしょ。


どんなに優秀なデザイナーがデザインを行ったとしても、
そのデザインを利用するユーザー、「デザイニスト」が
そのデザインの意図を理解していなければ、そのデザインは生きてこない。
もっともデザイニストに理解してもらえるようなデザインをすることも、
デザイナーの力量が問われるところではあると思うのですが。
逆にデザイニストの柔軟な発想によりデザイナーのデザインがさらに活きることもある。

うーん、デザインってムツカシイ。
でも、だからこそデザインはオモシロイ。


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2013年5月 4日

四国最南端の岬・足摺岬【高知県土佐清水市】

空間デザイン

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四万十市の中村駅まで出かけたところで。

せっかくここまで来たのだから、と足を伸ばして足摺岬まで行くことに。
東側は宿毛市、西側は四万十市から、
いずれもR56からR321を経由して40分ほどで岬のある土佐清水市に入り、
そこからさらに山道を20分ほど走ると岬に到着します。

去年の夏、世界ジオパークに認定された室戸岬に行きました
こちらは岬の突端、海のそばまで割と楽に行けたのに対し、
足摺は岬に向かうまでにけっこうな山越えが待っている上に、
岬付近は交通規制されていて、岬から800m手前で車を止められました。
岬まで10分ほど歩くか、100円のシャトルバスで向かいます。
さらに足摺岬は岬自体も断崖絶壁になっていて、海とは隔絶されていて、
どこか近寄り難い雰囲気。

高知の二つの岬は対照的な雰囲気で面白い。


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土佐くろしお鉄道中村駅【nextstations|高知県四万十市】

空間デザイン

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♪ 僕が旅に出る理由はだいたい100個くらいあって

  ひとつめはここじゃどうもいきがつまりそうになった

  ふたつめは今宵の月が僕を誘っていること

  みっつめは車の免許とってもいいかななんて思ってみたこと ♪

  (くるり『ハイウェイ』)


GW後半4連休。
めずらしくなにも仕事が入らず。

...かといって遠くへ出かけられる余裕なし。

遊子川はとてもいいところだけど。
仕事も充実してるけど。
免許はすでに持ってるけど。

それでも人間、リフレッシュは常に必要だ。

だから僕は旅に出る。
泊まりじゃなくて日帰りでも、新世界を求めて出かける行為は立派な旅なんだ。


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2013年3月25日

ニシアワー・森の学校【岡山県西粟倉村】

空間デザイン / プロダクトデザイン

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[リノベるショールーム]

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木工先進地視察で岡山県西粟倉村へ行ってきました。
宇和町で古民家再生での地域づくりに取り組んでおられる方、
八幡浜で製材業を営んでおられる方と三人で。

西粟倉村の取り組みはFacebook、ホームページで知ったのですが、
まずはそのホームページの美しさ、センスの良さに惹きつけられました。

さぞかしセンスの良いデザイナーが専属で頑張っているのかなあ、
と勝手に思ってたのですが実際訪れてみるとちょっと状況は違ってました。

西粟倉村では2008年に百年の森構想を打ち出しました。
現在50年生の西粟倉の森を50年先を見据えた森づくりを目指そう。
その構想の元に、西粟倉村行政と森林組合、
それと活動を推進するコンサル会社の三者協働により
西粟倉村の新しい森づくりがスタートしました。

事業は良い森づくりを行なうための「百年の森林創造事業」と、
経済活動、都会へのアピールをしていくための「森の学校事業」の
二本立てで進められました。
その森の学校事業を進める組織が株式会社「森の学校」です。
廃校跡を整備してショップやカフェ、ショールーム、イベント会場などを設置し、
活動の拠点としています。

かつて西粟倉村にも近隣市町村との合併話が持ち上がっていたそうですが、
最終的には2004年に合併協議から離脱しました。

この選択が良かったのだと僕は思います。
下手に地域組織を大きなものとせず、動きやすくまとまりやすいスケールとしたことで、
山林を地域資源として再活用していく、というひとつの大きな目標に向かうことができた。

Small Scale, Large Depth.

ネットワークは広げるためのものだけじゃない。
深く繋がるためのものでもある。


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2013年2月13日

アトリエときデザイン研究所【大分県由布市】

プロダクトデザイン

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[玉の湯ホテル]


木工先進地視察で大分県由布院へ行ってきました。

地域おこし協力隊の任期中、木工で地域づくりに取り組むに当たり、
先進事例に学ぶべく、さまざまな木工による地域づくり先進地を訪れました。

アトリエときデザイン研究所は木工クラフトによる地域振興の第一人者がおられ、
元々一番最初に視察する予定の場所だったのですが、
先方の都合により視察がかなわず、第一弾は高知県馬路村へ行きました。
まあ、それはそれですごく収穫がありました。

今回、ECPR(えひめ地域政策研究センター)の仲介で、
念願かなって訪れることができました。
実は四国同様、九州にもほとんど行ったことがなく。

八幡浜港からフェリーに揺られること3時間。
別府港に上陸。
港には巨大なフェリー船「さんふらわあ」が停泊していました。
湯けむりたなびく坂の町を通りすぎて山間の温泉地へ。

由布院は若者と外国人旅行者であふれるモダンな温泉街でした。


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2013年1月 8日

「開かれた行政」のはしり・香川県庁1【丹下健三|香川県高松市】

建築デザイン

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香川県庁。

香川県立体育館と同じく丹下健三設計。
香川県立体育館がモダニズムの巨匠にしては異色の有機性の強いものであるのに対し、
こちらはまさに正統派モダニズムの作品。
近代建築の巨匠ル・コルビジェの「近代建築の五原則」を忠実に踏襲したものとなっています。

1958年に東館(旧本館)と議事堂が建てられ、2000年に新本館が建てられていますが、
この新旧二つの建物を見比べてみると、同じ設計者でもこうも作風が違ってくるのか、
と興味深いものがあります。

時代背景、社会情勢、経済状況などの変化もあるでしょうが、
そこには設計者の思考の変化も少なからず影響しているのではないでしょうか。
2000年完成の新本館はもはやかつてのモダニズムではない。
旧本館よりも高層でありながら、そこには重厚感はなく、むしろ軽さを感じさせる。
モダニズムが終焉し、ポストモダンすらも霧散してしまい、
様式という様式が存在しない時代。

それは丹下健三という世界的建築家をもってしても個性が際立たなくなる時代なのだろうか。
個性的な建築、というものが許されない時代なのだろうか。

そうだとすれば、なんとつまらない世界か。


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香川県立体育館【丹下健三|香川県高松市】

建築デザイン

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香川県立体育館に行ってきました。

世界的建築家・丹下健三。
彼の数々の名建築の中でも僕が一番好きなのは、1964年に建てられた3つの建物。
彼の名を一躍世界に知らしめた国立代々木競技場東京カテドラル
そして今回レポートする香川県立体育館。

この3つの建築が好きな理由は、その有機性。
建築がただ箱を作るだけのものではないことを教えてくれる。
大海原に漕ぎ出す舟のような外観のその建物は、
空間効率はけっして良いとは言えないけれどここにいるだけでワクワクさせてくれる。

幸福とはただやみくもに効率化して便利さを追求することだけで
得られるものではないんだよね、きっと。


1/3にこんぴらさん参り瀬戸大橋記念公園に続いて高松入りして立ち寄りました。
この日はまだ正月休みで体育館の中に入れず、やむなく外観だけ撮影しました。
結局高松に一泊して翌4日から開館となったことで、中に入ることができました。
残念なことに耐震的に問題あるとかで、現在は3階のアリーナは使用できなくなっており、
一階のトレーニングルームやスタジオのみ利用されているようです。

坂倉準三設計の西条市体育館のように取り壊すことにならなきゃいいのですが。


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