Google サーチウィキ

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google_search_pieta.jpg


グーグルにサーチウィキが導入されて、
個人による検索結果のカスタマイズできるようになりました。

ニュースでは概して不評のようですが、僕は良いと思います。
たぶん良く思ってないのはコンテンツの作り手側ではないでしょうか。
同じキーワードによる検索結果の表示ができなくなり、
従来のSEO対策が役立たなくなるから。

しかし検索の本来の目的は「欲しい情報を欲しいときに得られること」。
コンテンツの作り手側の都合よりも、
検索するユーザーの都合が最優先されるべきなのです。

元々形のない情報は同じ内容であっても個人によってその価値は異なる、
という性格がとくに強い傾向にあると思う。
だから検索する人によって検索結果が異なるのは至極当然なのです。

現在はGoogleアカウントを持つユーザーにだけ適用され、
さらに検索結果についても意図的に操作しない限りはカスタマイズされない、
という仕様ですが、個人を判別するためのアカウントは必要としても、
検索の積み重ねにより自動的に結果をカスタマイズするようにしてもらいたい。


自分でブログを持っていると、
たとえ自分のアカウントにしか反映されないにしても、
ついつい自分のコンテンツを上位に持ってきちゃいます。

google_imagesearch.jpg


サーチウィキとは別の機能なのかもしれませんが。

イメージサーチで色の仕分けができるようになっているのにびっくりしました。

例えば、「ピエタ」というキーワードでイメージサーチすると、
通常は上記のようなミケランジェロのピエタ像が上位に表示されます。

検索結果の絞り込みのところにカラー選択ボタンが追加されていて、
例えば「青」を選択すると...

google_imagesearch_blue.jpg

なんと青っぽい画像だけをピックアップ。
青いピエタ像なんてないので、青空の風景や漫画の画像なんかが出てきます。

一方「赤」を選ぶと...

google_imagesearch_red.jpg

やはり漫画か赤バックのピエタ像なんかが出てきます。


情報化社会がどんどん加速してゆく。

でもどんなにこの社会が進化しても、情報そのものの価値はそれほど変わらない。
それの伝わる速さだけが変わるだけ。

本当に大切なものはどんなに時間が経過してもそんなに変わらない、
ということを現代人は忘れてはならないのではないでしょうか。