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2014年12月 アーカイブ

2014年12月23日

山の斜面からせり出る空中楼閣【少彦名神社|愛媛県大洲市】

建築デザイン

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愛媛県大洲市にある少彦名神社に行ってきました。

大洲市は生活圏内で、買い物によく行く町だったのですが、
この神社は市街中心部からやや離れたところにあり、なかなか訪れる機会がなく。
また現在は氏子を持たない神社らしく、20世紀末の頃には
第一の鳥居が伊予大洲駅の目の前にありながら、地元の人もほとんど訪れず荒れ放題だったとか。

2002年に地元有志が集まって「おすくな社中」を結成され、熱心な保存活動がはじまりました。
とくに山の斜面からせり出すように建てられた参籠殿は、
「伝統的な懸け造り(三方懸け)という技法で建てられた近代建築」という大変珍しいものであり、
2013年にはワールド・モニュメント財団(WMF)により「危機遺産」に認定され、
その翌年には修復のための助成金を得て修復工事が行われました。
自分が訪れた時はこの工事期間中のことでしたが、終盤ということもあって、
ほぼその全容を目にすることができました。
工事は途中現場の棟梁が不慮の事故で命を落とすという、不幸があったものの、
2015年3月に無事終了し、竣工式が行われました。
2016年にはこの参籠殿の保存活動がユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞の2016年最優秀賞を受賞。

いやー、地元にこんなすごい建物があったなんて。
灯台下暗し。


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