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2010年7月 アーカイブ

2010年7月25日

国際色豊かな寺院・川崎大師(平間寺)【神奈川県川崎市】

建築デザイン

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仕事の打ち合わせで川崎に行ってきたので、
その足で川崎大師へ行ってきました。

川崎には通算で5年ほど住んだのだけど、
川崎のど真ん中である川崎駅周辺にはほとんど行ったことがなく、
この歳にして初参拝。


日が傾いて幾分涼しくなった頃とはいえ、うだるような暑さ。

しかし独得のその様式は見ていて面白い。
アジア的な独特の様式といい、くすんだピンク色の社殿といい、
池上本門寺とどことなく似ている気がするのだけど、
池上本門寺は日蓮宗、川崎大師は真言宗、と宗派は違うらしい。


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2010年7月21日

静寂 〜 一瞬のダイナミズム 〜【カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ】

アート

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[希望号の難破(1824)](画像は大塚国際美術館の陶板画)


早いもので今週末は共通教育科目の前期末テスト。


西洋美術史Ⅱはルネサンス直後のマニエリスムにはじまり、
バロック、ロココ、新古典主義を経て、
フランス、ドイツ、イギリスの
3つの国のロマン主義を学んだところで終了。

ロココの軽薄さへの反動から登場した、
重厚でどっしりとした安定感のある新古典主義。

その新古典主義を継承しながらも、
心の奥底の感情表現が萌芽しはじめるのがロマン主義。

それはやがてバルビゾン派の登場に影響を与え、
クールベの写実主義を経て、印象派へと至る。


ロマン主義の代表的画家として
フランスではジェリコ、ドラクロワ、
ドイツではフリードリヒ、ルンゲ、
イギリスではコンスタブル、ターナーを学んだわけだけど、
自分のお気に入りはドイツのカスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Caspar David Friedrich)。


自然の絶対的な静寂の中に神秘が宿る。
静寂でありながら光と影を明示的に使うことで
自然の厳しさ、躍動感を感じさせる。

真のダイナミズムとは、静寂の中の一瞬にあるのではないだろうか。


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2010年7月11日

「飛ばねえ豚はただの豚だ」

空間デザイン

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一昔前のジブリアニメ、宮崎作品が好きだ。


冒険心を一番くすぐられるのは「ラピュタ」。

自然の大切さを教えられるのは「ナウシカ」。

少女の可憐さに心ときめくのは「カリオストロ」。

そして、こんな所に住めたらな、と思ってしまうのが、「トトロ」と「紅の豚」。


そして一番心に残る名台詞が「紅の豚」のこの台詞。


  「飛ばねえ豚はただの豚だ」


飛ばない人間も、ただの人間だ。
人間は「ただの」人間でいることに満足しない。


ただの人間でもハッピーになれる道はいくらでもあるのにね。


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レトロモダン

学業

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自分があることに取り組んでいるとき、
その成果に対してことさら悪い点を抽出して注意する人と、
良い点を抽出して評価する人がいる。

どちらも最終的な成果を良くするには効果的なのだけど、
継続していくためのモチベーションという観点から考えると、
自分には後者のほうがより効果的に作用する。

もちろん前提として、
自分が自分の悪い点をしっかり認識していれば、の話だけど。


自分で自分の欠点を意識しているとき、
それを他人から指摘されるのはけっこう凹むものだし、
逆に自分で自分の長所を意識しているとき、
それを他人から評価されたいと願うものだ。


どうやら自分は褒められて伸びるタイプのようだ。

これでも昔は体育会系だったんだけどな。


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2010年7月 5日

目を閉じて【オディロン・ルドン】

アート

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[目を閉じて(1890年)](画像は大塚国際美術館の陶板画)


目を閉じて。

少し首を傾けてもの思いに耽る女性。


...その心は波一つ無い水辺の如く静か。


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ミュシャ展【三鷹市美術ギャラリー】

アート / 展示・イベント

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[ビザンティン風の頭部 ブルネット/ブロンド](出典不詳)


ミュシャ展に行ってきました。
ミュシャの生誕150周年を記念する展覧会の東京展示。


会場は三鷹市美術ギャラリー。
はじめて行ったのだけど、どうもイマイチだった。

まず裏口から入っていくような入口がいただけない。

そして狭い。
これだけ著名の画家の数々の名作が展示されるにはちょっと手狭じゃないだろうか。

展覧会最終日の日曜日、ということもあって激コミでした。


会場は、パリ時代、アメリカ時代、チェコ時代と大きく三構成でしたが、
やはりパリ時代のポスターが一番華があるし、人気も高いようでした。
観覧者はやはり女性が多かった~


平面性、商業色、デザイン性が強く一見派手に見えるミュシャですが、
彼が一番描きたかったのは静謐で神聖な美しさではないだろうか。


彼の絵の派手さより、静けさが好きだ。


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2010年7月 4日

「花」のない「華」

その他

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誕生日に花をもらった。


...と思ったら肝心の花がなく。

しかし家に帰っていざ花器代わりのコップに生けてみると...


...あら不思議。

確かに「花」はないのだけど全体として「華」があるように見える。


花を「生ける(活ける)」ってこういうことなのかな。


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2010年7月 3日

フィリップ・ジョンソン著作集

建築デザイン / 読書

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バイト仲間が貸してくれた雑誌で知ったフィリップ・ジョンソン著作集。

さっそく図書館で探して読んでみました。


コルビュジエやライトに比べれば若干読みやすいです。
そして掲載されている写真もモノクロだけど、とても美しい。
しかしやや厚めで大きいこの本を満員電車の中で読むのは骨が折れた...


著作集、とありますが、
実際はデイヴィッド・ホイットニーによりジョンソンの数々の
雑誌のレビューや講演記録などをオムニバス形式で編纂されたもの。
日本版の本のデザインは田中一光。
1975年の初版はグレーのブック・カバー、
1994年の再版版は白のブック・カバーとなっているようです。


1932年、当時のMoMAの館長アルフリッド・バーにより
1922年以後に急速に広まった新しい建築様式は
「インターナショナル・スタイル」と命名され、
ラッセル・ヒッチコックとフィリップ・ジョンソンにより
「インターナショナル・スタイル:1922年以後の建築」
というタイトルで近代建築国際展が開催された。


しかしその半世紀後。
自ら提唱したその様式に反旗を翻し、ポストモダンへの展開を見せる。


彼が建築に馳せる想いは何だったのか。

そのヒントがこの本にはあると思います。


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