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2018年6月 9日

日本画山脈 再生と革新〜逆襲の最前線【八幡浜市民ギャラリー】

アート/ 展示・イベント

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訪問日:2017年11月19日(日)


これももう半年ほどの前の話なのだけど。
テレビのCMで流れているのを見て知った展覧会。

本展は一般財団法人地域創造の助成による平成29年度公立美術感共同巡回展として、
岡山県の新見美術館→佐賀県の唐津市近代図書館美術ホール→広島県の蘭島閣美術館に続いて
愛媛では八幡浜の市民ギャラリーで開催されたものです。


美術館のない八幡浜にこんな良い絵が集まるなんて..ということで急遽行ってきました。



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[八幡浜市民ギャラリー]


本展は以下の三章構成となっています。

第1章 「七山」に見る「戦後日本画の再生」

第2章 現代の巨匠たちによる「不動の日本画表現」

第3章 新世代日本画の「逆襲」ー越境する表現


見どころはやはり山本丘人・東山魁夷・杉山寧・高山辰雄・横山操・加山又造・平山郁夫、の巨匠七山の作品がずらりと並ぶ第1章でしょうか。

お気に入りの作品群。

東山魁夷「道(試作)」「波響く」「緑映」
加山又造「春宵」「花曇り」「鴉」
平山郁夫「建立金剛心図」「オリエントの曙」「八坂塔遠望」

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東山魁夷[道](東京国立近代美術館)※本展では試作バージョンが展示


加山又造「鴉」※本展で展示されていたものとは異なります。


平山郁夫【建立金剛心図】


ただ一本の「道」が描かれているだけの簡単な構図に画家がどれだけの思いを込めていたか。
瀬戸内の穏やかな波。
白馬のいない「緑響く」。
多くの東山作品を見てきたつもりだったけど、まだまだ見えてなかった奥深さ。
春宵一刻値千金、春の幽玄の瞬間を描いた「春宵」「花曇り」。
降魔成道の瞬間の釈迦の神々しさ...

予想以上に良作が集まっていました。


第2章で知っていたのは田渕俊夫氏のみ、
新しく知って良かったなと思ったのが、
宮廽正明「協奏曲」と平松礼二「モネの池」シリーズ。


宮廽正明「協奏曲」※本展で展示されていたものとは若干異なります。


第3章にいたっては知ってる人はいなかったけど、
日本画の「古臭い」というイメージを脱却して新しい日本画の境地を見せてくれる
斬新な作品が数多くあって、なかなか興味深かった。
良かったのは新恵美佐子、間島秀徳、神戸智行、高島圭史。


唯一撮影可能だった岡村桂三郎「陵王11-1」。

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図録。

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