(出典:Wikipedia)
大野美代子さんの作品集に触発されて。
僕の好きな建築シリーズ、橋梁(世界)編。
正確には10個じゃないけど、大好きなカラトラバの橋は一括りにして
無理矢理10個にしちゃいました。
今回は日本国内ではなく、世界各地の橋をピックアップ。
やはり国外の方が好きな橋が多いので。
そのうち国内編もまとめるかもしれません。
この歳にして海外経験が少ないので、ほとんど訪れたことはないけれど、
いつか訪れてみたい橋達。
...というわけで画像、データ等はネットから適当に拾っています。
(カラトラバについてはオフィシャルサイトより)
まずはクラシカルなところから。
1.ブルックリン橋(アメリカ、1883年 ローブリング親子設計)
(出典:Wikipedia)
今回紹介する橋のうち、唯一渡ったことのある橋。
組積造の橋梁に鋼鉄のワイヤーで桁を吊る吊り橋。
米国で最も古い吊り橋の一つであり、鋼鉄のワイヤーを使った世界初の吊橋。
全長1,834m、スパン486m、海面からの高さ41.2m、主塔の高さ84m。
2.フォース鉄道橋(イギリス、1890年 ジョン・ファウラー&ベンジャミン・ベイカー設計)
スコットランドのフォース湾にかかる鉄道橋。
スティールの鉄骨トラスの骨組みが美しい。
日本の鉄橋ではこうはならない。
全長2528.7m、最大スパン521.3m、海面からの高さ46m、主塔の高さ104m。
3.サルギナトーベル橋(スイス、1930年 ロベール・マイヤール設計)
(出典:Wikipedia)
カラトラバも影響を受けたというマイヤールのコンクリートアーチ橋。
近代コンクリートアーチ橋の草分け的存在。
全長132.3m、幅3.5m、アーチ支間(スパン)90.04m、アーチライズ12.99m、
谷底からの高さ90m。
4.ミヨー橋(フランス、2004年 ノーマン・フォスター設計)
サー・ノーマン・フォスターによる世界一高い橋。
全長:2,460m、最大スパン342m、地面からの道路までの最高高さ270m、
主塔の高さ343m(東京タワーより高い!)、幅員32.05m(4車線道路)
斜張鉄塔が雲から突き出る様はとても美しい。
しかしフォスター卿はミレニアムブリッジで共振問題を起こしてますよね...
マレーシアはランカウイ島に架かるスカイブリッジ。
空中に投げ出すように描かれた全長125mのカーブからは
海抜700mの絶景が見れるそうな。
普通橋は静止物ですが、中には船舶航行のために桁が可動するものもある。
そういった橋のメカニカルな部分を見るのも楽しい。
以下好きな可動橋4つ。
6.タワーブリッジ(イギリス、1894年)
(出典:Wikipedia)
ロンドン名物タワーブリッジ。
7.ビスカヤ橋(スペイン、1893年)
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
世界遺産にも指定されているビスカヤ橋。
橋上から吊られたゴンドラで川を渡るという珍しい形式。
8.Puente de la Mujer(アルゼンチン、1998年 サンティアゴ・カラトラバ設計)
(出典:Wikipedia)
可動建築も得意なカラトラバ。
この橋は桁が90°回転するタイプのようです。
9.Gateshead Millenium Bridge(イギリス、2001年)
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
こちらはなんと桁が回転するというダイナミックなもの!
ちなみにただ「ミレニアムブリッジ」というと共振問題を起こした
フォスター卿のミレニアムブリッジを指すようです。
これまで紹介した橋のマップ。
より大きな地図で Bridge を表示
10.カラトラバの橋梁群
やっぱり大好きカラトラバ。
[カンポ・ヴォランティン橋(スペイン、1997年)](出典:Wikipedia)
[アラミロ橋(スペイン、1992年)](出典:Wikipedia)
[オランダのハールレメルメールに渡された3本の橋(2004年)]
おまけ: 自分の「橋」に対する原風景。
音戸大橋(広島県、1961年)
早瀬大橋(広島県、1973年)
(出典:Wikipedia)
音戸大橋は呉市から倉橋島に架かる橋。
赤いアーチと橋に登る螺旋道路が今も記憶の中に残る。
一方早瀬大橋は倉橋島と能美島に架かる橋。
音戸大橋の「赤と曲線」に対し、「白と直線」というコントラストが今も記憶に残る。
この2つの橋は幼少時に夏に海水浴に出かけるときによく通ったものでした。
今となってはどうということのない橋なのだけど、
僕の橋好きの原点がここにある気がします。
大人になってからの橋訪問記。
今後は大野美代子さんが設計した橋や、上に紹介した世界の橋を訪れたい。