GIGAZINE
オープンソースで無料のファイル復元ソフト「PhotoRec」
実に1ヶ月ぶりの更新。
大学の夏休みも終わりの頃、東北に小旅行をしました。
デジタル一眼を片手に写真を撮りまくりました。
500枚以上。
途中ちょっとカメラの挙動がおかしくなったのですが、
すぐに直った感じなのでそのまま撮り続けた。
家に帰ってさて、画像をメモリから吸い出そうとしたら...
データが壊れてた。
愕然。
写真を撮るだけでは対象物を理解することにならない。
自分の手で描き留めなければ。
...大学の先生はそういう。
もっともだと思う。
しかし以前はカメラを持つことすらなかった。
一瞬を記録し、形に残すということに無頓着だった。
その頃に較べれば格段の進歩だ。
それにスケッチも徐々にではあるけれど自分の習慣になりつつある。
とにかく、今の僕にとって、カメラに収めた画像はなにより大切なデータってこと。
なんとか復旧できないかと半泣き状態でググって見つけたのが「Photorec」。
GIGAZINEで丁寧に使い方が解説してあり、その通りにやってみると...
...見事復活。
神よ、感謝します_o_
前にも一度こんなことがあった。
そのときはHDDに撮りためた画像が一気にパーになって、救済の術もなかった。
桂離宮や金沢を訪れたときの写真がフイになった。
大切なのは思い出であって、それは頭の中にあるものだ、と人はいう。
しかしどんな大切な思い出も記憶は色褪せ、薄れ、消えてゆく。
生きものとはそういうものだ。
だからすべてを記録できないにしても、記憶を補助するためのツールが人には必要だ。
しかしそのツールはやはり絶対ではない。
この2回の事故でデジタルへの信望を半分捨てた。
ガジェットへの興味も徐々に薄れていった。
デジタルは手軽で便利な一方で、はかなく、脆いものであることを悟った。
いまやデジタルは今の社会になくてはならない存在になっているから、
今さらデジタルを全く関知せずに生きてゆくこともできない。
それになんといってもデジタルの便利さを知るとその魔力からは離れがたくなる。
しかし常に用心していなくてはならない。
常に"Plan B"、いや"Plan C"まで用意していなくてはならない。
携帯用HDDとは別にサーバーストレージサービスにもバックアップを置くようにした。
それでもまだ万全ではないのかもしれない。
デジタルはほどほどに。
僕がスケッチに出会えたことは、ある意味必然なのかもしれない。
...スケッチ力はまだ全然ないけれど。
匿名
デジ一は何使ってるんだ?
tadaoh
ソニーのα100。