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2013年1月 アーカイブ

2013年1月 9日

五岳山 誕生院 善通寺【四国八十八ヶ所霊場:第七十五番】

空間デザイン

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四国八十八ヶ所霊場第七十五番、善通寺。
香川県善通寺市は弘法大師の生誕地です。

唐より帰国した空海は父・佐伯善通が寄進した四町四方の地に、
唐で師事した恵果和尚の住した長安・青龍寺を模した寺を建立しました。
寺名は父の名をとって善通寺とされました。

その後鎌倉時代になって佐伯家の邸宅跡に誕生院が建立され、
江戸時代までは善通寺と誕生院はそれぞれに住職を置く別々のお寺でしたが、
明治になって善通寺として一つのお寺となり、
元からの伽藍部分を東院、誕生院の部分を西院と呼ぶ二院構成になっています。

当地は香色山・筆山・我拝師山・中山・火上山の五岳が屏風のように連なっており、
「屏風浦」とも称されていることから山号は「屏風浦五岳山」、
弘法大師生誕の地であることから院号は「誕生院」となっています。


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2013年1月 8日

「開かれた行政」のはしり・香川県庁1【丹下健三|香川県高松市】

建築デザイン

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香川県庁。

香川県立体育館と同じく丹下健三設計。
香川県立体育館がモダニズムの巨匠にしては異色の有機性の強いものであるのに対し、
こちらはまさに正統派モダニズムの作品。
近代建築の巨匠ル・コルビジェの「近代建築の五原則」を忠実に踏襲したものとなっています。

1958年に東館(旧本館)と議事堂が建てられ、2000年に新本館が建てられていますが、
この新旧二つの建物を見比べてみると、同じ設計者でもこうも作風が違ってくるのか、
と興味深いものがあります。

時代背景、社会情勢、経済状況などの変化もあるでしょうが、
そこには設計者の思考の変化も少なからず影響しているのではないでしょうか。
2000年完成の新本館はもはやかつてのモダニズムではない。
旧本館よりも高層でありながら、そこには重厚感はなく、むしろ軽さを感じさせる。
モダニズムが終焉し、ポストモダンすらも霧散してしまい、
様式という様式が存在しない時代。

それは丹下健三という世界的建築家をもってしても個性が際立たなくなる時代なのだろうか。
個性的な建築、というものが許されない時代なのだろうか。

そうだとすれば、なんとつまらない世界か。


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香川県立体育館【丹下健三|香川県高松市】

建築デザイン

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香川県立体育館に行ってきました。

世界的建築家・丹下健三。
彼の数々の名建築の中でも僕が一番好きなのは、1964年に建てられた3つの建物。
彼の名を一躍世界に知らしめた国立代々木競技場東京カテドラル
そして今回レポートする香川県立体育館。

この3つの建築が好きな理由は、その有機性。
建築がただ箱を作るだけのものではないことを教えてくれる。
大海原に漕ぎ出す舟のような外観のその建物は、
空間効率はけっして良いとは言えないけれどここにいるだけでワクワクさせてくれる。

幸福とはただやみくもに効率化して便利さを追求することだけで
得られるものではないんだよね、きっと。


1/3にこんぴらさん参り瀬戸大橋記念公園に続いて高松入りして立ち寄りました。
この日はまだ正月休みで体育館の中に入れず、やむなく外観だけ撮影しました。
結局高松に一泊して翌4日から開館となったことで、中に入ることができました。
残念なことに耐震的に問題あるとかで、現在は3階のアリーナは使用できなくなっており、
一階のトレーニングルームやスタジオのみ利用されているようです。

坂倉準三設計の西条市体育館のように取り壊すことにならなきゃいいのですが。


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2013年1月 6日

瀬戸大橋記念公園【香川県坂出市】

空間デザイン

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金毘羅参りに続いて瀬戸大橋記念公園に行きました。

目的は公園内にある東山魁夷せとうち美術館だったのですが、
行ってみたら美術館以外にもいろいろあって、なかなか面白い空間でした。
瀬戸大橋の開通を記念して開かれた博覧会の跡地として再整備された場所みたいです。

基本的に海に入るのは嫌いなので、海水浴とは一切しない人間ですが、
海を見るのは大好きです。
青、という色が好き。

奇しくも山間部の地域である遊子川も、その地域カラーはなぜかブルー。
だから性に合ってるのかな。

かつて博覧会で賑わった場所も、今は閑散としている。
まあ正月、という時期もあるのかもしれないけど、
良い空間として長く使われていくことの難しさ、厳しさというものを感じずにはいられない。


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こんぴら参り・金刀比羅宮【香川県琴平町】

建築デザイン / 空間デザイン

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♪こんぴら船々
 追手(おいて)に 帆かけて
 シュラシュシュシュ
 廻(まわ)れば四国は
 讃州那珂(なか)の郡(ごおり)
 象頭山こんぴら大権現
 一度廻れば♪
(香川民謡『こんぴらふねふね』)


大晦日にスキーに行って、2時間でリフト20本以上乗って今年の厄を滑り飛ばしていたら、
その疲れで元旦、二日は寝正月。
昼夜逆転生活にもなっていて、このまま正月三が日を寝正月にするのはマズイ。

...と思い立ち、2日の夜が更けてそのまま眠らず3日の早朝に出発。
今年はこんぴらさんに初詣に行くことにしました。
とくにこんぴらさんに強い思い入れがあったわけではないですが、
こんぴらさんのオフィシャルサイトを見てたら、
なんと円山応挙の襖絵を展示している、ということで無性に行きたくなって。

例によって貧乏旅行なので高速道路は使わず、のんびり下道で。
R56で松山まで、松山からはR11でひたすら東へ。
真夜中なので、道はガラ空き。
深夜3時半に出て、朝7時にこんぴらさんに到着。
さすがにこの時刻だと参拝者はほとんどいませんでした。

琴平駅前の町営駐車場に車を停めて、参拝開始。
えらく長い階段を登っていく、ということでとりあえず本宮まで行ければいいか、
と思ってたのですが、寝てないにもかかわらずゆっくりあちこち写真をとりながら
登ってたらそんなに苦もなく登れたので、せっかくなので一番奥の奥社まで行ってきました。
それでまた疲れる、という悪循環ですが...^^;

まあ良いことにせよ悪いことにせよ、人間は同じことを繰り返しながら前に進んでゆく。
それがバイオリズムというものであり、「生きる」ということなんだろうね。


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