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2008年6月 アーカイブ

2008年6月28日

デコンストラクティビズム(脱構築主義)の建築家【ダニエル・リベスキンド】

建築デザイン / 人物


[北部帝国戦争博物館]


先の「LANDSCAPE OF ARCHITECTURES」で知った建築家、
ダニエル・リベスキンド。

ザハ・ハディドと同じくその奇抜さで建つ見込みのない建築案が特徴的。
ザハ同様科学の発達によりようやく技術がデザインに追いつき、
一気に躍進したデザイナーの類の建築家なのかな。
こういう貯金ができる建築家ってうらやましい。

ザハと異なるところはザハが曲線を多用するのに対し、
リベスキンドは直線を多用するところ。
稲妻のような斜めの直線が象徴的です。

彼のオフィシャルサイトでは魅力的な建築作品群を拝むことができます。


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LANDSCAPE OF ARCHITECTURES 世界の建築鑑賞 Vol.3【DVD】

建築デザイン

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大学の研究室で借りたDVD。

6つの建築と建築家を紹介するオムニバスDVDシリーズ。
いきなり第3巻から観たのは多摩美の助手さんオススメの建築家がいたから。
その建築家については別記事にて紹介します。


  ・シカゴ公会堂/ルイス・H・サリヴァン
  ・オペラ・ガルニエ/シャルル・ガルニエ
  ・カサ・ミラ/アントニオ・ガウディ
  ・セイナッツァロ町役場/アルヴァ・アアルト
  ・ラ・トゥーレット修道院/ル・コルビュジエ
  ・ユダヤ博物館/ダニエル・リベスキンド


六者六様の見所があるわけで。


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2008年6月27日

かたちのデザイン2【課題1プレゼン】

学業 / ポートフォリオ

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セッション2「かたちとデザイン2」では2つの課題が出されているのですが、
前半の課題1のプレゼンが本日無事終わりました。

課題1は「保持するもの」の制作。
保持される物は各自で決定。
保持するものと保持されるもの、つまり「モノとモノとの関係性」を考えます。

評価のポイントは主にプロセスと制作物の仕上げ精度。

プロセスという面では自分的には満足のいくものだったけど、
仕上げ精度がいまいち納得いかなかったかな。


デザインという仕事は造形作業だけで成り立っているわけではありません。
そこにはエンジニアリングやディレクション、マーケティングなど
複雑な要素が絡んでくるのですが造形以外の要素は
デザイナーさん以外の人にタスクやジャッジを振ることができます。
しかし造形の最終的なジャッジはデザイナーしかできない部分。
本課題ではその造形のジャッジをできるようにするためのもの...らしいです。
先生によれば。


以下プレゼン内容を要約します。

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2008年6月26日

ジャン・ヌーヴェル 奇跡の美学【DVD】

建築デザイン / 人物


[フランス・パリ、アラブ世界研究所]


大学の研究室で借りた、デルファイの建築家DVDシリーズ。

今回はジャン・ヌーヴェル。
実はまだ彼の建築をよく知りません。

安藤忠雄やフランク・ゲーリーなどと共に手がけるアブダビの文化施設群や、
バルセロナのトーレ・アグバール、パリのアラブ世界研究所くらい。
それらはどれもモニュメンタルなので気になってました。

そこで彼の建築哲学を知りたくてこのDVDを借りたわけですが...


機能を形にする、というアプローチは
最近の一般的なデザインの志向だと思うのですが、彼は違う。
機能を隠し、映画制作のように建築に物語を持たせ、そこに感動を呼び込む。


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2008年6月24日

Oscar Niemeyer【DVD】

建築デザイン / 人物

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大学の研究室で借りたDVD。

ブラジルが生んだ天才建築家オスカー・ニーマイヤー。
建築といえばアメリカ、ヨーロッパ、そして日本が本場というイメージなのですが、
なぜかブラジルにぽつんと一人、天才が登場したのはどういうことなのだろう。


1907年生まれでなんと現在も101才でご健在というから驚き。
しかも2006年には秘書と結婚したのだというからさらに驚き。
女性好きの彼らしいエピソードではありますが。


彼はブラジルをこよなく愛し、女性をこよなく愛した。
曲線は女性らしさの象徴だ。
だから彼の建築には曲線が多用されている。


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2008年6月22日

サンティアゴ・カラトラバ 神はサイコロを振らない【DVD】

建築デザイン / 人物

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大学の研究室で借りたDVD。

日本ではまだメジャーじゃないのか、
カラトラバに関する本や映像はまだ少ない。

たぶんカラトラバの日本語解説の入った唯一のDVD...なのかな。
単独のDVDではなく、デルファイ研究所から出ている
現代建築家ビデオ/DVDシリーズ」の第35巻にあたります。
1枚22,000円もするというなんとも高価なDVD。
教育用なのかAmazonで検索しても出てきません。


高い学費払ってるんだもの。
こういうところで学校所蔵のライブラリを利用しない手はない。


カラトラバの存在を知って、僕ははじめて構造というものを意識した。
構造が美しさを表現するものである、ということを知った。


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2008年6月20日

Mobile Art【ザハ・ハディド】

建築デザイン

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原宿は国立代々木競技場オリンピックプラザ特設会場で開催されている
シャネルのモバイルアートへ行ってきました。

シャネルというアパレルブランドに興味はなく、
僕のお目当てはザハ・ハディドが設計したという仮説パビリオン。
日本にはザハの建築がない(...よね?)ので本イベントは
彼女の建築を見ることのできるまたとない機会なのです。

本イベントは入場は無料ですが完全予約制で、
事前に指定日時のチケットを予約する必要があります。
けっこう人気があるらしく、行こうと思ったときには
会期一杯のチケットはすでに予約一杯に。

あとは当日予約キャンセル待ちで並ぶしかない。
大学の先のセッションでお世話になった助手の人に誘われて
朝9時から並ぶ予定でしたが寝坊して結局間に合わず。
会場に14時に行くとゲート前に20人ほどの行列が。
せっかくここまで来たのだから、と並ぶことにしました。

1時間ほど待って、ようやくゲートの中に入ることができました。

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2008年6月19日

マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して【DVD】

建築デザイン / 人物

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大学の研究室にはけっこうな数の建築関係のDVDが置いてあります。
ルイス・カーンの建築論を読みはじめたこともあって、
ルイス・カーンのDVDを借りました。

このDVDはドキュメンタリー映画となっていて、
監督はルイス・カーンの息子であるナサニエル・カーン。
内容はルイス・カーンの建築を知る、というよりは
父親の建てた建築を訪れることで父親の実像を知ろう、というもの。

言うなればこの映画は息子の父親の心を知りたい、というエゴのために作られたようなもの。


しかしだからこそ、この映画は僕の心に響く。
家庭を顧みず、仕事に走った男の心中はいかようなものだったのか。
彼を取り憑かせた建築とはどんなものだったのか。


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2008年6月18日

感覚の始源

建築デザイン

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[ソーク研究所](出典:Wikipedia)


...つづいて私はこう考えました。最初の感覚は触覚であったに違いないと。おそらくそれが最初の感覚です。われわれの生殖の全感覚は触覚と関係しています。よりよく触れようと触覚が望んだとき、触覚から視覚が生まれました。見ることは、より正確に触れようとすることにほかならないのです。そしてこう考えました。われわれのなかのこのような力は美しいものであって、それは始源的で、形式のない存在から生じるにもかかわらず、なおも感覚できるものものだと。それはあなたのなかにいまもなお保持されています。(P.3)


ルイス・カーン建築論集を読みはじめました。


自分はカーンの建築をまだ知らない。
しかしほんの数ページを読んだだけで、彼の建築論を信じることができた。
建築の可能性を信じてみたいと思った。


...なぜなら最近の自分の頭の中にある、
自分がデザインしたいもの、デザインで実現したいもの、デザインで表現したいもの。
それらの中枢に「触れる」というテーマが絶えずあったから。


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2008年6月15日

エーロ・サーリネン【穂積信夫】

建築デザイン / 読書

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新住居での生活も慣れてきて、大学のセッションもまだ山場前...
ということでしばらく中断していた読書を再開。

最近はもっぱら建築系の本が多いです。
やっぱ建築が一番やりたいのかな。

建築系の読み物...というとやはりSD選書。
今回はフィンランドの建築家、エーロサーリネン。
著者は実際にエエロ・サーリネンの事務所で働いた経験のあるという穂積信夫氏。


エエロ・サーリネンはアルヴァ・アアルトと同じフィンランド人ですが、
エエロは13歳の時にアメリカに移住しており、
その活動の場はアメリカ中心で作品の多くもアメリカにあります。
アメリカのミッドセンチュリーを代表する建築家、という位置づけみたいです。

意外だったのはあのチャールズ・イームズと親友だったこと。
エーロの息子に彼の名前をつける(イームズ・サーリネン)ほどだったとか。

エーロの父親、エリエル・サーリネンも著名な建築家で、
親子そろって優れた建築家だったようです。
ちなみにエリエル・サーリネンの代表作はヘルシンキの中央駅。
日本の親子建築家、といえば谷口吉郎、谷口吉生の両氏が有名ですよね。


SD選書の写真は小さく、白黒なので様子が分かりにくい、ということで
作品集を探したところ、多摩美八王子の図書館に
建築と都市a+uの1984年4月臨時増刊号で
エーロ・サーリネンを特集したものがあったので借りました。

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大きめカラー写真もさることながら、穂積信夫氏による解説や、
ケヴィン・ローチやシーザー・ペリなどエーロの弟子へのインタビューなど
内容は盛りだくさん。うーんこれは欲しいかも。
が、現在は絶版になっているようで古本屋で探すしかなさそうです。


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2008年6月13日

アイデアからスケッチ2

学業

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水曜は「アイデアからスケッチ」。

先生がチェンジして新しい課題となりました。

前回が二次元スケッチだったのに対し、今回は三次元スケッチ。
立体的にもののデザイン、構成を検討します。

お題は「ガラス玉(ビー玉)を魅力的に見せる」。

スチレンボード、ストロー、ケント紙、竹ひご、針金、凧糸(釣り糸)、紙ねんど、虫ピン
の所定の素材を使用して、
「床に置く」「壁につける」「天井から吊す」という3通りの見せ方で制作。

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イサム・ノグチ彫刻ワークシート

学業

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「かたちのデザイン1」でもそうだったのですが、
「かたちのデザイン2」では月・木と火曜では担当の先生が異なります。

前記事で紹介した「保持するもの」作りは月・木の課題で、
火曜は「デザインの煎じ薬」の著者、武正先生による課題です。
「かたちとデザイン1」ではほぼ座学だったのですが、
今回はれっきとした課題となってました。


それが「イサム・ノグチ彫刻ワークシート」。


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かたちのデザイン2

学業

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第2セッションがはじまりました。

今回は「かたちのデザイン2」。
1年の時に履修した「かたちとデザイン1」の続編にあたります。

「かたちとデザイン1」はこの学校に入って最初の授業、ということもあって、
去年受講した4つのセッションのうち、
もっとも中途半端でもっとも納得のいかないものとして心残りのあるものでした。

リベンジの意味と、プロダクトかスペースかの専攻の考慮の意味で
このセッションを選択したわけですが。

去年「かたちとデザイン1」を担当した先生がこのセッションも担当する...
...はずだったのですが、昨年度でその先生が退任。
客観的にリベンジを評価してくれる先生がいなくなったのは残念ですが、
まあ自分なりに納得できる成果を出したい。


...とまあ意気込んでこのセッションにのぞんだわけですが。

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2008年6月 9日

構造デザイン

建築デザイン

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これ、なんだか分かります?


毎週土曜日、頑張って八王子へ通っています。
ただ1コマの授業を受けるために。

「構造デザイン」という授業なのですがこれが結構面白い。

二次元と三次元の違いは、

 
  「触れるか否か」


...だと思うのです。

そこ介在してくるのが「構造」。
"もの"が三次元として存在するために必要なもの。
それが「構造」なんだと思う。

だから構造に興味があるんだと思う。
カラトラバに興味があるんだと思う。


そう思わせてくれるものを先生が紹介してくれました。


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アイデアからスケッチ1【最終プレゼン】

学業 / ポートフォリオ

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1年生の時は毎週水曜はデザイン概論・デザイン史と座学でした。

2年生では前期は選択実習、後期は専攻ごとの実習になります。
で、前期の選択肢は「写真」「映像」...そして「アイデアからスケッチ」。

第1希望は写真だったのですが希望者多数により抽選漏れで
第2希望の「アイデアからスケッチ」になりました。


...しかし結果的には良かったなって今では思ってます。
この授業が僕には必要だった、ってことかな。


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2008年6月 4日

インテリアデザイン【最終プレゼン】

学業 / ポートフォリオ

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2学年になって最初のセッション、「インテリアデザイン」が無事本日終了しました。

スロースタータな僕は去年も年度最初のセッションはエンジンがかかりきらなかった。
頑張ったといえば頑張ったけど、冒険をせず、無難にまとめた。
...今回もそんな感じ。

インテリアデザインというセッション名にもかかわらず、
自由に外観デザインも決めてよい、というルールだったため、
インテリアデザインにそれほど興味がない僕は...独走した。

本来デザインはクライアントありきのもの。
クライアントがなにを望んでいるのか、それを常に気にしなければならない。
畑違いでも社会人を14年もやってればそんなことは百も承知。


しかしあえて僕は今回自分の表現したいことを優先した。
はたしてそれが良かったのか、悪かったのか。
今の僕にはよく分からない。

でも自分の意志でちゃんと決めたことだから、自分の選択には納得している。

ただ残念なのはそれを講師やクライアントに指摘されたときに、
はっきりと自分の意志をアピールできなかったこと。


ただ、それが悔しい。


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2008年6月 3日

日本建築とデザインの基礎知識 2

読書

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八王子キャンパスへ向かう途中の長津田駅の本屋でみつけたもの。

Amazonで買おうかどうかと躊躇していたところ、
八王子の授業で木造建築の話を聞いたその帰りに衝動的に買ってしまいました。


日本は木造建築王国です。
木という生きた材料を使うその建築はまさに「いきもの」。
悠久の時を越えて生き永らえる不思議ないきもの。

東大寺の大仏殿に伊勢神宮、法隆寺、唐招提寺...

人類がほかの生き物たちの尊厳を汚さず、地球で幸福に生きていくためには、
まず自分たちの住む大地や家についてその最良のあり方を
考えていかなければならないのではないでしょうか...