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2010年12月12日

ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ【東京オペラシティ アートギャラリー】

建築デザイン/ 展示・イベント

operacity_dominique.jpg


卒業制作の最終プレゼンも終わり、久々の展示見学。

久々のオペラシティ。


ドミニク・ペローについては、
名前をどこかで聞いたことがある、という程度で、
どんな建築を手がけたかはまったく知らなかった。

自分のなかの直感が、この展示を見たいと思った。
...単純に名前がカッコイイ、という類のものだろうけど。

このカンは、当たったような、外れたような。

好みで言うならば、正直それほど好きな部類じゃないかも。
しかし、それなりに学ぶところはあった。


「人間を凌駕する自然の中に人は存在すると認識することは、
 人間のありようを定義することではないでしょうか」


建築とは、自らを守るための壁を築くことである。

しかし、その壁が外界から隔絶されるものであってはならない。
これまでの建築はあまりに外界から隔絶されてきた。
これからの建築は、外界から自らを守ると同時に、
外界と交流するものでなければならない。



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会場は大きく分けて二構成。
前半が映像エリア、後半が作品エリア。

映像エリアはさらにプロジェクタエリアとモニタエリアに分かれる。
どちらもワールドワイドにプロジェクトが同時進行している様を
見せつけるかごとく5つの画面上に、映像が流れる。
エネルギッシュだけど、見てると疲れる。
そして集中できない。
今の世の中、こんなにマルチタスクでなきゃならないのだろうか。

モニタエリアでは、もううんざりして、
「建築家の11の言葉」というペローへのインタビュー映像以外は
注視しないことにした。

それが良かった。
インタビューは、ペロー自身が彼の建築哲学を語ってくれた。
11のキーワードのうち、もっとも共感できたのが「メッシュ」。

彼の建築の特徴は、内部空間と外部空間の境界面の表現にあると思う。
内部空間を適度に守るのと同時に、外部との適度な交流を持たせる壁。
メッシュはそのような「呼吸する壁」である。
呼吸することで建築そのものが「生きもの」になる。


こじつけかもしんないけど、
自分の卒業制作もある意味メッシュの表現なのかもしれない。
呼吸する生きものとしての建築を目指しているのかもしれない。


お気に入りの作品。

※画像はPinterestから検索したものであり、会場内の様子を表すものではありません。


ソウルの大学。


フランスの国立図書館。

建物そのものではなく、建物に囲まれる空間そのものが建築の個性となる。


ベルリンの自転車競技場。


日本にもいくつか。

越後妻有トリエンナーレでお目見えしたらしい能舞台。

波打つ鏡の屋根。


大阪富国生命ビル。

銀座のティファニービルに似てる。
メッシュを多用するあたりも、隈研吾氏の建築と通ずるものがある気がします。


この波打つビルの発展形、オーストリアのDC Tower。

久々に良いものを見ました。

明日からはまたバイトだ。
卒業制作で出費が嵩んだからな〜。

しっかり働かねば。



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