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2011年8月 アーカイブ

2011年8月27日

北川村「モネの庭」マルモッタン【高知県北川村】

空間デザイン / アート

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モネの絵が好き。

一見、どこかぼやけていて、焦点が合わなさそうなその絵は、
目を細めて眺めると、あたかも目の前の現実として存在しているかのような
リアルさをかもし出す。


モネは晩年は一連の睡蓮シリーズの絵を描くために、
フランスはジヴェルニーの自邸に睡蓮の庭を築いたことで有名です。
ジヴェルニーには今もそのモネの庭が観光地として整備されていて、
その庭の管理人に正式に認可された庭が高知にあります。

それが高知県北川村のモネの庭、マルモッタン。
「マルモッタン」はフランスの美術館の名前をいただいたとか。


ジヴェルニーへはいつか訪れたい、と思っているけれど、
やはり遠く、なかなか行くことはできない。

んじゃ、とりあえず行けるところから。


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2011年8月26日

カーブする木造切妻屋根が美しい・牧野富太郎記念館【内藤廣】

建築デザイン

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高知が生んだ日本の植物分類学の父、牧野富太郎氏の業績を称えて
1958年に開園した牧野植物園

その園内に建つ、牧野富太郎記念館。
内藤廣設計で1999年に建てられました。


建築家 内藤廣氏設計のこの牧野富太郎記念館は、サスティナビリティー(持続性)という考え方がひとつのテーマになっています。自然と人間が共生している仕組みを壊さず持続させていくための工夫が構造や設備などに生かされています。最新のコンピューター解析技術と土佐の伝統技術との共同作業でつくられたこの建物は、景観に配慮した環境保全型建築の方向性を示す優れた建築物として全国的な評価を受け、第13回村野藤吾賞をはじめ数々の賞を受賞しました。
木の温もりを生かし入園者を優しく包み込み、自らを「草木の精」と呼んだ牧野富太郎にふさわしい空間をつくりだしています。(牧野植物園オフィシャルサイトより)


本館と展示館の二棟構成で、
その特徴は、中央の庭園を馬蹄形に取り囲んだカーブする切妻屋根の建物。
そしてその曲面で構成された二つの建物を直線で構成された通路で結んでいます。


内藤建築独特の木の架構。
直線要素の反復で全体として曲面を構成する有機要素が魅力的。
さらにその骨組を自然材の木で構成することでさらにその有機性が増す。

その木の架構を暖色系の照明でライトアップすると、
温かみが生まれ、空間は生命力に溢れるものとなる。
反復された木材はあたかも骨で、
その骨にくるまれる空間はあたかも母胎にいるかのような心地良さ。
(母胎にいた頃の記憶は皆無ですが...)


人間に最適な空間は単一的な箱によってもたらされるものではない。
もっと複雑で有機的なものではないだろうか。


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高知が生んだ「日本の植物分類学の父」ゆかりの植物園・高知県立牧野植物園【高知県高知市】

空間デザイン

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高知駅を堪能した翌日、
同じく高知市内の五台山という丘の上にある牧野植物園へ。

ここにもう一つの内藤建築、牧野富太郎記念館があります。

ま、この建物のレポートは後のお楽しみ、にして、
まずは植物園のレポート。

意外とユニークで美しい植物たちに溢れていて良かった。


理想の「形」のお手本は、いつだって自然にある。
自然はいつだって完璧だ。


その秩序を崩すのは、いつだって人間。
でも、その「偏り」が人間「らしさ」なのかな。


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木造アーチが美しい高知駅【内藤廣|高知県高知市】

建築デザイン

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高知市内の高知駅へ。

夕刻の帰宅ラッシュにぶつかってしまい、渋滞の中へ。
久々の渋滞経験。
身体が田舎モードになりつつあるだけにストレスが溜まる溜まる。
...別に都会が恋しくてここに来たわけじゃない。

梼原町にある四つの隈建築に加えて、高知市にある二つの内藤建築。


駅は都市の顔である。
駅を見れば、その都市がどういう都市か、だいたい分かる(...と思う)。

大学で建築に興味をもつようになり、
さらにその構造に興味をもつようになり、
自然材の木に興味をもつようなり、
...僕は現代の「箱」社会に疑問をもつようになった。

曲面で構成された人間の体を包むものとして、
直線で構成された箱は果たして最適な空間なのだろうか。
有機体を包むものは、有機的な空間と材料であるべきではないのか。


大アーチを描くかまぼこ状の屋根に、未来の建築の姿を見る。



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2011年8月25日

雲の上ホテル【隈研吾|高知県梼原町】

建築デザイン

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負ける建築』を読んで以来、隈研吾氏のファンです。

遊子川のとなり町、梼原町にはその隈建築が四つもあるなんて。
ああ、なんて羨ましい。


梼原町役場とまちの駅、雲の上ホテルと雲の上ギャラリー。
今回はそのうちの二つ、雲の上ホテルと雲の上ギャラリーをご紹介。

R197を梼原の中心地を通過して高知方面へちょっと進むと、
R197沿いに道の駅と並んでこの二つの建築が立っています。

まず雲の上ホテルが1994年に建てられ、
後から雲の上ギャラリーが2010年に増設されました。


後から増設されたギャラリーのほうに、隈建築独特のストライプが見られます。
最初からストライプにこだわってたわけではないんですね。


たゆみなく積み重ねられていくものは美しい。
これぞ、積層の美。


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梼原町役場【隈研吾|高知県梼原町】

建築デザイン

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[梼原町役場]


負ける建築』を読んで以来、隈研吾氏のファンです。

遊子川のとなり町、高知県梼原町にはその隈建築が四つもあるなんて。
ああ、なんて羨ましい。


梼原町役場とまちの駅、雲の上ホテルと雲の上ギャラリー。
今回はそのうちの二つ、梼原町役場とまちの駅をご紹介。

R197から梼原の中心地へのメインストリートにこの二つの建物はあります。


隈研吾独特のストライプデザインがここでも用いられているわけですが、
不思議とどの建物も、その地域性とマッチしちゃうんだな。
斬新だけど、伝統とケンカしない。
これまで培った伝統を壊すことなく、新しいものを取り入れる。
まさに地域おこしの理想がここにあるような気がします。


ああ、自分もこういうものを作りたい。



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