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2008年9月 アーカイブ

2008年9月30日

第五十五回 日本伝統工芸展

プロダクトデザイン / 展示・イベント

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[日本工芸会奨励賞 『欅造木目沈金盛器(けやきづくりもくめちんきんもりき )』](出典:日本工芸会)


新日曜美術館で紹介されていて、今年もこの季節が来たんだなあと。

去年高松宮記念賞を受賞した「月暈」はいまだにその輝きを失わない。


さて、今年の受賞作品の中から気に入ったものを4つほどピックアップ。
(画像は日本工芸会のもの)

一番好きなのはトップ画像の「欅造木目沈金盛器(けやきづくりもくめちんきんもりき)」。
玉井智昭さんの作品で日本工芸会奨励賞受賞。

ただ丸いだけなのに美しい。
そこに特別なものなどないようなのに心を惹きつけられるのはなぜだろう。


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Salt&Pepper その後

学業

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生活デザイン、第1課題「Salt&Pepper」もいよいよ大詰め。
今週木曜日に最終プレゼンです。


プレゼン後に最終完成品のアップと自分なりの講評をまた書きますが、
その前の直前について思うことをば。

造形作業はほぼ終了し、ただいま色付け作業の真っ最中。
画像はその色付け前のものです。

スタイロフォームに直にペインティングすると溶けてしまうので、
ジェッソというものを塗って、下地作りをします。
ジェッソを塗ってはやすり、を2,3回繰り返したあといよいよペインティング。

日曜日にカラースプレーを買いに渋谷のハンズへ。
そこで梅宮アンナとアンナママを見かけました。
普通に歩いていて、意外に誰も注目せず。
芸能人も普通に生活してるんだなあ...

...と思いながら一階の塗料コーナーでひとしきり悩んだあと、
油性でありながら発泡スチロールにも塗れるというハンズセレクトの
カラースプレーのグロスブラックとグロスホワイトの二色をチョイス、
陶器の感触を出したかったのでツヤありタイプを購入。
さらに二色が混ざらないように塗料用のマスキングテープも併せて購入。

...んで現在せっせと色をつけているわけです。
塗っては乾かし、の繰り返し。


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2008年9月29日

汐留エリア1【東京都港区】

建築デザイン / プロダクトデザイン

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[松下電工ビル]


村野藤吾展へ見に汐留に行ってきました。

汐留の見所はなんといっても海外有名建築家が設計した3つのビル。

ジャン・ヌーヴェルによる電通ビル。

ケビン・ローチによる汐留シティセンター。

そしてリチャード・ロジャースによる日本テレビタワー。


いやー、有名どころが3人もそろうと圧巻ですね。

日曜日だから混むかなあと思ったけど、
オフィス街だから逆に空いていて写真も撮りやすかったです。

ただ、この日はあいにくの曇天だったので、
外観はまた別の日に撮影することとして、今回は内部の様子を中心にお届けします。


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村野藤吾 建築とインテリア【汐留ミュージアム】

建築デザイン / 展示・イベント / 人物

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  村野藤吾 建築とインテリア ひとをつくる空間の美学
  松下電工汐留ミュージアム


建築家村野研吾氏の展示を見に汐留ミュージアムまで行ってきました。


とくに外国かぶれというわけでもないのですが、
僕が好きな建築および建築家は海外に多い。
意外に日本の建築および建築家を知らない。

最近の僕の志向として、建築に限らずなんでもそうなのですが、
なにかを参考にするとき、できるだけ自分から遠いものを好む傾向があるようです。
自分に近いものを参考すると、それに染まってしまう気がして嫌だったし、
自分から遠いほうが客観的に判断ができる。

しかしやっぱり日本人なら、日本の建築を知っておくべきだ。
場所が同じなら、時代で遠ざかろう。

もちろん村野氏のことも全然知らなくて、
新日曜美術館で紹介されているのをみてはじめて知りました。

1891生-1984年没。
世代的には丹下健三氏の一世代前になります。

適任ですね。
...ということで行ってきました。


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建築構造のはなし【マリオ・サルバドリー】

建築デザイン / 読書

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建築構造のはなし―原理と応用 鹿島出版会299ページ
マリオ・サルバドリー著 望月重+北島哲男共訳


Why Buildings Stand Up
The Strength of Architecture
Mario Salvadori


大学の研究室助手さんの薦めで読みました。

オススメの本やDVD、展示情報などを教えてくれたり、
八王子への転学の相談にのってもらったり、仕事をふってもらったり、と
今大学で一番お世話になっている人の一人です。
ちょうどいま自分が興味あることについて、
さらにドライブをかけてくれるというか、もう一段上のスイッチを入れてくれるというか。

こういうフットワークの軽い人が大学の教授とかになってくれると
大学ももっと健全化して面白くなると思うんですけどねえ...


今、建築の構造デザインについて興味を持ちつつあるのですが、
この本はまさにその興味を加速してくれる。
八王子で構造デザインの授業を受けているのですが、
その講義内容ともマッチする。

エンジニアを経てデザインを学ぶことになった経緯。
それはあながち偶然ではなく、遠い回り道だったけど必然の道だった。


全ては繋がっている。
問題はそれに気付けるかどうか、ということではないでしょうか。


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2008年9月24日

僕を建築に惹きつけるもの

学業

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「生活デザイン」の授業でソルト&ペッパーのデザインをしています。


時間の都合上実物を作るまでには至らず、スタイロフォームでのモックアップ止まり。
結局機能の追求というよりは、「機能による形態の追求」というのが
この課題での目標のように感じます。


形態にこだわりのある自分にとっては願ってもない課題なのだけど。


ものづくりの会社にいながらものを創ってこなかったツケがここで現る。
シンプルだと思っていた形がいざ作るとなるとなかなか形にならない。
粘土による付け足しだと容易な造形が、
スタイロフォームで掘り出し、となると途端にその造形が難しくなる。
先生に質問しても先生にもよく分からない、いうほど複雑な造形らしい。


造形と素材と加工法の適切な選択。
これもものづくりにおけるポイントのようです。


今回は課題の条件として「スタイロフォームで作ること」となっているので、
まあ掘り出しの練習だと思って複雑な造形にチャレンジします。

無事完成しますように。



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2008年9月20日

Salt&Pepper

学業

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『Hug』 by Alberto Mantilla


PDコース第3セッションの授業は「生活デザイン」。
第1課題はSalt&Pepperをデザインします。


デザインやエンジニアリングの究極の目標は幸福な社会の実現だと思う。
しかし「幸福であること」=「便利なこと」ではないと思うのです。
もちろん世の中を便利にすることは幸福な社会の実現の一端を担うものだと思う。
でもそれが全てではない。

逆にあまりにも効率化しすぎて、便利にしすぎて見えなくなった幸福というものが
現代社会では増えてきた気がする。


その見えなくなった「幸せ」を再発見する。
手間を楽しむ。

...それが今回僕がSalt&Pepperのデザインで表現したいことです。


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2008年9月19日

建築への道

学業

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夏休み明けに心待ちしていたものとして、
専攻の決定の他に転学部の募集案内がありました。


実は夏休みに入る前から漠然と転学のことを考えていました。
やはり建築を勉強したい、と。
建築は最も規模の大きなデザインであり、唯一量産しなくてもよいデザインであり、
空間を内包するプロダクトデザインである。

グラフィックデザインから、プロダクトデザイン、そして建築へ。
バウハウスでデザインの究極の目標を建築に置いているように
自分のデザインの究極の目標も建築にあるような気がする。


上野毛にはスペースデザインというコースがありますが、
厳密には建築を学ぶところではなさそう。
卒業しても二級建築士の受験資格も得られない。
(八王子のほうは得られます)


懸案事項は山積みだけれど、やっぱり僕は建築を学びたい。
それが今の自分の正直な気持ちかな。


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2008年9月15日

さらなる決断

学業

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PD(プロダクトデザインコース)3年生の先輩方が歓迎会を開いてくれました。

最初は学校の中庭で流しそうめん、
二次会は教室。
三次会は学生行きつけのやる茶、
四次会は自由が丘の飲み屋...


...と気付けばオールしてました。
4つもはしごしながら最初の2つは歓迎会で格安だったので
トータルで4千円ほどの安上がりな飲み会でした。


しかし歓迎会と言いながら、
肝心の3年生の先輩方は準備などで忙しいのと日本人生来のシャイな性格からか、
あまり交流できなかったのが残念です。

まあそれでも普段あまりしゃべれない先生とじっくり話せたり、
強烈な個性のOBたちと知り合うことができてそれなり収穫のあった飲み会でした。


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モネの魅力

アート


[クロード・モネ『マヌポルト、エトルタ』1885年 フィラデルフィア美術館]


大学の基礎教育科目で「特講Ⅲ」という授業を選択しています。
講師は「社会と芸術」の中村隆夫先生。


内容はあらゆる世代の絵画の技法とか表現方法を学ぶもの。
その特講Ⅲの前期のレポート課題は、自分で絵画作品2点を選んで
テーマを設定して論じなさい、というもの。


...というわけで最も好きな画家である印象派のモネの絵をピックアップ。


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2008年9月14日

「秘すれば花」花伝書―風姿花伝

読書 / 文学 / 学業

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大学の基礎教育科目で「特講Ⅱ」という授業を選択しています。
講師は「美と芸術」の小穴晶子先生

この授業は前期と後期で1冊ずつ決められた本の内容について
ゼミ形式で発表してゆくもの。

前期は世阿弥の花伝書。
600年経た現在もなお読まれ続けている能の解説書。
上記の講談社文庫本は川瀬一馬氏による校注、現代語訳つきで
古文が苦手な人でもすんなり入っていけると思います。


秘すれば花。
花とは「魅力」。

隠せば魅力的?
...さて、その心は?


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なぜ人は美を求めるのか

読書

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大学の基礎教育科目で「美と芸術」という授業を選択しています。

前期のテストが返ってきました。
テストを実施した科目でははじめてのことです。
しかも入念な答え合わせと採点に対するクレーム受け付け。
(結局クレームは一件もなかったのですが)

なかなかフェアな先生です。
先生全てがこうだとモチベーションももっと上がるのですが。

ちなみに点数は100点満点中90点。
記述説明形式の問題が一問10点で10題。
一問だけ全く心当たりでなく、空白で出してそこだけ10点減点。
授業を休んだ覚えはないので、たぶんぼけーっとしてて聞き漏らしたんだろう。
残り9問が完璧だっただけに残念。


さて、その美と芸術の先生が授業内容を本にされたとのことで、
なんと受講生はその本を無料でいただきました。
来年以降はこの本が教科書になるみたいです。
ラッキー!


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2008年9月 9日

ジャングルモック【ウィンターワイン】

プロダクトデザイン

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夏休みが終わり、大学の後期授業スタート。
最後の追い込みで3本のレポートも何とかやっつけて、無事提出。

金沢旅行に行く前にポートフォリオも提出済みで、
専攻は希望通りのプロダクトコースに決定。


夏休み最後の金沢旅行でくたびれていた靴がさらにボロボロになったので、
期のはじめ、ということもあって新調しました。


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2008年9月 4日

富山市街いろいろ

建築デザイン

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アウトサイドラインを見たあと、高速バスに乗るために富山駅へ。

ここで6時間ほど時間を潰さなければならない、ということで駅を中心に
富山市街を散策。

時間潰しといってもグッドデザインを受賞したポートトラムが見たかったのもあり
前から行きたいと思っていたのです。


というわけで念願叶っての散策。
そして思った以上に富山は良い街でした。


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2008年9月 3日

アウトサイドライン【ダニエル・リベスキンド|富山県魚津市】

建築デザイン

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ブレイキング・グラウンド」を読んで
日本にもリベスキンドの作品があることを知りました。

が、富山県魚津市にあることまでは書いてあるのですが詳細情報がない。
「ブレイキング・グラウンド」では「展望の丘」という名称しかなかったので、
そのキーワードでググってもめぼしい情報は得られなかった。

そこでmixiのリベスキンドコミュで質問したら、さっそく回答がもらえました。
どうやら魚津の桃山運動公園の中にあるらしい。
「展望の丘」という名称はその桃山運動公園のなかのブロック名のようです。
作品名は「アウトサイドライン」。


このオブジェクトは富山県の『まちのかお事業』により
海外建築家が基本設計、地元の建築家が実施設計を担当することで、
地域の1つのアイデンティティを建築やモニュメントといった形に表そうとしたもので、
富山県内数か所に建てられた建造物の一つだとか。


情報も得られた、ということで訪れてみることにしました。


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金沢21世紀美術館【SANAA|石川県金沢市】

建築デザイン

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2回目の金沢訪問の主目的は21世紀美術館。

はじめて訪れたときはこの美術館の魅力を十分理解していなかった。
今回はじっくり時間をかけて、朝と夜の2回に分けて訪れました。

夜10時までやってる美術館なんてここくらいじゃないでしょうか。
(特別展やミュージアムショップなど一部エリアは夕方に閉まるけど)


他の美術館もこれくらいオープンなら嬉しいんだけどね。
さらに欲を言えば海外の美術館のように展示作品の撮影もOKになれば
もっと良いんだけど。


この21世紀の美術館が先導を切ってくれることを願うばかりです。

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金沢武家屋敷【石川県金沢市】

建築デザイン / 空間デザイン

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金沢武家屋敷。

秋田とは違ってこぢんまりとしているけれど、それはそれで僕は好きです。


日本情緒溢れる街並みや庭園、家の造りは古き良き日本を未来へと
刻み続ける立体的な記録といえるのではないでしょうか。


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特別名勝・金沢兼六園【石川県金沢市】

空間デザイン

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岡山後楽園、水戸偕楽園に並ぶ日本三名園の一つ、金沢兼六園に行ってきました。
1985年に国の特別名勝に指定されています。
桂離宮と同じ池泉回遊式庭園。
見る角度によって様々な表情を見せてくれます。

金沢城跡21世紀美術館に隣接するこのトライアングルスポットは、
美しい金沢の街の中でも伝統的景観から未来的景観まで見せてくれる、
とりわけ魅力的な空間を形成しています。


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金沢城公園(金沢城跡)【石川県金沢市】

建築デザイン / 空間デザイン


金沢城跡は僕が知っている限り、一番キレイで居心地の良い城跡です。
...といっても僕が知っている城跡なんてそれほどないのだけれど。


天守閣は焼失してすでにないのだけど石垣がけっこう有名。
そして五十間長屋は実に美しい。

兼六園と並んで広く、開放的で緑が多い。

実に気分の良い場所です。


そんな金沢城跡の画像ライブラリ。


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和洋漢折衷の門がある神社・尾山神社【石川県金沢市】

建築デザイン

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金沢城跡に隣接する尾山神社。
後々知ったのですが、戦国大名の前田利家公とその奥方・お松の方が祀られているんですね。

金沢城跡兼六園などの名所の陰に隠れがちですが、ここも密かな名所です。

典型的な日本寺と思いきや、西洋のステンドグラスのある「神門」。
寺のそばには神の森のごとく深遠な森「神苑」。


いやー、イイです。


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金沢市街いろいろ

建築デザイン

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金沢を旅行してきました。


兼六園、金沢城、尾山公園、21世紀美術館などの有名スポットは
それぞれ別途紹介することとして、ここでは市街を歩いていてふと見つけた
「美しいもの」「面白いもの」を紹介します~


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「世界で最も美しい駅」に選出された日本唯一の駅【金沢駅】

建築デザイン

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金沢は日本の街の中でもとりわけ美しい街だと思う。

金沢駅も街の美観を形成するスポットの一つであり、
とりわけ東口のもてなしドーム、鼓門の美しさは格別で、
自分がもっとも好きな駅の一つである。

が、それゆえにいろいろ思うこともあり...


設計:白江建築研究所
竣工:2005年


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