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2010年8月 アーカイブ

2010年8月30日

銀座~外苑前~表参道散策

建築デザイン

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二人の若手建築家の展示をハシゴした。

ちょっとした気まぐれだったのだけど、
半分は新しい発見があったものの、半分は後悔した。

建築はそのスケール故に、大切なものを包むが故に、
慎重に扱わなければならない。
建築に芸術があるからといって、安易に飛躍的に扱ってはならない。


最近の建築がどうも軽薄に見えるのは、
自分の感覚が最先端の感覚に追いついていないからだろうか。


建築はクラシカルであるくらいがちょうどいい。


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2010年8月29日

ハムレット【シェイクスピア】

アート / 読書

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シェイクスピア四大悲劇の一つ。

マクベス」に引き続いて読んだ。


兄である王を奸計により毒殺して王座に就き、兄の妻を妃に娶った叔父。

先王の息子、ハムレットはその真実を知ったその日から狂気を装い、
復讐の機会を待つ。

復讐心、懐疑心、臆病心に日夜苦しみながら、
装った狂気が行き着く先は破滅しかなかった...


弟が兄である王を殺して王座に就き、兄の妻を自分のものにする、
というテーマは「サロメ」と同じですが、大元はギリシャやローマ神話なのだろうか。


権力が人を狂わせる。
もっとも大事なものを見失わせる。
欲に溺れさせる。


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2010年8月22日

夢の島熱帯植物館【東京都江東区】

空間デザイン

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[アオノリュウゼツラン]

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夢の島熱帯植物館に行ってきました。

通常は夕方5時で終わるのですが、この日は夜間開館日で21時まで延長。
夕涼みがてら行ってきました。


とにかく緑が見たかった。
建築と自然の良い関係を見たかった。

大きな鉄骨フレームとその中の自然。
デザイン黎明期の水晶宮(クリスタル・パレス)が頭の中に浮かぶ。

建築は自然から切り離してきた。
それが「人間らしさ」だと思っていた。
が、それは人間ではあっても、生命体としてあるべき姿ではなかった。


だから建築は自然との良い関係を取り戻さねばならない。


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2010年8月20日

逃れられない「カタチ」

学業

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2年生の時の香水の課題から生まれた造形。

ただ立方体を「ねじる」という単純な発想から生まれたこの形が、
以後、自分の中につきまとっている。

自分の中の芯、という点ではあらゆる展開に応用が利くのだけど、
逆にこれを越える新しい形を生み出す、というブレークスルーにおいては
大きな壁となっている。


この形から離れられない。
この形から逃れられない。

もっと有機的な、もっと本質的な形が、この形の向こうにあるはずなのに。


悩んでいる割に進捗が見られない。
悩んでいる割に結果が出ない。

...内面の苦労が報われない、苦しい時期であります。


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2010年8月13日

大岡山~洗足池散策

建築デザイン

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久々に終電間際まで騒いで、終電を逃した。


奥沢まで行く電車があったので、そこから歩いて帰ることにした。
自由が丘のすぐそば、という程度の認識しかなく、土地勘もない。
加えて真夜中の都市は方向感覚を狂わせる。
山勘を頼りに彷徨うも再び同じ袋小路へと戻る。
仕方なく携帯のGPSで現在地を確認し、行くべき道を把握する。
文明の力に頼りきっている自分が嫌になる。

とてつもなく長い間彷徨ってた気がしたけれど、
時間にしてみればせいぜい1時間ほどの徘徊だった。


無性にどこか遠くに行きたくなる。
まったく見知らぬ楽園へ。

そこは生まれる直前の王道楽土。
人は誰しも原点への回帰を目指して歩む。


人は進んでいるようで道を戻っている。
しかし同じ道を歩くことはない。

それが「輪廻」ということではないだろうか。


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2010年8月 1日

オルセー美術館展2010・ポスト印象派【国立新美術館】

アート / 展示・イベント

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[ゴッホ『星降る夜』(1888年)](画像は大塚国際美術館の陶板画)


国立新美術館で開催されている、オルセー美術館展に行ってきました。


実は3年前に東京都美術館で開催されたオルセー美術館展にも行きました。
その時は美大に入る直前で、絵に関する知識も感覚も
今に比べるとまったくない状態だった。

今回はその時よりも10倍も絵画鑑賞を楽しめた気がする。
あらためて3年の月日の中で自分が学んだもの、を感じることができた。

別に絵を鑑賞するのに特別な知識なんて必要ない。
だけど、画家がどんな思いでその絵を描いたのか、
どういう時代背景でその絵を描いたのかを知れば、
よりその絵に対する思い入れが強くなる。

そして絵画で何を表現しようとしたのか、自分なりに考えることができるようになる。
感じて、考える。
「より良く」生きるために。

ただ、ボリュームとしては前回の方が大きかったかな。
けっこう混雑した中でもじっくり鑑賞したつもりだったけど、
鑑賞時間はトータルで2時間かからなかった。


いい絵はデジタルデータでもその良さが伝わるものだけど、
いい絵の本物はもっと良い。

絵は基本的に二次元の媒体だけど、
「本物の絵」は微かに三次元であり、その微かな部分に魅力が詰まっている。


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ネイチャー・センス【森美術館】

アート / 展示・イベント

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森美術館で開催中のネイチャー・センス展を見にいってきました。


一番の目当ては国立新美術館でのオルセー展なのだけど、
15時半頃着いたら入場まで30分待ちの混雑。

...少し入場を遅らせて先に本展を見てくることに。


今の都会人に一番欠如しているもの。

それは自然の一員としての自覚、「ネイチャー・センス」ではないだろうか。
衣食住はお金を払えば自動的に入手できる、というコンビニエントな感覚。
平和な社会における危機感のなさ。
それが一番危うい。


それだけに本展には少なからず期待していました。


...だけど。


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建築へ―ル・コルビュジェ ソーニエ

建築デザイン / 読書

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図書館で見つけたル・コルビュジエの著書。

建築をめざして」とは別の本なのだろうか。
「建築をめざして」を読んだのがけっこう前なので、今となってはよく分からない。

「ソーニエ」とはなんなのか。
これも本書を読む限りではよく分からなかった。

相変わらず難解な文章だけれど、
一文の長さが短く、1ページに掲載される文章量も比較的少ないことで
コルビュジエの文章にしては読みやすかったかな。


建築へ。

巨匠が人々に建築が向かうべき本質的な「道」を導く。

今にしてみれば極論過ぎる部分も少なくない。
それでもこの本の内容は古びない。
今以てなお、学ぶところが多い本ではないだろうか。


僕が辿るべき「建築道」とはどんなものなのだろう。

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