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2007年9月 アーカイブ

2007年9月29日

シュルレアリスムとは何か 【巌谷国士】

読書

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大学の授業で、先生の薦めにより読んでみました。

授業でダダやシュルレアリスムの存在を知って、
ちょっと興味を持って、本を読んだりしてみたけれど。

活字だといまいちよく分からなかった。
絵画やオブジェなどを見てるのは面白いんだけど。


そんな中、この本は分かりやすかった。
まさにシュルレアリスムの入門書といえるでしょう。

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1年越しの解読

プロダクトデザイン

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1年以上前に買ったパズル積み木

最初の1ピースの外し方が分からず買って半年くらい放置。

家に遊びに来た友達がなんなく1ピース目を外してくれた。
でもその次がまた分からなくてまたまた放置。

気が向いたときに何度かいじってるうちに2ピース目も外れた。
たぶんこのままいじってればどんどん外れていくだろう。


でも。

「全部解体した後、再び元の形に組み上げることができるだろうか。」

その心配が、臆病さが全解体することを躊躇させた。


でも。
ある日突然。

突然全解体してしまった。

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2007年9月28日

椅子のデザイン小史【大広 保行】

プロダクトデザイン / 読書

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今回の腰掛け作りで参考にした本。
実際インスピレーションを得るのに役立ったかどうかは微妙ですが、
デザイン様式の歴史の勉強にはなりました。

以下簡単に古い順に主な様式をピックアップしていきます。


【中世】

フランスのゴシック様式にはじまり、
イタリアのフィレンツェではじまったルネサンス様式、
やがてルネサンスはフランス(ルイ13世様式)へ、
そしてイギリスへ(エリザベス様式)。

そしてルネサンスからジャコビアン様式(イギリス)を経てバロック様式へ。
バロック様式は後期ルネサンスとも言うそうです。
やはりイタリアにはじまり、フランスへ(ルイ14世様式)、
そしてイギリス、アメリカへ(ウィリアム&メリー様式)。

そしてロココ。
これはフランスにはじまりやがてイギリスへ(クィーンアン様式)。


【近代】

まずアーツ&クラフツ運動。
いわずとしれたウィリアム・モリスによるものですね。

そしてアール・ヌーヴォー。
ベルギーにはじまった「新芸術」運動。
ヴァンデ・ヴェルデ、ヘクトル・ギマール、C.R.マッキントッシュなどが有名。

そしてバウハウス。
ドイツのワルター・グロピウスが設立したデザインの学校。
最後の校長はミース・ファン・デル・ローエ。
ほかモヒリ・ナギ、マルセル・ブロイヤーなどが有名。

セセッション(ウィーン分離派)。
1892年、オーストリアではじまった芸術運動。
ウィーン工房を創設したヨーゼフ・ホフマンが有名。

そしてアール・デコ。
1910年から1930年にかけてフランス、アメリカを中心に広まる。
より直線的に、よりシンプルになりましたね。
クライスラービルなどNYの摩天楼群が有名。

ドイツ工作連盟(DWB)
1907年ヘルマン・ムテジウス、ペーター・ベーレンスらにより創設。

デ・スティル
1917年オランダで結成された造形運動グループ。
キュビスムに影響を受けてるそうです。
リートフェルトが有名ですね。

エスプリ・ヌーヴォー(新精神)
ル・コルビュジエと画家オアザンファンらにより創設。
コルビュジエはキュビスムを批判し、ピュリスムを唱える。
ミースもここに分類されてました。

そして時代はモダンデザイン、ニューインターナショナル・デザインへと。


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2007年9月26日

INFOBAR2【深澤直人】

プロダクトデザイン / エレクトロニクス


ケータイWatch:
au design projectの第7弾モデル「INFOBAR 2」

INFOBARから4年。ついにINFOBAR2登場。
デザイナーは前回と同じく深澤直人氏。

コンセプトはほぼそのままに、機能とデザインの融合がより進められたものに。
INFOBARはあまりに直線的すぎてあまり好きじゃなかったけれど、
INFOBAR2ではスティック形状に適度のカーブがつけられててイイ感じ。


au design projectへの不満点は、機能の低さでした。
他のモデルでは搭載されている機能が、なぜかau design projectにはなかった。
デザインを優先するために機能を妥協する。
その姿勢が嫌いでした。


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Don't be chained to Shape, think "Function" !

学業

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第3セッションも中盤にさしかかろうというところ。

自分なりの「腰をかけるもの」の案出しを進めていますが。
この案出しの工程が一番大変で一番大切なのです。
だからこそ僕は自分のテーマを「良いアイデアの出すためのもの、とした。


先生のアドバイスは「形に囚われるな」。
形に囚われていると、アイデアは自ずと制限されてしまう。
全ての形には意味がある。
というよりも意味がある形こそ、後に残っていくもの。
形を考える前に機能を考える。
機能が形を生んでゆく。

しかし言うは易し、行なうは難し。
見えないものを信じることは想像以上に難しい。
この歳の僕でさえいまだに形に囚われるのに、
成人するかしないかの若者に、
先生からそう言われてもたぶんピンと来ないでしょう。
血気盛んな年頃に自分の信じるものに対してあれこれ言われるのは
なんとも面白くないものです。
僕もかつてはそうだった。
面白くないどころか、怒り、その相手を否定した。


でもまあそれでも人はそこから学べる。
自分が反発した意味も、なにが本道かも。

だからやはり若者は好きなようにやればいいと思う。
たとえ賢者に歯向かおうとも、ね。


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2007年9月24日

月暈(つきがさ)【小島有香子】

プロダクトデザイン / 展示・イベント

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(出典:日本工芸会

新日曜美術館で日本伝統工芸展を特集していて、
その受賞作品の1つに釘付けになりました。

高松宮記念賞を受賞した小島有香子さんの「月暈(つきがさ)」。
最年少での受賞だとか。

4枚の黒ガラスと1枚の青ガラスを重ね合わせて接着した後、
削りだして作られた皿なのですが、
光の当たり具合によって色が変るそうです。

イメージは「暈をかぶった月」。
暗い中に青いブルーの環が浮かぶ様はなんとも幻想的。


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2007年9月23日

Glutton is Destroyer of the Earth.

ポートフォリオ

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大食いはアンチ・エコだ。

僕はそう思う。
ただたくさん食べることをアピールするためだけに、
大量の食材を胃の中に流し込む。

大食いの人たちの中には、普段はそんなに食べない人もいるという。
大食い、という仕事のために彼らはたくさん食べている。

まず大食いの人を責める前に、
大食いで生きていける、ということを容認している社会を責めたい。
社会が容認しているから大食いの人が出てくるわけで。


「誰にも迷惑かけてないんだから、別にいいじゃん」
「面白いんだから、それでいいじゃない」
「大食いが環境破壊になるわけがない」

こう言う人もいるでしょう。


でもちょっと考えてほしい。

世界にはその日の食事に困ってる人がたくさんいることを。
食料は無限ではない、ということを。

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2007年9月19日

「不都合な真実」をデザインする - クライアントは地球

環境デザイン / 学業

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今日は特別講演会。めったに行かない講堂で。

パネリストはデザイン学科の4人の教授。

テーマは『「不都合な真実」をデザインする』。
サブタイトルが「クライアントは地球」。


最初にこの大学を訪れたときの悪印象を覆したのが、
ユニークな教授陣たちでした。
中でも、今日のパネリストの一人で、デザインができること、
デザインが地球に対してできること、を気づかせたくれた教授が
僕はとりわけ好きでした。
建築への興味をより深いものにしてくれたのもこの先生でした。


自分たちが住む星を、自分たちが立つ大地を、
人類は自ら汚している。他の生物たちを犠牲にして。

なんの権限があって人間はエゴを振りかざすのか。
どうして自分の住処を自ら破壊するほど人は愚かなのか。


僕たちはまず気づかなければならない。
そして伝えなければならない。

見せかけの不都合に真実を隠してはならない。

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2007年9月16日

"Sitter" - The thing made me sit and think.

学業

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迷いと閃き。
人生はその連続だ。
実際には迷ってる時間のほうが圧倒的に長いけれど。

答えを求めているならば、いずれは与えられるもの。
人間が思いつく疑問には、必ず人間がたどりつける解答がある。
そう信じなきゃ人生やってらんない。


腰をかけるもの

テーマは決まったけれど具体的な形のアイデアが浮かばない...


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2007年9月13日

Green Building

学業

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毎週水曜日の2コマ目はデザイン史の授業です。
前期はル・コルビジェやフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、
ルイス・バラガンなど著名な建築家にスポットをあてたものでしたが、
後期は"都市"という地域にスポットをあてたものになります。

後期初回は「ニューヨーク」。
入学前の旅行を思い出します。

1800年当初6万人程度だったニューヨークもいまや人口800万人超の巨大都市。
(でも東京よりは少なかったんですね...意外。)
その1800年当初より計画的に整備された都市づくりにより、
ニューヨークの街は東西方向にストリート、南北方向にアヴェニューという
通りが碁盤の目状に規則正しく配置されています。
ストリートをアヴェニューは並んでる順に番号が割り振られており、
地図が見やすく、比較的場所の特定がしやすい。
東京などに比べるとずいぶんすっきりした構成になっています。

建物は長方形のブロック内に収まり、道は基本的にどこまでもまっすぐで、
あれだけ高層ビルが立ち並んでいながら空が高い。
また、摩天楼などで有名な高層ビル群は人間の遠近感覚を利用して、
ビルの高さがより高く見えるよう設計されています。
だからニューヨークは都市景観が美しい。
ストリートやアベニューから見る夕焼けがすごくキレイだったのを覚えています。


しかし。
巨大都市化は新たなる局面と問題を迎えつつあります。]


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2007年9月11日

モデュロール【ル・コルビュジエ】

建築デザイン / 読書

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モデュロール 1―建築および機械のすべてに利用し得る調和した尺度についての小論 (1)(SD選書 111)
モデュロール 2―発言は使用者に ル・モデュロール1948年の続編 (2) (SD選書 112)


夏休みのレポートでル・コルビュジエのモデュロールを取り上げました。
それでコルビュジエ自身による著書を読んだわけですが...

...正直難しかった。
書いてあることの何割理解できたんだろう。

僕自身数学が苦手、というのもありますが、
レイモンド・ローウィの「口紅から機関車」でもそうだったように、
時代や、文化背景の異なる人の記述を理解することは
けっこう難しい、ということもあると思う。


ただ、伝わったこともある。
コルビュジエの真面目な性格や、建築や芸術に対する真摯な気持ち。
そういうものは時代を超えて伝わるものなんだな。


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夏休み終了...後期授業スタート!

学業

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アルネ・ヤコブセン×トード・ボーンチェのコラボチェア

夏休みが終わり、今日から後期の授業スタートしました。


どこにも行けず、孤独な夏休みだったのに、
いざ学校がはじまるとなると億劫になってる自分がいます。

やっつけ仕事でレポートも無事提出したのに、
達成感を感じられない。
出力70%でなんでも無難にこなしてしまう悪い癖が出てる気がする。

なにか新しいものを見つけるためには出力120%くらいで
自分の限界を超えるくらいでなきゃなんないのに。


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2007年9月10日

ジャン・オノレ・フラゴナール「ぶらんこ」【ロココ】

アート / 学業

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共通教育科目・現代美術の夏休みの宿題。


「自分の好きな絵画・写真作品を一点選び、
 400字以上で画面の記述、
 および作品の社会的・歴史的背景などの情報を総合し、
 800字以上1200字以内で作品解説を書く」


僕が選んだ作品はロココを代表する画家フラゴナールの「ブランコ」。

一見古典的でアカデミックな作品のように見えるけれど、
この絵の主題をよくよく見てみると、
どちらかといえば現代でいうところの漫画のような通俗性に近い。

...ということは漫画も数百年後には芸術として鑑賞されるようになるのだろうか。



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丹下健三-時代を映した"多面体の巨人"【日経アーキテクチュア】

建築デザイン / 読書 / 人物

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区の図書館で見つけました。
自分が最初に知った建築家は、安藤忠雄さんでした。
その当時からすでに安藤さんは有名になっており、
その出会いは至極当然のものでした。

丹下さんは時代的には安藤さんよりもさらに前の人ですが、
スケール的には安藤さんよりもさらにスゴイ人のようです。

まさに「世界の丹下」なのです。
(いまや安藤さんも「世界の安藤」ですが...)

ただ「丹下」と聞くと、
『あしたのジョー』の「丹下段平」を思い起こしてしまうのは自分だけではないはず...


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2007年9月 7日

MOT常設展

アート

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MOTでは男鹿和雄展以外にも
岡本太郎の「明日の神話」の展示を観るのも目的だったのですが...

MOTの常設展に組み込まれているもので、
男鹿和雄展のチケットで観ることができました。

常設展では写真OKのエリアとNGのエリアがあります。

入ってすぐのエントランスは撮影OK。
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天井からぶら下がっている奇妙な鳥居と、
奥のほうにチェアらしきものが見えます。

近づいてみると...
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倉俣史朗のメタルチェアじゃないですか。
...といってもチェアの展示ではなく、
左右の筒が集音器のようになっていて、いろんな音が聞こえるよー
...というものらしい。
倉俣チェアに初めて座ったのですが、
メタルで硬質な割にはなかなかすわり心地が良い。

撮影NGゾーンは奈良美智、加藤美佳によるガールの絵。
奈良美智の絵は見慣れたものでしたが、
加藤美佳ははじめて。
すごくリアルで写真のような絵に惹きつけられました。

1階会場から3階会場へ上がる途中で、
あの天井からぶら下がっている作品のからくりが明らかに。
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面を境に同じ鳥居が対称に取り付けられてます。
まるで水面に鳥居が反射しているように見えます。
上部から太陽光を当てることでその効果がさらに倍増されててキレイ。
ちなみにスゥ・ドーホーという人の作品です。


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ジブリの絵職人 男鹿和雄展【MOT】

展示・イベント / 人物

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夏休みも残すところあと3日というところで。
どうしてもあともう一つのレポートに集中できない。
テーマはもう決めていて、あとは形にするだけなのに。

家にこもってばかりがよくないんだな、ということで、
集中力を上げるべくジブリの絵職人、男鹿和雄さんの展覧会へ。

...というのは口実で、
9/4-7限定で配布されるポスター目当てだったりするわけで、
朝一で入場するべく出かけたのですが...

ちょうど台風が過ぎ去ろうというところで、行きの段階ではまだ悪天候。
しかしそのおかげで会場はがらがら。
落ち着いてゆっくり見ることができたのでした。


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2007年9月 6日

サイトデザイン一新!

ビジュアルデザイン

Tadaoh Blogのサイトデザイン変更に伴い、
このサイトもデザイン変更しました~

主な変更点はヘッダの画像変更と、3カラム化。
Tadaoh Blog同様タグクラウドもつけました。

どうしてもうまくいかなかったのが、
ヘッダのオレンジの下線の両端に10pxくらいの微妙な空白。
これがどうしてもとることができない~!


ああ、もうすぐ夏休みが終わる~
レポート、レポート~!!!