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2009年8月 アーカイブ

2009年8月30日

国立西洋美術館コレクション

アート

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[カルロ・ドルチ『悲しみの聖母』(1655年)]

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国立西洋美術館。

1959年に370点におよぶ松方コレクションが核となって始まり、
現在ではおよそ5,500点の作品を所蔵しています。

常設展における所蔵品作品については撮影可能となっています。
日本の美術館の中でも屈指のコレクションを誇る国立西洋美術館の作品群について、
完全に自分の好みでピックアップ。

撮影日時は2009年8月末。
企画展「ル・コルビュジエと西洋美術館」が開催されていました。


絵画の魅力が少しでも伝われば幸いです。


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ル・コルビュジエと国立西洋美術館

建築デザイン / 展示・イベント

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久々に上野へ行ってきました。

国立西洋美術館でこの美術館を設計したコルビュジエの展示をやる、というので
行こう、行こうと思いつつ毎度のことながら行くのを先延ばしにして...
最終日の1日前でようやく行ってきました。


今年は西洋美術館の館50周年にあたります。
それを記念しての展示なのですが、いわゆる企画展ではなく、
常設展の一部に組み込まれて、常設展料金で見ることができます。

ちなみに多摩美はキャンパスメンバーなので無料です。
貧乏学生には助かります~

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2009年8月29日

有名建築の航空写真 その2

建築デザイン

calatrava_sweden.jpg
【No.15】

【No.2】【No.3】【No.4】を手がけた建築家の建物。
体幹が捻れるようにビル全体が捻れる様は圧巻。
【No.6】を手がけた建築家も同じようなものを建ててますが、これには及ばない気がする。

...正解はこちら


Googleマップでの有名建築の航空写真シリーズその2。
その1(【No.1】~【No.14】)はこちら

今回もクイズ形式で。

"有名建築の航空写真 その2"の全文を読む »

有名建築の航空写真 その1

建築デザイン

Googleマップのマイマップ機能を使って建築マップ(その1その2)を作った、
ということで、お気に入りの航空写真を集めてみました~

普段の視線とのギャップを楽しんでいただくために、
クイズ形式にしたいと思いまーす。

正解は各画像にある正解リンクをクリックするか、
建築マップ(その1その2)で探してみてください。


まずは2つのオペラハウス。

【No.1】
rice_operahouse.jpg

世界的に有名なシドニーのシンボル...といえばすぐに分かりますね。
設計した建築家は知らずとも、この建物を知らない人はいない。

...正解はこちら


【No.2】
calatrava_tenerife.jpg

スペインはカナリヤ諸島、テネリフェ島にあるオペラハウス。
この人が作る建築は見た目の芸術性のみならず、
本質がにじみ出る構造美が素晴らしい。

...正解はこちら


【No.3】
calatrava_valencia_top.jpg

【No.2】と同じ建築家のもう1つの代表的なオペラハウス。
バレンシアの科学芸術都市にありますが、
この建築家はここでオペラハウス以外にもさまざまな建築を手がけています。

...正解はこちら


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2009年8月28日

建築マップ その2

建築デザイン

建築マップその2(その1はこちら)。


今回は、

  ・オスカー・ニーマイヤー(14)
  ・ピーター・ライス(12)
  ・フランク・ゲーリー(11)
  ・エーロ・サーリネン(10)
  ・I.M.ペイ(8)
  ・アントニ・ガウディ(6)

...の6人。


...ほんの思いつきがここまでガシガシ作るとは思わなかった。


しかしGoogleマップはめちゃくちゃメモリを喰う。
メモリに余裕がない方はご注意ください。

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2009年8月24日

建築マップ その1

建築デザイン

やばい。

夏休みも終わりに近づいているのに、引きこもり癖、ぐうたら癖が抜けない。
この週末はコルビュジエ展や坂倉準三展、柳宗理展を見にいくか、
レポート課題をやろうと思っていたのにどこにも出かけず、何も手つかず。

まったく何もしていない、というのでは自己嫌悪で凹むので、
せめて家にいながらでも妄想で飛び回る作業をすることにしました。

ちょうどバイトでGoogleマップのマイマップ機能を使っているので、
それを使って、自分がこれから見てみたい建築を建築家ごとに
まとめてみることにしました。


これまで興味のある建築及び建築家をピックアップすることはあっても、
しょせん海外にあるから、ということでロケーションはとくに気に留めてなかった。
でも、よく考えたら建築ってロケーションに大きく左右されるもののはず。
また他のデザインと違って一つ一つの作品ごとに現地に行かなければ
「本物」を感じることはできない。


やはり現場に行かなければ。
どんなに遠くてもいつか行かなくては。


しかしGoogleマップはめちゃくちゃメモリを喰う。
メモリに余裕がない方はご注意を~


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2009年8月21日

都市計画系バイト再び。

建築デザイン

amap.jpg


夏休み後半。

前半とはうって変わって真面目に働いております。

大学の教授のお手伝いで再び都市計画系のバイト。
今回は前回のように都内を自転車で走り回る肉体労働ではなく、デスクワーク。

東京23区にはどれだけ生産緑地(農地)があるのか?
その調査のお手伝い。


...こう書くととてもカッコイイお仕事のように聞こえるけど。

実際の作業はひたすら単純作業。
しかし仕事の価値は単純か複雑かで判断するものじゃない。
その作業の目的、価値をしっかり理解しているかどうか。
その点今回仕事をくれた先生はしっかり説明してくれるので、
良い仕事なんだと思う。


「スペースコミュニケーション」という専攻の良いところは、
建築を客観的にも主観的にも眺めることができることじゃないだろうか。

先生から半分冗談で「都市計画やってみない?」という誘いを受けるのだけど、
僕にはどうもピンと来ない。

これからの社会に必要な分野で面白そうだな、とは思うけど。
なんか視野が広すぎてピンと来ない。
都市って計画して秩序を保てるものなんだろうか。

...自分はやはりまずは建築をやりたいと思う。
都市計画の仕事をするにしても、
建築を経験してからでないとできない気がする。


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2009年8月18日

螺旋階段はなぜにかくも美しい?

建築デザイン


"神が曲げたものを誰が直し得よう?" - 伝道の書


ガタカ」という映画が好きで何度も見ているのだけど、
エリートたちの集まる宇宙センター「ガタカ」が、
ライトが1963年に建てたマリン郡庁舎であることに最近気づく。

半世紀以上も前に建てられた建築が近未来の建築として通用する。
これぞ真の建築、というものではないだろうか。


即効性の派手な外見は時と共に流されてゆく。
真に価値あるものはゆっくりと時間をかけて目覚めてゆき、
一度目覚めればその価値は永遠に続く。

自分がガタカを好きなのは表面上の美しさではなく、
奥深くに潜む本質の美しさがにじみ出ているからだと思う。


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2009年8月15日

横浜みなとみらいナイトウォーク

建築デザイン / 空間デザイン

yokohama_church.jpg
[横浜三塔のひとつ、<クイーン>横浜税関]

yokohama_minatomirai.jpg


大さん橋を散策した後、みなとみらいまで歩きました。


順路は、

大さん橋 → 赤レンガ倉庫 → Y150 → 観覧車 →
パシフィコ横浜 → QueensSqure →大道芸人広場 →
ドックヤード → 日本丸 

...まで行ったあとまたQueensSqureに引き返して
マックでお茶して横浜美術館の前を通って
みなとみらい駅へ。

Y150は中には入らず会場横を素通りしただけ。


けっこう歩いたなあ...


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横浜港大さん橋国際客船ターミナル【FOA|横浜市中区】

建築デザイン

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oosanbashi_gate3.jpg


前から行きたい、と思っていた大さん橋へ行ってきました。

本当は横浜美術館でやってる柳宗理展を見たついでに行くつもりだったのですが、
ぐずぐずしている間に家を出るのが遅くなってしまい、
明るいうちに大桟橋を先に見に行くことにしたら、
結局柳宗理展へは時間切れで行けず。

みなとみらい線ってすごく電車賃高い。
自由が丘~横浜は240円で行けるのに、
みなとみらいまでだと一気に420円、大さん橋のある日本大通りだと440円に上がる。
これで貧乏大学生は行くのを迷った...結局行ったけど。
なんとか日没には間に合ったけど。

晴れてはいたものの、雲が厚かったのが残念。
しかし夕方になって気温が下がってきて涼しく、散策にはちょうど良い頃合い。
人もけっこう来てました。


設計者はイギリスに拠点を置くFOA(Foreign Office Architect)の
アレハンドロ・ザエラ・ポロ氏 / ファッシド・ムサヴィ氏。
構造設計は渡辺邦夫氏率いるSDG


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2009年8月13日

等々力渓谷植物観察

その他

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間もなく夏休みも前半終了。

何をしてたのか、と問われると答えに詰まるほど何もしてない無為の日々。

「夏休み」なのだから、休んでいたんだ。
これぞ真に有意義な休みの過ごし方だ。

...と無理矢理納得させるもやっぱこのままじゃいけないな。

...と思ってたら次の日曜日に昔の職場の友人宅へ招待を受けた。
ちょうど休みのど真ん中。

そしてほどなくアルバイトの口が2件舞い込んだ。
すぐさま応募して1件はほぼ決まり。
後半の予定が瞬く間に決まりそう。

独りぼっちで生きてるようで世界は繋がっている。
捨てる神あれば拾う神あり。


昨日までの無気力のようになんかやる気が湧いてきた。
残ってるレポートをやっつけるとしよう。

...というわけで久々の暑い日射しの中、
デジ一片手に等々力渓谷の植物観察へ出かけてきました~


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2009年8月11日

失われた薔薇【セルダル・オズカン】

読書 / 文学

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中村先生の授業で紹介された本。
神秘主義を説明する本として紹介されてました。

この本と並行して「ソフィーの世界」を読んでいたのですが、
ちょうど「失われた薔薇」を読み終わった直後に
ギリシャの三賢人(ソクラテス、プラトン、アリストテレス)の後登場した
新プラトン主義のプロティノスによる神秘主義の部分を読んだのです。

なんたるセレンディピティ!
おかげで神秘主義が少し理解できた気がします。


美しく才気溢れるセレブな女性ダイアナは周囲の称賛を受けながらも
どこか満たされない日々を送る。
自信のなさと堅実な道の選択から本当は小説家になりたいのに、
法律家の道を選ぼうとしていた。

そんな中、彼女の最大の理解者である母が亡くなってしまう。
死に際に母が娘に残した言葉は彼女をさらなる悲しみへと突き落とす。

なんとダイアナには双子の妹メアリがいて、
幼い頃に死んだはずの父の元で育っている。
母の病気を知った父はメアリに母に連絡先を教え、
メアリは母へ4通の手紙を出す。
どうやらメアリは幸せではないようだ。
心配した母はダイアナにメアリを探すように、という遺言を残して逝った。

ダイアナは最初はそんな母親の遺言を無視していたが、
やがてメアリが立ち寄ったと思われるイスタンブールを訪れる決心をする。
そこでダイアナを待ち受けていたものは...


この本はあくまである母娘の物語であって、神秘主義の解説本ではありません。
本文中に「神秘主義」の文字は一切出てこないし、
「ソフィーの世界」を併読していなければ、この本を読んだだけでは
神秘主義を意識することはないでしょう。

それでもこの本を読み終わると、なにか満たされた気になる。
それは僕だけじゃない。

世界30カ国で翻訳されて世界中で読まれていることを考えれば、
神秘主義は今の世界に必要な「考え方」だと言えます。


人は一生自分のエゴから抜け出ることはできない。
しかしそのエゴを殺さなければ、人は誰とも分かち合えない。

エゴを殺すことで人は真に自由になれる。
人は神になれる。神と一体化する。


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2009年8月10日

建築の詩人、カルロ・スカルパ

建築デザイン / 読書

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自分が今、建築的に一番興味がある国はスペイン。

ガウディトロハキャンデラ、...そしてカラトラバ

スペインには魅力的な建築家が多い。


しかし。

ブルネレスキ、ネルヴィ、ピアノ、...そしてスカルパ。

イタリアもなかなか。


今回はスカルパに注目。
最近知ったばかりでまだ彼の建築をよく知らないけど。

今回はキャンデラの作品集も手がけた齋藤裕氏によるTOTO出版の作品集と、
a+uの1985年10月臨時増刊号として刊行された作品集の2冊を借りた。


「建築の詩人」とはどういうことなのだろう...


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2009年8月 7日

ソフィーの世界 (ソクラテス篇)

アート / 読書

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僕の哲学との最初の出会いはもうかれこれ20年ほど前、
高専での哲学の授業だった。
ただ、科目名は「倫理学」とかで、直接「哲学」と銘打ってなかったけど。

その頃から哲学はそれほど嫌いじゃなかった。
ソクラテスの「無知の知」、アリストテレスの「中庸」という言葉が、
以後僕の記憶の中に居座り続けた。


しかし高専を卒業して社会に出てからは、哲学は僕の生活から消えた。
今の現代社会においては哲学はそれほど必要とされていないかのごとく。


しかしそれから20年。美大の授業で僕は再び哲学に出会った。
やはり哲学という直接的な名前ではなく、「美と芸術」という科目だったけど、
僕は再び、ソクラテスやプラトン、アリストテレスに再会した。


人間はただ「生きる」だけでは満足しない生きものだ。
「より良く生きる」ことを望む。
その願望が人に美を求めさせる。


より良く生きるために人は「科学」を発明した。

しかしその前により良く生きようとする人間の真理を見つけた人たちがいた。

人は彼らを「哲学者」と呼ぶ。


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2009年8月 5日

人生の夏休み

その他

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夏休み。


毎回休みに入るとぐうたらモードが一気に全開になる。

何もする気が起きず、誰とも会う気にならず、家に閉じこもる。
そして自己嫌悪のスイッチがONになる。
暗く、憂鬱な世界へと僕を誘う。

...どうして毎回こうなるんだろう。


これがマルドロールの憎む人の弱さなのだろうか。
ボードレールの言う「倦怠<アンニュイ>」なのだろうか。


...違う。

今は夏休み。ただ休んでいるだけなんだ。

今、僕の人生は夏休み。


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2009年8月 3日

アルジャーノンに花束を【ダニエル・キイス】

読書 / 文学

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生まれつきの精神障害者、チャーリイ・ゴードン。
32歳になっても幼児程度の知能しかなく、
周囲の人間は彼をからかってはいたけれど、
彼はパン屋で毎日真面目に働き、
知能が低いながらも読み書きを覚えたい、という人一倍の向上心を備え、
なにより彼には人を惹きつける魅力を備え、
その周囲は笑顔にあふれていた。

そんな彼に、ビークマン大学の脳外科医であり精神科医であるストラウス博士、
心理学部長であるニーマー教授といったお偉い先生方が
チャーリイに手術を施して頭を良くしてくれるという。
動物実験のモルモット、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に連日の検査、
そしてついに手術を受けたチャーリイは
普通の知能を通り抜け、IQ185の超天才へと変貌する。


望んでいた知能を手に入れたチャーリイだったが、
彼を待ち受けていた運命は...


人が幸せになるのに必要なものは知能だけではない。

豊かな「感情」がなければ人は幸せにはなれない。


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2009年8月 1日

神は誰が創造したのか?

アート

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ポール・ゴーギャン『キリスト磔刑図』1889年]


神は自らの姿に似せて、人間を創った。
神は唯一絶対無二の存在だから、人間をあえて不完全な存在として創造した。

では神は誰が創造したのか?

「誰」という表現そのものが矛盾している。
始まりも終わりもなく、理由もなくただそこにある絶対的存在。
それが「神」なのだから。


しかしあえて僕は言う。

「神は人間が創ったのだ」...と。

不完全な人間が絶対的存在を夢見て創造した幻なのだと。


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