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2010年4月 アーカイブ

2010年4月27日

聖アルバン教会【アントニン・レーモンド】

建築デザイン

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A4ギャラリーでアントニン・レーモンド展を見て、
バイト先のすぐそばに彼の設計した教会があることを知り、
昼休みに訪れてみました。


灯台下暗し。
外見に騙されるな。


外観ではお隣の聖アンデレ教会にすっかり心を奪われていました。


木造モダニズム万歳。


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2010年4月25日

マニエリスム

アート

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[ブロンツィーノ『愛の寓意』]※画像は大塚国際美術館の陶板画。


久々の美術ネタ。


履修登録が終わり、共通教育科目が授業スタート。


結局、中村先生の「文学と芸術」「西洋美術史Ⅱ」を履修。
これで上野毛キャンパスでの中村先生の授業5コマをすべて履修。
先週のガイダンスを聞く限り、同じ内容がなきにしもあらず、だけど、
新しいネタもまだまだありそうな気がしたし、なによりも...

...けっこう忘れてる。

こうなったら徹底的にルネサンス以降のクラシックをたたき込むのも悪くない、
ということで履修することにしました。

西洋かぶれ、というわけでもないのだけど、
ことアートに関しては圧倒的に西洋のほうが好きかも。
現代アートよりはクラシックなものが好きだけど、
古ければ古いほどいい、というものでもなくて、
芸術が王侯貴族だけのものだった頃のはあんまり好きじゃなく、
ルネサンス以降が好き。
中村先生が担当するパートがこの頃だというのも、
先生の授業が好きな理由の一つでもある。


中村先生の授業を整理すると。


  【1年生: 社会と芸術】
  ゴヤ、ピカソ、ダリ、ロルカなど主にスペイン芸術を中心に
  その時代の社会背景と芸術との関係を学ぶ。

  【2年生: 特講Ⅲ】
  構図や色彩、文字との関連など、絵画技法がテーマ。

  【3年生: 特講Ⅰ】
  エミール・ゾラ、オスカー・ワイルド、ボードレール、ロートレアモン、フローベールなど、
  フランス文学を中心に学ぶ。

  【4年生: 西洋美術史Ⅱ】
  ルネサンス以降の絵画の歴史を学ぶ

  【4年生: 文学と芸術】
  象徴主義を中心とした授業。


授業のテーマなどについては、あくまで僕が感じたイメージであって、
正確なものではありません。年によって内容も微妙に異なるだろうし。
詳細についてはシラバスを参照してください。
...といいながら僕はシラバスを参照にしたことはほとんどないけど。


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粗い石【フェルナン・プイヨン】

建築デザイン / 読書

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「光の教会」を読んだときに、
安藤忠雄が読んだ本として紹介されいて、読んでみたのだけど。


...内容が難解すぎる。


ロマネスクの代表建築、ル・トロネ修道院の建築過程を、
修道士であり、建築家であり、工事監督者であった主人公の日記、
という形で綴った物語。

シトー会というキリスト教のなかでも最も戒律の厳しい宗団においては、
人里から離れた土地を開墾し、自分たちが暮らす建物を自分たちで建て、
自分たちが食べる食料を自分たちで育てる。

生きていく上で必要なすべてのものを自分たちの手で手がける。
それは生きていく上で何が必要かを常に意識させられる。
かつて僕らはそうやって生きていたはずだった。


それがいつしか、効率化という名の下に社会が分業化が進んでいった。
結果、ただ生きていくことに関しては格段に便利になったけど、
「より良く」生きていくことに関しては、逆にその道が閉ざされてしまったのではないか。


...難解ながらもこの本を読み終えて、現代社会の理不尽さを感じた一幕でした。


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竹中工務店 東京本店

建築デザイン


アントニン・レーモンド展を見るために、竹中工務店東京本店まで行ってきました。
場所は江東区は東陽町。

東陽町の駅からおよそ3分。
何ともオシャレなビルが。

2005年度にグッドデザイン受賞してます。

ギャラリー「A4(エー・クワッド)」はこのビルの1階にあります。
残念ながらギャラリー内は撮影禁止ですが、
エントランスロビー内は撮影OKでした。


造形的にはとりたててユニークなところはないのだけれど、
壁の素材の質感がすごく心地良かった。

素材感、ってやっぱり大切なんだな。


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2010年4月24日

「札幌ミカエル教会」とアントニン・レーモンド展

建築デザイン / 展示・イベント

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ここのところ平日は悪天、週末は好天の日々。
それはそれで都合がいいのだけど、
たまの週末は疲れた身体を家でゆっくり休めたい...

と思いつつ、
先週のル・コルビジェ展に引き続き、
アントニン・レーモンド展へ行ってきました。

今回は江東区東陽町にある、竹中工務店のギャラリー、「A4」。
A4は「エー・クワッド」と読むらしい。
竹中工務店の社屋自体がグッドデザインを受賞するほどオシャレです。
このビルについてはまた別途。


アントニン・レーモンドについては、名前は知っているのだけど、
実際どんな人間で、どんな建築をしたのかはまだよく知らない。

アントニン・レーモンドという人と建築を知るまたとない機会なのですが、
大成建設のタイセイ・ギャルリーと同じく、日曜休館、ということで
土曜日の授業前に、急ぎ行ってきました。


「木造モダニズム」
...どうやらそれを日本にもたらしたお人らしい。


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2010年4月18日

関内~馬車道散策

建築デザイン / 空間デザイン

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横浜・関内のギャルリー・タイセイからの帰り。

授業まで少し時間がある、ということで。
あまり来ない横浜まで来た、ということで、桜木町まで歩いていくことに。


横浜、といえばオシャレな港町。
しかし、大きな都市には表の顔と裏の顔がある。
横浜といえど例外ではない。

関内から桜木町までの道筋はちょうどそんな都市の裏の顔を
歩いているような感じでした。
しかし、裏の顔の中にも美は潜んでいる。


そんなひっそりとした美を見つけるのも散策の楽しみなのだ。


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「ル・コルビュジエの建築」第1部【ギャルリー・タイセイ|横浜市中区】

建築デザイン / 展示・イベント

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TokyoArtBeatで見つけました。

大成建設のギャラリー、「ギャルリー・タイセイ」。
主にル・コルビュジエの作品を展示していて、
ちょうど企画展「ル・コルビュジエの建築」第1部が開催中、ということで
日曜日にでも行こうかな、と思ったら日曜は休館日ということで、
土曜日の授業前に急いで行ってきました。

横浜は関内駅から歩いて8分。


こぢんまりとしてますが、白を基調としたシンプルですっきりした空間。

土曜日だというのに、誰も来館者がいなくて、
来館者どころか、スタッフも一人もいなくて、
ほぼ貸し切り状態でした。
ビルの入口に警備員はいるものの、大丈夫なのかな、こんなんで。

撮影不可の案内もないようなので、
思う存分撮影してきました~


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一週間経過

学業

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大学4年生がはじまって一週間が経過しました。


4年生は卒制のみ、ということもあり、
3年生までとは違って、きっちりした課題があるわけでもなく、
今のところは先生も週1回しか来ないので、比較的のんびりしたスタート。

共通教育科目もすでに必要単位数をクリアしているので、
今年は授業をとらなくてもいいのだけど、
自分でお金を払っている、というケチ心が、
今年も何か受けておきたい、という気持ちにさせる。

かといっていまさら語学を習う気もなく、
(スペイン語とかなら習いたいけど)
他に新しい先生の科目をとりたくなるほどの魅力的な科目もないので、
ここまで来たら中村先生の授業を全部とっちゃえ、と。

上野毛での先生の授業コマ数は5つ。
毎年1コマずつとってきて、残りは2つ。
その2つの授業を今年はとることにしました。


水曜日は健康診断。
久々に平日昼間の大学に出向いたら、見事な桜が満開。
思えばこの桜も見納めなんだよなあ。

来年の今頃、僕は新しいスタートがきれているのだろうか。


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2010年4月12日

MOA美術館2【静岡県熱海市】

空間デザイン / アート

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熱海の桃源郷、MOA美術館

美術館そのものも良いのですが、周囲の環境も良い。


海あり、竹林あり、桜あり、茶亭あり、屋敷あり。


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MOA美術館1【静岡県熱海市】

空間デザイン / アート

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[ヘンリー・ムア『王と王妃』]


学校がはじまった

その前の週、佐倉まで桜を見に行った。

しばらく遠出はガマン...のはずだった。


しかし。
友達からもらった白洲正子の本のなかで、
MOA美術館が紹介されているのを読んで、
そういえば去年の今頃も熱海に行ったなあ...と。

その時も帰りのバスの中でMOA美術館の看板を見かけて、
どんな美術館なんだろ...と思ったものだった。


そう考えたら行きたくてたまらなくなった。
日曜日、早起きしたら行ってみるか。

起きたら曇りだった。
迷った挙げ句、結局出かけることにした。


...行って大正解。

熱海にこんな楽園があったなんて。


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2010年4月11日

小田原駅

建築デザイン

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熱海への道中、小田原駅に降り立ちました。


...スゴイ。

まるでカラトラバやグリムショーの駅じゃないか。


惜しむらくはこのせっかくのビッグスケールの有機的な骨格が、
ホームの半分からしか拝めず、残り半分は橋上駅スペースで
覆い隠されているのが非常に残念。


しかし、日本の駅もまだまだ捨てたもんじゃないな。
...そう思えたことが嬉しかった。


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2010年4月10日

大学4年生スタート!

学業

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大学4年次がスタートしました。


いよいよ大学生活最後の年。

いや、「大学生活」最後ではないな。
「この大学で最後の」、というのが正解か。
この学校を卒業することは、「学び」の終了ではなく、はじまりに過ぎない。

しかし、その卒業でさえ、一時はあきらめかけた。
学業に集中するにはあまりに時勢が悪すぎた。
学資は底をつき、借金をしてまで大学に残って学ぶことに意味はあるのか、
何度も自分に問い、先生や友人に相談した。
その結果、僕は卒業することを選んだ。
多くの人に助けてもらいながら。


しかし、まだ僕の途上には暗雲が立ちこめている。

まだ、見えない。
まだ、迷う。


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聖アンデレ教会

建築デザイン

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神谷町でバイトしているわけですが。


天気のいい日はたまに昼休みに周囲を散策したりします。

東京タワーの近くにとても感じの良い、聖アンデレ教会という教会があります。
切妻型の屋根、円形の天窓、半円アーチのエントランス、
装飾のない、シンプルな幾何学図形のそのファサード。
ロマネスク様式なのかな。


中に入れるのかな、とおそるおそるドアを開けると...
鍵がかかってない。そして中には誰もいない。
入口には訪問ノートみたいなものが置いてあって、
真摯な気持ちで書かれた懺悔などが記されていました。
迷いの多いいまの自分には、何を書いたら良いか分からず、何も書けませんでした。

教会っていつもこんな風に開放しているのだろうか。
都会のど真ん中で鍵もかけずに迷い人を受け入れる。
何とも不思議ですが、都会だからこそ、こういう場所が必要なのかもしれない。


そして内部もとても素敵な空間でした。


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2010年4月 8日

名人は危うきに遊ぶ【白洲正子】

読書 / 文学

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久々に会ったデジハリのクラスメイトから、
「アートを勉強しているなら」と、もらった一冊。


日本一ダンディーな男、白洲次郎の奥方。

以前、白洲次郎のテレビドラマを観てはじめて知ったくらいで
よく知らないのだけれど、けっこう辛辣な物言いのもの書きだったらしい。

読みはじめた頃は説教されている気分であまり面白くないなあ、
と思ってたのだけど、読み進めていくうちに、キツイ物言いのなかに
隠れている真実、人への愛が見えてきて、
最後のほうではすっかりファンになってしまった。


それはあたかも母の愛のような。
いまの日本はこういう母の愛を持った人間が少なくなりつつある気がしてならない。
それは母の愛、というもののありがたみを人々が忘れ去ったからに他ならない。

新しき物は常に古き物から生まれる。
いきなりゼロの状態から生まれることなど、けしてない。


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2010年4月 4日

建設中の東京スカイツリー【東京都墨田区】

建築デザイン

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川村記念美術館からの帰り。

思ったより早く見終えたので、もう1箇所どこか行きたいなあ...と。

東京東部へはめったに来ないので、
ちょうど最近、東京タワーの高さを越えたばかりの
東京スカイツリーを見に行くことにしました。


京成佐倉駅から、青砥で乗り換えて、押上で下車。
地下ホームから地上へ出てみると...


目の前にそびえ立っていました。


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DIC川村記念美術館【千葉県佐倉市】

空間デザイン / アート

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千葉県佐倉市の川村記念美術館に行ってきました。

新しいバイトをはじめて1ヶ月が無事過ぎ、いよいよ初給料日間近。
そして来週には大学4年生のスタート。
毎回休みには貧乏旅行をしていたわけですが、
いよいよそんな悠長なこともしていられない状況になってしまい、
バイト三昧の春休みだったけど。

日帰りでも、近場でもどこか行っておきたい。
ちょうど桜も見頃だし。

候補として、水戸芸術館か川村紀念美術館が頭に浮かぶ。
水戸芸術館は過去に何度か行ったこともあって、磯崎新のタワーが大好き。
また、水戸の偕楽園へも一度は行ってみたいなあ、と。
対する川村記念美術館は千葉は佐倉にある庭園美術館。
前から一度行きたいと思いつつ、未だ行けてなかった。

で、交通費を調べたら...
なんと水戸は佐倉の倍はかかることが発覚。
一も二もなく佐倉に決定。
...水戸って遠いんだな。

かつての会社員時代に通い慣れた総武線で2時間ほどかけて佐倉へ。
佐倉駅からは無料シャトルバスで20分ほど。


佐倉で桜を満喫。


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2010年4月 3日

光の教会 安藤忠雄の現場【平松剛】

建築デザイン / 読書

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安藤忠雄著書「連戦連敗」のレビュー記事へのコメントで、
けいあすぱぱさんから教えていただいた本。


茨木春日丘教会、通称「光の教会」。
今、最も訪れてみたい教会の一つ。

本書は光の教会の設計から施工、完成までの道のりを、
意匠設計者、構造設計者、施工業者、施主などあらゆる関係者の声を、
自身も建築構造設計の経験のある著者が客観的にとりまとめたもの。

第三者ゆえに冷静に、かつ客観的に関係者それぞれの声をまとめることができる。
そして、建築への造詣があるがゆえに客観的でありながら、現場に肉薄できる。


建築は建築家だけでできあがるのではない。
一つの建築の中で建築家の果たす役割なんて全体のほんの一部で、
そこには様々な人と仕事が入り交じっていることをこの本は教えてくれる。
建築とは極めて多面的で多様的な集合体なのだ。


建築家の仕事とは、
その多岐にわたるそれぞれの要素を一つの同じ方向に向けることではないだろうか。
だから良い建築家には人を惹きつける何かがある。
それぞれの個性を持った人々に同じものを感じさせる「イメージ」がある。


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2010年4月 1日

悪魔とプリン嬢【パウロ・コエーリョ】

読書 / 文学

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アルケミスト」「ベロニカは死ぬことにした」「星の巡礼」「11分間」に続く、
パウロ・コエーリョ5冊目。


「アルケミスト」では「前兆」を。
「ベロニカ」では「狂気」を。
「星の巡礼」では「旅」を。
「11分間」では「性」を。

...そして本作では「悪」という本質について語る。


自分が売り歩いた兵器で愛する妻と娘を惨殺された異邦人は、
人間の本質は悪である、ということを確かめるために、
悪魔を伴い、とある田舎町を訪れ、
最初に出会ったシャンタール・プリン嬢に恐るべき計画を持ちかける。

はたして小さな田舎町、ヴィスコスの運命やいかに?


はたして人間の根源は悪なのか?善なのか?

人間は生まれながらにして善であり、悪である。
性善説と性悪説は表裏一体である。


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